この記事では「看護師さんのプチ起業に使える10個のビジネスアイデア」について解説しています。
↓今回の記事と連動して音声でも解説をしております。記事と併せてお聞きくださいね!
ちなみに、あなたは
と思って「看護師 起業」で検索したら「訪問看護ステーション」とか「デイサービス」が出てきて、何か思っているのと違う・・・と感じたことはありませんか?
確かに、これらの起業は看護師さんのスキルを活かせますが、起業資金をどうやって用意するか?人員配置をどうするか?とか、ちょっとハードル高いですよね?
というわけで、この記事では
というテーマにこだわった、看護師さんのプチ起業アイデアを10個紹介します。
また、最後には起業アイデアについてとっても大切なことをお伝えします。
これを知らないまま勢いで起業してしまい、思ったように集客ができず、せっかく集めたお客様にも商品・サービスが販売できなくてジリ貧になる・・・といった個人起業家は多いです。
大事なことなので、是非最後まで読んでくださいね!
- 看護師スキルを活かしたプチ起業アイデア10選
- 各アイデアのおすすめ度とその理由
- ビジネスアイデアだけでは起業できない理由
目次
- 1 看護師のためのプチ起業アイデア10選
- 2 アイデア1:心理カウンセラー
- 3 アイデア2:コンサルタント
- 4 アイデア3:キャリアコーチ
- 5 アイデア4:看護師向けのウェルネスリトリート
- 6 アイデア5:看護師の育成コミュニティ運営
- 7 アイデア6:フェムケアサービス
- 8 アイデア7:医療専門のWebライター
- 9 アイデア8: セミナー・研修講師
- 10 アイデア9:ブログ、YouTube
- 11 アイデア10:ヘルスケア商品の開発・販売
- 12 自分の適正に見合ったビジネスモデルは?
- 13 看護師がビジネスアイデアを追いかけても起業できない理由
- 14 看護師のプチ起業に必要なマーケティングとは?
- 15 まとめ:看護師がプチ起業しやすい時代へ
看護師のためのプチ起業アイデア10選
では、早速看護師さんのスキルを活かした起業アイデアを10個ご紹介します。
看護師さんの中には、自分のスキルをもっと活かせる場を求めて、起業に目を向ける方も多いです。
ただ、いざ起業となると
自分に何ができるんだろう・・・
と思ってしまうこともありますよね。
しかし、今やネット環境とPCがあれば、自宅で1人で始められるビジネスが沢山あります。
今回はそんな中から、なるべくスタートのハードルを下げつつ、看護師さんのスキルを最大限に活かす起業のアイデア10選をご紹介したいと思います。
それぞれ、オススメ度も一緒にお伝えしますので、気になるものからチェックしてください。
ビジネスアイデア | オススメ度 |
---|---|
心理カウンセラー | ★★★ |
コンサルタント | ★★★★〜★★★★★ |
キャリアコーチ | ★★★ |
看護師向けウェルネスリトリート | ★★★★ |
看護師の育成コミュニティ(学校)運営 | ★★★ |
フェムケアサービス | ★★★ |
医療専門のWebライター | ★★★ |
セミナー・研修講師 | ★★★〜★★★★ |
ブログ、YouTube運営 | ★★ |
ヘルスケア関連の商品開発・販売 | ★★〜★★★ |
オススメ度の評価基準について
オススメ度は5段階評価、評価基準は以下の項目に沿って判定しています。
アイデア1:心理カウンセラー
オススメ度:★★★
- 起業内容:クライアントの心のケアを行う。
- 看護師が使える強み:信頼性のあるアドバイスが可能。
- ビジネスモデルの特徴:専門プログラムや単発・継続セッションを提供し報酬を頂く。
もし、あなたが看護師として
本当はもっと患者さんと1対1で関わりたいのに、病院やクリニックでは、ほとんど関われないんだよね・・・
と感じているのであれば、心理カウンセラーは良い起業アイデアです。
カウンセリングとは、主に心の領域で使われますが、元々「相談」「助言」という意味を持っています。
参考:厚生労働省「こころもメンテしよう」カウンセリングについて
看護師さんの知識やスキル・信頼感を活かせば、心のケアだけではなく、クライアントの健康について適切な助言を行うことができるでしょう。
他にも似たような手法に「コーチング・コンサルティング・メンタリング」などがあります。
- コーチング:対話を通じてクライアントの新しい可能性や、アイデアを引き出す方法です。
- コンサルティング:専門分野で課題解決の具体的な施策やアドバイスを行う方法です。
- メンタリング:メンター(指導者)がメンティ(指導を受ける人)を支援する人材育成法です。
心理カウンセラーとして起業する方法
心理カウンセラーの具体的な業務は、心理面からクライアントが抱えている課題解決をサポートすることです。
看護師さんとしての人脈を活かして、クリニックや病院と相談しながらケアを行うことも可能ですね。
医療現場との直接的な繋がりを持っていないカウンセラーも多いので、看護師さんとしては大きな差別化をはかるチャンスと言えるでしょう。
カウンセラー起業の注意点
カウンセラーとして起業する場合、注意しなくてはならないのが「クライアントのどんな課題を解決するか?」を明確にすることです。
カウンセラーは自宅で始められる起業方法として、多くの方が興味を持っています。
またYouTubeなどを通じて、既に大きな影響力を持っている方も沢山います。
そんな中で、単に「私はカウンセラーです。私のカウンセリングを受けてください」では、クライアントを獲得することはできないでしょう。
あなたのカウンセリングを受けることで、クライアントにとってどんな良いことがあるのか?を考え、顧客ファーストを徹底する必要があります。
オススメ評価の解説(平均:★★★)
項目 | 評価 | 理由 |
---|---|---|
お金をかけずに始められるか? | ★★★ | 資格が必要ないとは言え、ある程度はカウンセラーとしての知識を学ぶ必要があります。 |
看護師スキルを活かしやすいか? | ★★★★★ | 看護師さんのスキルは、そのままカウンセリングに活かせます。 |
収入になりやすいか? | ★★ | セッション自体の単価は上げづらいため、サービスの提供方法を作り込む必要があります。 |
継続しやすいか? | ★★★ | カウンセラーの需要は大きいため、サービス単価の課題をクリアすれば継続できるお仕事になるでしょう。 |
拡大させやすいか? | ★★ | 属人的になりやすいお仕事のため、組織化するには、かなりの工夫が必要です。 |
↓こんな人はカウンセラーには向いていないかも・・・
アイデア2:コンサルタント
オススメ度:★★★★〜★★★★★
- 起業内容:専門分野のアドバイスを行う。
- 看護師が使える強み:医療分野に関する知識が活用できる。
- ビジネスモデルの特徴:単発・継続のコンサルティングを提供し報酬を頂く。
心理カウンセラーとの大きな違いは「課題解決ができる明確なアドバイス」を行う点です。
心理カウンセラーは、クライアントに安心・安全の場を提供することが非常に重要です。
そのため、アドバイスを一切行わず、クライアントの話を聞くことに徹することもあります。
それに対してコンサルタントは、クライアントの課題解決に徹します。
専門的な知識を活用して、具体的で再現性のあるアドバイスができる知識と能力が必要です。
実際のコンサルティングでは、心理カウンセラーと同じような動きをすることもありますが、根本的に目的と手段が異なります。
コンサルタントとして起業する方法
コンサルタントに大切なのは「クライアントの課題を解決できる能力」です。
だからこそ、プロフェッショナルとしての知識、経験、ノウハウなどを手に入れる必要があります。
とはいえ、完璧な知識を持っている必要はありません。
自分が持っている知識を提供するのに、相応しいクライアントを探せば良いからです。
例えば、1人経営者や、フリーランスの方々は健康管理を重要視していますので「フリーランスのための健康コンサルティング」といったサービスが提供できるかもしれません。
コンサルタント起業の注意点
コンサルタントにはプロフェッショナルな知識が求められるからこそ、自分が何を提供するか?を明確にしておく必要があります。
コンサルティング業界で成功している人は、自分の専門分野を明確に絞っています。
くれぐれも「何でも屋」にならないように注意しておきましょう。
オススメ評価の解説(平均:★★★★〜★★★★★)
項目 | 評価 | 理由 |
---|---|---|
お金をかけずに始められるか? | ★★★★★ | 資格不要のため、知識があればすぐに始めることができます。 |
看護師スキルを活かしやすいか? | ★★★★ | 医療・健康などのジャンルを扱う場合は、そのままスキルを活かすことができます。 |
収入になりやすいか? | ★★★★★ | 解決する課題の大きさによって、サービス単価が上げやすいため、設定次第で大きな収入につながりやすいです。 |
継続しやすいか? | ★★★ | 常に課題解決スキルを磨くことで、継続させることができます。 |
拡大させやすいか? | ★★★★★ | ノウハウの提供方法を仕組み化することで、組織化することもできますし、ある程度は大きな事業にすることも可能です。 |
↓看護師とコンサルタントの相性は?
アイデア3:キャリアコーチ
オススメ度:★★★
- 起業内容:看護師のキャリアパスや転職活動に関するアドバイスとガイダンスの提供。
- 看護師が使える強み:職場のニーズや課題を深く理解しているため、キャリア形成の悩みや不安に対して実践的なアドバイスが可能。
- ビジネスモデルの特徴:個別のコンサルティングやグループセミナー形式での提供。実績を作れば病院や企業とのコラボも考えらえる。
あなたが他の人を指導したり、仕事に関するアドバイスを提供したりするのが好きであれば、キャリアコーチングビジネスも選択肢に入るかもしれません。
キャリアコーチとして起業する方法
具体的には、学生や若手看護師にキャリアに関するアドバイスをしたり、病院や施設などのクライアントと協力して、従業員のキャリアパス計画、面接準備の支援ができます。
現場での経験を持つ医療専門家として、一般的なキャリアや専門的なアドバイスを提供できるだけでなく、クライアントに医療分野の詳細や微妙な違いについて説明できるでしょう。
さらにキャリアコーチとしてビジネスに取り組み、成功を収めると、大学やその他の教育機関に自分のサービスを売り込むことができるかもしれません。
またキャリアコーチの立場をより強化するために、国家資格である「キャリアコンサルタント」を取得するのもアリでしょう。
そうすることで「看護師×キャリアコンサルタント」という、独自性のあるポジションで勝負することができます。
いずれにせよ、看護師を目指す人たちにとって心強い存在となるでしょう。
キャリアコーチ起業の注意点
キャリアに関するコーチング・コンサルティングも非常に人気のある職業です。
「国家資格キャリアコンサルタントWebサイト登録センター」によれば、2023年9月時点でのキャリアコンサルタント登録者数は、70,000人を超えているそうです。
出典:国家資格キャリアコンサルタントWebサイト登録センター
しかし、こういった資格は「取得すれば必ず仕事につながる!」というわけではありません。
カウンセラーと同様に「誰のどんな悩みを解決するか?」が明確でないと、ビジネスとして成立させるのは難しいでしょう。
キャリアコンサルタント以外にも、世の中には様々な資格が存在しますが、資格を取得する場合には注意が必要です。
オススメ評価の解説(平均:★★★)
項目 | 評価 | 理由 |
---|---|---|
お金をかけずに始められるか? | ★★★ | キャリアコンサルタントの資格を取得する場合は、費用がかかります。(コーチングのみなら不要) |
看護師スキルを活かしやすいか? | ★★★★★ | 看護師としての経験が、そのまま活かせます。 |
収入になりやすいか? | ★★ | かなりニッチなモデルなので、サービス提供を工夫する必要があります。 |
継続しやすいか? | ★★★ | 看護師さんというお仕事が無くならない限り、続けることができます。 |
拡大させやすいか? | ★★ | 組織化するのであれば、講座やプログラムなど、様々なサービスを用意する必要があります。 |
↓「コーチングビジネスで稼ぐ方法」をこちらにまとめました。
アイデア4:看護師向けのウェルネスリトリート
オススメ度:★★★★
- 仕事内容:自然など癒しがある場でメンタルケア・栄養学ワークショップの開催など。
- 看護師が使える強み:他の看護師のストレスや問題の理解。
- ビジネスモデルの特徴:リトリートの開催。看護師協会や医療機関との連携を通じて、リトリートの宣伝や協力を得られる可能性がある。またリトリート終了後も、フォローアップセミナーやコーチングを提供することで、持続的な収益を上げる。
看護師向けのウェルネスリトリートは「アイデア5:コミュニティ運営」とも関係のあるアイデアです。
ウェルネスリトリートで起業する方法
リトリートとは日常から離れた場所で、ゆっくり自分と向き合い、深く内省することを意味します。
看護師業務には誰かの命に関わるような、緊急性の高い業務が含まれますよね。
また夜勤など不規則な勤務体系の中で、心身ともにリフレッシュが必要な方も多いはずです。
そんな方々に心から休まる場所や、セルフマネジメント力を高めるような知識を提供することで、看護師活動に対する生きがいを高めてもらいます。
このビジネスモデルを成功させるためには、看護師の実体験や知識を活かし、本当に彼らが求めているリフレッシュやサポートを提供することが鍵となります。
コミュニティ運営と組み合わせることで、サービスに価値を感じてもらうことができれば、看護師同士の繋がりでどんどん口コミが広がるかもしれません。
ウェルネスリトリート起業の注意点
ストレス社会において、人気のあるリトリートですが、1番のポイントは「場所」です。
癒しを感じることができるような、非日常的な空間を演出する必要があります。
そのため、場所を提供してくれたり、プログラムの進行を手伝ってくれるような、協力者を探す必要があるでしょう。
ストレスを抱えた人たちの疲れた心を癒すために、リトリートを開催できる人には是非チャレンジしてほしいですね!
オススメ評価の解説(平均:★★★★)
項目 | 評価 | 理由 |
---|---|---|
お金をかけずに始められるか? | ★★★ | ある程度、リラックスできる場所を使うためにも、初期費用をかける必要がありそうです。 |
看護師スキルを活かしやすいか? | ★★★★★ | 看護師さんのホスピタリティ精神が活かせます。ファシリテーションスキルも身につけると良いでしょう。 |
収入になりやすいか? | ★★★★ | 人が集まるプログラムが開発できれば、広めやすいモデルです。 |
継続しやすいか? | ★★★ | 仕組み化もしやすいため、やりがいという点でも継続できるお仕事です。 |
拡大させやすいか? | ★★★★★ | リトリートを共に盛り上げてくれる仲間を見つけることができれば、大きく拡大することもできます。 |
アイデア5:看護師の育成コミュニティ運営
オススメ度:★★★
- 仕事内容:看護師同士の交流の場を提供し、看護技術・臨床知識のアップデート、キャリア形成のサポートを行う。
- 看護師が使える強み:看護師同士のつながり。実践的な情報共有やサポートが可能。
- ビジネスモデルの特徴:コミュニティに興味を持った方から学費やコース参加料を頂く。他にも様々なビジネスチャンスが生まれる可能性あり。
もしあなたが「沢山の人と交流したり、人と人を繋げるのが好き!」という場合は、コミュニティ運営が向いているかもしれません。
看護師の育成コミュニティで起業する方法
基本的に人は「人が集まっているところ」に集まります。
自分と同じような境遇、経験、悩みを持っている人と繋がりたいですし、楽しそうな場所に行きたい!と考えるからです。
看護師専門のコミュニティや学校を作ることで、現場で使える情報共有を行ったり、面白いイベントを開催することで、コミュニティのファンを増やすことができます。
もちろん参加費用を収益とすることもできますが、人を集めることができれば、そこから派生するビジネスを考えることはいくらでもできます。
例えば看護師の転職を専門とする企業とのコラボレーションなど、コミュニティに興味を持ってくれた外部関係者から、新たなビジネスチャンスが生まれることも考えられます。
人が集まるコミュニティ運営には、様々な可能性があると言えるでしょう。
コミュニティ起業の注意点
コミュニティビジネスを成功させる最大のポイントは「つながりの継続」です。
そもそもコミュニティに所属したい方は、人とのつながりや安心感(所属欲求)を求めている方が多いです。
そのため、運営側はメンバー同士が常につながりを感じていて、所属していることに価値を感じるような施策を打ち出す必要があります。
最近はサブスク(月額制)での収益を期待して、このようなビジネスコミュニティを立ち上げる方は多いですが、繋がりを継続できずに自然解体していくコミュニティも多いです。
ビジネスの収益だけではなく、人との繋がりを大切にしたいという価値観が必要でしょう。
オススメ評価の解説(平均:★★★)
項目 | 評価 | 理由 |
---|---|---|
お金をかけずに始められるか? | ★★★ | 扱うシステムによりますが、SNSやLINEのグループ機能で対応すれば費用を抑えることができます。 |
看護師スキルを活かしやすいか? | ★★★ | 看護師の知識は使えますが、それ以上にコミュニティメンバーを管理する能力が必要です。 |
収入になりやすいか? | ★★★ | 一定数のコミュニティメンバーを集めることができれば、月額制で安定した収入を生み出すことができます。 |
継続しやすいか? | ★ | コミュニティ運営は、発信するコンテンツの質が重要です。そのためハードルは高いと言わざるを得ないでしょう。 |
拡大させやすいか? | ★★★★★ | コミュニティの価値が高まれば、人が人を呼ぶことで、大きな発展が期待できるでしょう。 |
↓「あなたのビジネスを加速させる人脈作り」については、こちらにまとめてあります。
アイデア6:フェムケアサービス
オススメ度:★★★
- 起業内容:女性特有の悩みに対するサービス提供。
- 看護師が使える強み:繊細な悩みを持つクライアントに対して、効果的なコミュニケーションが可能。また代替医療を提供する際の信頼性を高める。
- ビジネスモデルの特徴:生理痛改善、不妊対策、更年期障害の改善など、女性特有の悩みに特化してワークショップやプログラムの提供を行う。
繊細な悩みをもつクライアントに対して、看護師が持つ専門知識は大きな強みとなり得ます。
フェムケア領域で起業する方法
フェムケアサービスの例としては、次のようなものが考えられそうです。
代替医療やマインドフルネスなどは、特に西洋医学で対応できない分野において効果的な概念ですが、場合によってクライアントから信頼を得づらいこともあります。
だからこそ看護師として経験を活かし、信頼を得ることで提供しやすい分野と言えるでしょう。
またフェムケアサービスは個人に向けても提供できますが、繊細な悩みを持った人材を抱える企業に対しても、有効なアプローチができそうです。
多様性を重視して、様々な人材のニーズに応えたいという企業にとって「女性社員の不妊や出産に関する悩み」といった、繊細な課題が取り扱える専門家の存在はとても心強いでしょう。
フェムケアサービスの注意点
取り扱う内容が繊細であるがゆえに、信頼を得るためのバックグラウンドを準備することが大切です。
顧客が納得できる環境を作る必要があるでしょう。
オススメ評価の解説(平均:★★★)
項目 | 評価 | 理由 |
---|---|---|
お金をかけずに始められるか? | ★★★ | コンサルティングのようなスタイルで始めるのなら問題ありませんが、特別な機材や場所を使う場合は相応の費用がかかります。 |
看護師スキルを活かしやすいか? | ★★★★★ | 看護師スキルと共に、資格面での安心感が大きく活かせます。 |
収入になりやすいか? | ★★ | ニッチなモデルなので、サービス単価をいかに上げることができるか?がポイントです。 |
継続しやすいか? | ★★★ | サービスが認知されれば、一定数のお客様がファンになって頂きやすいお仕事です。やりがいもあるでしょう。 |
拡大させやすいか? | ★★ | カウンセラーやキャリアコーチング同様、提供するサービスや体制の仕組み化に工夫が必要です。 |
↓忙しい看護師さんこそ学ぶべき!簡単マーケティング術についてまとめました。
アイデア7:医療専門のWebライター
オススメ度:★★★
- 起業内容:健康や医療に関する記事執筆、病院やクリニックのHPコンテンツ作成など。
- 看護師が使える強み:患者やターゲットの気持ちを汲み取った情報提供が可能。
- ビジネスモデルの特徴:文字単価や制作物に対する成果報酬。特定のニーズにおける専門的な知識を要するため、一般的な記事執筆や編集よりも高めの価格設定が可能。
もしあなたが「人と接するより1人で黙々と書く方が好き!」と思うなら、医学の知識や専門知識を利用して、フリーランスのライターとして活動することもできます。
実際に「医療ライター」「メディカルライター」といったキーワードで、フリーライターや編集者を募集している医療サイト・病院や医療機関は数多くあります。
医療系のライターは専門の知識が必要なため、一般的なライターより文字単価を高く交渉することも可能です。
ライターとして起業する方法
まずは「クラウドワークス」や「indeed」といった媒体から、ライター案件を探してどんどん応募することから始まります。
初心者ライターは、20社応募して1社でも受かればOK!というイメージなので、根気良く受け続ける必要があります。
しかし、ライターは実績重視の世界であり、ライターを探す側も「何を信頼して選ぶべきか?」は慎重に考えています。
だからこそ、一度引き受けたお仕事を通してあなたが信頼されたら、続けて別件の仕事受注に繋がることがよくあります。
実際に成功しているライターには、実績を積んでから「ディレクター(プロジェクト管理を行う人)」という立場で活躍しているケースが多いです。
ディレクターになると求められる仕事は増えますが、同時に報酬とやりがいも格段にUPします。
また専門知識を活かして、編集者(アドバイザー)として自分を売り込むこともできるかもしれません。
ライター起業の注意点
最初のうちは、ライター報酬が1文字0.3円〜0.5円ということもあるでしょう。
例えば、1文字0.5円で5000文字書いたら報酬は2,500円です。
まだ文章を書き慣れないうちは、5000文字の記事を書くのも一苦労だと思います。
すると
頑張って書いたのに、これしか貰えないの?
と感じるかもしれません。
しかし、実績を積むほど確実に頂ける報酬は増えますし、何よりライターは需要も大きく、お仕事の案件も多いので、続けるほど収入が上がります。
そうなる前に心が折れないよう、自分のスキルと報酬が上がることを楽しみながら、コツコツ続けていく心構えが必要ですね。
オススメ評価の解説(平均:★★★)
項目 | 評価 | 理由 |
---|---|---|
お金をかけずに始められるか? | ★★★★ | ライティングスキルが磨ける環境さえあれば、いつでも・どこでも始めることができます。 |
看護師スキルを活かしやすいか? | ★★★★★ | 医療関連に絞る場合は、十分に知識を活用できるでしょう。 |
収入になりやすいか? | ★★ | 最初の文字単価が安い時期を、いかに乗り越えるか?が鍵となります。収入を上げるにはディレクターを目指すのが一般的です。 |
継続しやすいか? | ★★★ | PCがあれば仕事ができるため、収入が安定すれば続けやすいお仕事と言えます。 |
拡大させやすいか? | ★ | ライティングのみでビジネスを大きくするのは、かなりハードルが高いです。 |
↓看護師さんがライターになる際のコツや注意点は、こちらを参考にしてください。
アイデア8: セミナー・研修講師
オススメ度:★★★〜★★★★
- 起業内容:医療関連の知識や技術を教えるセミナーや研修の主催。
- 看護師が使える強み:専門知識を組み合わせることで、高品質な研修が提供可能。
- ビジネスモデルの特徴:一度のセミナーや研修で多くの収入を得ることが可能。オンラインであれば、地域を問わずサービスを提供することもできる。
カウンセラーやコーチが1対1で提供するサービスであれば、セミナーや研修主催は複数に対して行うサービスです。
1番のメリットは、複数人に提供して一度に大きな収入を得られることでしょう。
セミナー・研修講師として起業する方法
セミナー講師には特別な資格は必要ありませんので、専門性のある知識があれば、いまこの瞬間から「セミナー講師」を名乗ることができます。
また、看護師さんは資格の信頼性から、行政や企業に対して研修を提供することもできます。
行政や企業とのお仕事は、個人相手より安定した収入が得られることが多いです。
その代わり、相手側からは「肩書き・実績・専門性」などを重視される傾向にありますが、看護師さんの場合は肩書きや実績が活かせますね。
行政や企業との関わりを持っておくと、世間一般に対する信頼が得やすくなりますので、ブランド構築の戦略としても行うこともできるでしょう。
もしハードルが高いと感じる場合は、企業研修専門の会社に講師として登録し、お仕事を頂きながら実績を積むという方法も可能です。
セミナー・研修講師起業の注意点
資格が必要ないことは1つのメリットですが、誰でもセミナー講師を名乗れるからこそ、怪しいと思われることも多々あります。
そのため世間から信頼を得るためには「どうして講師ができるのか?」という、明確なバックグラウンドがとても重要なのです。
特に企業研修の場合は実績が重視されるので、自分自身のブランドをしっかり構築する必要があるでしょう。
その点において、看護師さんの資格はとても強力なツールとなってくれます。
僕も講師業を始めたばかりの頃は、周りからすごく怪しまれた経験があります・・・資格をうまく使って確実にブランディングを行いましょう!
オススメ評価の解説(平均:★★★〜★★★★)
項目 | 評価 | 理由 |
---|---|---|
お金をかけずに始められるか? | ★★★★★ | 提供できる知識と場所(オンラインでも可)さえあれば、すぐにでも始めることができます。 |
看護師スキルを活かしやすいか? | ★★★ | 看護師さんとしての経験は十分に活かせますが、加えてプレゼンスキルを身につける必要があります。 |
収入になりやすいか? | ★★★★ | 人を集められる集客力があれば、大きなレバレッジをかけることができます。(研修講師の場合は経験と営業力が必要) |
継続しやすいか? | ★★ | 講師業はそれ単体で継続させるというより、コンサルティングやコーチング等のサービスと組み合わせて行うのが一般的です。 |
拡大させやすいか? | ★★★ | 将来的にサービスのバリエーションを増やすことができれば、拡大させることも可能でしょう。 |
↓セミナー、研修講師として怪しまれずにデビューする具体的な方法はこちらをチェック!
アイデア9:ブログ、YouTube
オススメ度:★★
- 起業内容:医療や健康に関する情報を発信するブログや、YouTubeチャンネルの運営。
- 看護師が使える強み:実務経験をもとにしたリアルな情報やアドバイスが提供できる。
- ビジネスモデルの特徴:広告収入やアフィリエイト、オンライン講座の販売など。
ブログやYouTubeを使って広告収入を得る方法も、看護師さんの起業アイデアとして始めやすいモデルです。
仕組みづくりにある程度時間がかかりますが、機能し始めると自分が動かなくても自動的に収益が上がるようになります。
ブロガー、YouTuberとして起業する方法
日本では、主に広告収入を目的としてブログ・YouTubeを始める方が多いです。
その場合、ブログならGoogleアドセンスや、ASPなどを通じて収益化するのが一般的でしょう。
Googleアドセンスは、ブログ内の広告がクリックされた回数に応じて、サイトの管理者に報酬が支払われる仕組みを指します。
ASPとは、アフィリエイトサービスプロバイダー(Affiliate Service Provider)の略で、広告主とアフィリエイターを仲介する企業のことです。
参考:Googleアドセンス
YouTubeの場合は、登録者数や再生時間、視聴回数などの特定の条件を満たすことで、報酬が支払われます。
参考:YouTubeヘルプ「YouTube で収益を得るには」
いずれも読者や視聴者に求められる、上質なコンテンツを生み出す必要がありますね。
ブロガー、YouTuber起業の注意点
ブロガー、YouTuberと聞くと、広告収入をメインにしている方が圧倒的に多いです。
しかし、広告収入を得るためには、仕組みを作るためにかなりの期間(1年以上)を見込む必要があります。
また、現在ではステマ規制と呼ばれるアフィリエイトを対象とした規制が始まったりなど、徐々に広告収入周りの環境が変化しています。
参考:消費者庁「令和5年10月1日からステルスマーケティングは景品表示法違反となります。」
ではブログやYouTubeを、ビジネスで使うことは難しいのでしょうか?
答えは「NO!」です。
少し考え方を変えれば、ブログやYouTubeを「集客ツール」として使うこともできるからです。
例えば、あなたのコンテンツに集まったファンに対してカウンセリングを提供するなど、ビジネスモデルを組み合わせることで、より大きな収益を生み出すことも可能ですね。
オススメ評価の解説(平均:★★)※アフィリエイトの場合
項目 | 評価 | 理由 |
---|---|---|
お金をかけずに始められるか? | ★★★★ | ブログならワードプレスなど、YouTubeならカメラなどの撮影環境があれば始めることができます。 |
看護師スキルを活かしやすいか? | ★★ | コンテンツとして看護師スキルを活かすことはできますが、それ以上に影響力を高めるための様々な知識が必要です。 |
収入になりやすいか? | ★ | 収入が発生するまでには、かなりの期間が必要でしょう。アクセス数や登録者数などが増えれば大きな収入も期待できます。 |
継続しやすいか? | ★ | 継続して発信するために、コツコツと地道な作業が必要です。 |
拡大させやすいか? | ★★ | 収入次第ではチームを作って取り組むことも可能です。 |
↓アフィリエイトに頼らないブログの稼ぎ方については、以下でまとめています。
アイデア10:ヘルスケア商品の開発・販売
オススメ度:★★〜★★★
- 起業内容:健康・介護関連の商品の開発や販売を行う。
- 看護師が使える強み:業務内で感じたニーズや課題を商品にフィードバックできる。
- ビジネスモデルの特徴:商品販売からの収益。オンラインショップや卸売りとしての販売戦略を組み合わせることで、幅広い収入源を確保。
もしあなたがカウンセラーやライターのように、自分自身の知識やスキルを販売するのではなく、特定の商品を販売したいと思ったら、この方法を検討するものアリでしょう。
商品開発・販売で起業する方法
ヘルスケア商品の開発・販売には、大きく分けて以下の2通りの方法があります。
- D2C
- 既成商品を仕入れて販売する
おすすめは「②既成商品を仕入れて販売する」ですが、それぞれ解説しておきます。
①D2C
1つ目は「D2C」と呼ばれる方法です。
「Direct to Consumer」の略で、企業が仲介業者を介さず、自社サイト(ECサイト)で顧客に直接自社製品を販売する方式のこと。
自社商品の開発に時間がかかりますが、軌道に乗れば長期的に利益を得ることも可能です。
商品開発を行う場合、工場に独自の製品開発を依頼するのが主な方法です。
もしくは、既に開発を進めているチームにアドバイザーとして参加したり、メーカーに自分のアイデアを持ち込むこともできるでしょう。
しかし、いずれにせよ環境を整えるまでに様々な場所へ出向く必要があるため、続けられるだけの資金と情熱が必要です。
②既成商品を仕入れて販売する
本ブログではこちらの、自社開発をせずに既成商品を仕入れて販売する方法をオススメします。
メーカーや業者とのつながりが必要ですが、交渉次第では「自分の商品やサービスがなくても」ビジネスが始められる方法です。
既製品の販売に関しては、まず商品の仕入れルートを確保する必要がありますが、仕入れさえ出来れば販売方法はいくつかあります。
以下に代表的な方法を、いくつかご紹介しておきます。
メルカリで販売する
許認可を得ている製品であれば、メルカリで販売が可能です。
またメルカリ内には自分専門のショップを作ることもできますので、組み合わせることで販路を拡大できます。(参考:メルカリショップスとは何ですか?)
フリマサイトなどを利用する際は、販売ルールをしっかり守る必要があります。
Amazonで出店する
個人でもAmazonを使って、自分のショップを持つことができます。
メルカリと同じく出品規制もありますが、ルールを守れば大きな販路となるでしょう。
Shopifyで販売サイトを作る
また最近ではShopifyなど、簡単に専門のオンラインショップページを作ることができるツールもあります。
サイトを育てるためには専門知識も必要ですが、ブログと同様に仕組みが出来れば非常に強力な収入源となります。
仕入れルートのアイデア
通常は商品仕入れ〜販売という流れが普通ですが、メーカーと代理店契約を結ぶことができれば、在庫を抱えることなく活動することもできるでしょう。(注文が入ったら取り寄せるスタイル)
他にも、例えばカウンセリングビジネスと組み合わせて、クライアントにサービスの一環として商品提供することもできますね。
いずれにせよ、ここでも看護師などの資格が信頼を生み出すきっかけとなるでしょう。
商品開発・販売の注意点
商品開発・販売の主な注意点は以下の3つです。
1.長期的に取り組む
特に開発を行う場合は、かなりの時間を要するため、長期間でスケジュールを組む必要があります。
既成商品を仕入れる場合も、販路によってはルールがあるため、各プラットフォームに則った販売を心がける必要があるでしょう。
2.販売後の対応
商品を販売した後の発送方法について
細かなルールを考える必要があります。
3.お金の管理
小売業は薄利多売がメインとなるため、資金管理を徹底する必要があります。
例えば在庫切れなどを起こした時点で、お金の流れはすぐに途絶えます。
すると利益は出ているのに支払いができない・・・といったトラブルが起きやすいのです。
販売する商品が増えると、1点あたりの送料も馬鹿になりません。
1円単位でコスト削減を行うのが、小売業で利益を出す最大のポイントでしょう。
僕がAmazonやメルカリを使って販売をしていた頃は、資金管理がうまくいかず、利益は出ていたのに大失敗したことがあります(泣)
オススメ評価の解説(平均:★★〜★★★)
項目 | 評価 | 理由 |
---|---|---|
お金をかけずに始められるか? | ★ | 開発や仕入れなど、商品を準備するための資金が必要です。 |
看護師スキルを活かしやすいか? | ★★★ | 医療や健康に関する専門知識を活かせば、ニーズリサーチに有利に働くでしょう。 |
収入になりやすいか? | ★★ | 開発なのか?仕入れ販売なのか?のスタイルによりますが、商品が売れ始めるまでが大きな障壁となります。 |
継続しやすいか? | ★★ | 商品が売れれば収入は安定しますが、トレンドは変わるため、新たな商品を常に開発・見つける必要があります。 |
拡大させやすいか? | ★★★★★ | 仕組み化しやすいモデルのため、軌道に乗れば、大きな事業にすることができます。 |
↓副業で物販を始めるなら、これ注意しておいてください。
以上が看護師さんが自分のスキルを活かして、1人でも始めることができるプチ起業アイデア10選でした。
自分の適正に見合ったビジネスモデルは?
ちなみに、ビジネスモデルを選ぶポイントは「ご自身の特性に見合った方法を選ぶこと」です。
もし、あなたが人と話すより書くことが得意という場合は、ブログやライターが向いているかもしれませんし、話すこと好きなのであればYouTubeが良いかもしれません。
1つの分野を研究をするのが好きなのであれば、講師やフェムケアが向いているかもしれませんし、人とのつながりが大事なのであれば、コミュニティやリトリート運営が向いているでしょう。
是非、自分の得意な分野を選択してくださいね。
↓自分がどんなビジネスに向いているのか?を知りたい場合はこちらをチェック
また、今回ご紹介したアイデア以外にも、まだまだビジネスアイデアは沢山あります。
例えば「Peatix」のようなイベント集客サイトで「看護師」と検索してみましょう。
画像:Peatix
実際、多くの看護師さんがコンテンツを発信していますので、どんな切り口で、どんなニーズにアプローチしているのか?リサーチすることができます。
看護師がビジネスアイデアを追いかけても起業できない理由
さて、ここまで看護師さんのスキルを活かしたビジネスアイデアをお伝えしました。
ここで1つ、重要な結論をお伝えします。
それは「いくらアイデアを集めても、ビジネスを始めることはできない」という事実です。
なぜなら・・・
ビジネスを成功させるのは、何か特別なアイデアではなく「マーケティング」だからです。
マーケティングとは
- どんな商品を扱うのか?
- 誰に届けるのか?
- どうやってお客さんに商品を知ってもらうのか?
- 必要な媒体は何か?(ブログ、SNS、YouTube、広告)
- お客さんがどんなプロセスを経て商品を見つけてくれるのか?
といった、ビジネスで収益を得るための具体的な行動のことです。
このマーケティングを知らない限りは、いくら最高のビジネスアイデアを考えたとしても意味がありません。
だからこそ、ビジネスアイデアそのものが、起業を成功させる重要なポイントにはならないのです。
とは言え、いきなりマーケティングと言われても想像できないかもしれないので、具体的なステップをお伝えしておきます。
看護師のプチ起業に必要なマーケティングとは?
マーケティングって、具体的に何をすれば良いのでしょうか?
という疑問にお応えすべく、最後に「起業アイデアを現実化させる、マーケティングの全体像」もお伝えしますね。
これだけ知っておけば、起業1年目から成果を出すことも十分に可能でしょう。
ちなみにこれから1人で起業するのであれば
- SNS
- ブログ
- メルマガ or LINE
の3つは必須だと覚えておいて下さい。
あなたのことをより多くの方に知ってもらい、ファンになってもらうために絶対に必要なツールです。
今回はそれを前提に、看護師さんが起業して、収益を得るまでの15ステップをお伝えしておきます。
看護師が起業アイデアを現実にするまでの15ステップ
自己分析を行う
まずは自分の「強み・弱み・知識・スキル・経験」などをしっかり理解しましょう!
自分の得意な分野で起業することがとても重要です。興味のある業界を見つけてください。
ニーズをリサーチする
自分のことが分かったら、次はお客さんのことを知る必要があります。
興味のある業界で、お客さんが何に困っているか?を徹底的に調査してください。
単に好きなこと・やりたいことだけでは、ビジネスはうまくいきません。
ライバルをリサーチする
お客さんの困っていることが分かったら、その業界で既に活躍しているライバルを探します。
Webで探しても良いですが、個人ビジネスの場合はSNSで検索することをオススメします。
もしピンとくる人がいたら、その人の発信している情報(メルマガやLINE)などをチェックしましょう。
最初のうちは、商品をゼロから作るのではなく、すでにうまくいっているライバルを参考にすることがポイントです。
モニターを集める(無料でOK)
ある程度の情報が集まったら、次に無料で良いので、商品テストに協力してくれるモニターを探します。
なぜなら、ビジネスにおける答えはお客さんしか持っていないからです。
だからこそ、モニターから商品に対するリアルなフィードバックを得ながら、実績を作っていきます。
ペルソナを設定する
ペルソナとは、あなたの理想のお客さんの人物像です。
モニターを通じて、自分の商品に相応しい人を設定します。
年齢や性別はもちろん、住んでいる場所、仕事、趣味、普段の習慣や行動などをイメージしましょう。
コンセプトを作る
コンセプトとは、ビジネスの一貫した方向性で「誰が?何で?どうなる?」を表したものです。
ペルソナと共にコンセプトを決めることで、理想のお客さんにアプローチができます。
ブログを作る
ブログを作って、SNSと共にあなたの持っている知識を発信しましょう!ブログ自体は10分で作ることができます。
まずは記事を書く
ブログを作ったら早速記事を書きます。AIを使いながら、決まった流れで書くとすごくラクですよ。
記事をSNSでシェアする
書いた記事はSNSでシェアして、1人でも多くの人に見てもらいましょう。少しでも読者がいるとモチベーションがあがります。
反応を分析する
記事は書いて終わり・・・ではありません。何人くらいの人が、どのくらいの時間読んでくれたか?などを分析して今後の記事に活かします。
いまの最高の記事を書く
手始めに1〜2本の記事を書いたら、今書ける最高の記事を1本書きます。記事の内容や文字数、情報調査にもこだわりましょう。
メルマガ・LINEでリストを集める
最高の記事が書けたら、メルマガ・LINE(できれば両方)の登録フォームを記事に貼って、再度SNSで告知します。これを繰り返すことで、少しずつメルマガ読者も増えていきます。
メルマガ・LINEで無料相談を受ける
最初はとにかく「無料相談」を行う機会を増やしてください。
ここは時間との勝負ですが、できる限り沢山の人と接し、そんな中から理想のお客さんに適切な商品案内をしていきます。
商品を有料で販売する
無料相談に来てくださった方に、有料の商品を案内します。
最初は安くても良いですが、安すぎると質が低く見えるの注意してください。(実績と共に徐々に価格は上げます)
商品を買ってくれた方を全力サポート!
自分の持っている知識・スキル・経験を全て使って、お客さんが実績を出すサポートを行います。
ポイントは「とにかく手を抜かずに全力でやり切ること」です。
自分のできることを全て出し切ることを、安くて超大盛りの人気定食屋にちなんで「メガ盛り理論」と呼びます。
以上のステップを踏むことで、ビジネスからの収益を生み出すことができるようになります。
↓看護師さんの起業を成功させる15ステップをもっと詳しく解説しました。
ビジネスにマーケティングは絶対に必要です。
ただ、とは言えこの15ステップが難しいと感じたら、まずはSTEP1の「自己分析」から始めてください。
自分のことをほとんど知らないまま、ビジネスを始めることは、何も着ないまま雪山に登るのと一緒です・・・。
起業は最初の一歩が大きな壁になりやすいですが、自己理解を深めたことで希望を見出し、少しずつでも着実に進んでいる人がいます。
↓自分の強みを活かす最強マーケティング
まとめ:看護師がプチ起業しやすい時代へ
さて、今回は「看護さんが自分のスキルを活かして、1人で始められるプチ起業アイデア」について解説しました。
起業は確かに簡単ではありませんが、とはいえ不可能ではありません。
むしろ、SNSで情報が拡散できますし、AIの発達でブログも書きやすくなったり、色んなことが時短で出来るようになりました。
そういった意味で、この数年で個人が最も成功しやすい時代になったと言えます。
看護師さんの場合は、資格・スキル・経験という点で他の人より既に有利なので、是非活かして欲しいですね。
そうすれば、今より更に多くの人たちを助けることが出来るはずです。
では、最後までお読み頂きありがとうございました!明日もあなたのビジネスが優しさで溢れますように!
このブログの内容が気に入ったら、是非ブックマークをお願いいたします!
また、今後の講座運営の参考になりますので、気づきや感想をコメント欄に書いて頂けるととても嬉しいです。
トモさん/岩下 知史(イワシタ トモフミ)
看護師などの資格業向けに「資格スキル×才能×コンテンツを使って年商1,000万ビジネスを作る方法」を発信中。人を支援するスキルを持った人が、自己犠牲ではない本当の「支援力」を身につけるサポートを行う。
【顧客実績】経験ゼロ→副業3カ月で15万の案件獲得、最高月商15万→2ヶ月で100万達成、1回のプロモーションで売上1,000万円達成など。好きなものはギターと娘。
起業に興味あるけど、看護師に向いてるジャンルって何?