売れる商品を生む効果的なマーケティングリサーチ方法とは?

売れる商品を作るためのマーケティングリサーチ

この記事では「売れる商品をつくるための、マーケティングリサーチ」についてお伝えします。

「売れる商品」を作るためには、当然どのような商品やサービスが求められているのか?

ターゲットとなる顧客層は何を望んでいるのか?をしっかりと把握する必要があります。

相談者さん

これから起業したいんですが、売れる商品ってどうやって作るの?

と思ったら、ぜひ続きをお読みください。

この記事で分かること

・売れる商品のポイントについて
・売れる商品を作るために、具体的で効果的なリサーチ方法
・リサーチで注意したい点

この記事を書いた人
スモールビジネス構築の専門家:岩下知史

会社員時代に躁鬱病を経験〜独立後は物販・コーチング・ライティングで売上1,000万〜2,500万円のスモールビジネスを複数立ち上げ。
これまで1,000人以上の起業家、個人事業主に研修・コーチング・コンサルティングを提供。

→詳しいプロフィールはこちらから

岩下

マーケティングリサーチの基本的な考え方や手法、注意しておきたいポイントについて一緒に学んでいきましょう!

なぜマーケティングリサーチが必要なのか?

ビジネスは、どれだけ好きなことで・素晴らしいことをしていても、あなたの商品やサービスを求めている人がいなくては意味がありません。

また新しい商品やサービスの開発には、時間と労力がかかる一方で、市場がそれを受け入れるかどうかは未知数です。

このような状況でビジネスを成功させるためには、できるだけリスクを最小化し、確実にニーズに応える商品やサービスを提供することが求められます。

そのための避けて通れないのが「マーケティングリサーチ」です。

マーケティングリサーチの必要性

リスクを最小化するため

マーケティングリサーチを実施することで、市場の動向、競合他社の動き、ターゲットとなるユーザーの実際のニーズや要望など、様々な情報を事前に収集することができます。

これにより、商品やサービスの開発方針を見直したり、マーケティング戦略を調整することが可能となります。

つまり、リサーチを行うことで、無駄な投資を避け、成功確率を高めることができるというわけです。

ユーザーのニーズを把握

看護師・薬剤師・介護士としての経験は、ビジネスを行う上でとても大きなアドバンテージとなりますが、それだけでは十分ではありません。

マーケティングリサーチを通じて、ユーザーの声を直接聞いて、現場の実態や具体的な要望、潜在的なニーズなど、さらに詳細な情報を収集する必要があります。

これにより、真にユーザーが求める商品やサービスを開発するための具体的なヒントを得ることができます。

では、そもそも売れる商品と、売れない商品の違いは何でしょうか?具体的なポイントを押さえることで、リサーチの精度を上げていきましょう。

売れる商品と売れない商品の違い

一言で「売れる商品」とは言っても、何が大切なのでしょうか?一体どうすれば「売れる商品」を開発できるのでしょうか?

売れる商品と、売れない商品の根本的な違いを、5つの視点から比較してみます。

1. ユーザーニーズの理解

  • 売れる商品
    対象となるユーザーのニーズを深く理解し、それに合わせた商品やサービスを提供しています。売れる商品は、ユーザーの悩みや要望に忠実に応えられる商品です。
  • 売れない商品
    ユーザーの実際のニーズとは異なる、または浅い理解のもとで作られている商品・サービスです。自分がやりたいから、何となく流行ってるから、インフルエンサーが言ってたから・・・といった理由だけでは商品は売れません。

2. 品質と価格のバランス

  • 売れる商品
    価格に見合った適切な品質・価値があります。どれだけ価格が高くても、その品質や価値を見出せれば、ユーザーは購入を検討します。
  • 売れない商品
    価格と品質のバランスが取れていません。高価で品質が伴わない、または低価格でも品質が劣ると感じられる場合、ユーザーの信頼を失います。

3. 違いが明確

  • 売れる商品
    競合商品との差別化が明確で、独自の特徴や価値を持っています。この商品だからこそ〇〇できる」という独自性が、商品を選ぶ理由となります。
  • 売れない商品
    他の商品と似たり寄ったりで、決め手にかけます。仮にユーザーの選択肢に入ったとして、より独自性を感じる方へ流れてしまうでしょう。

4. マーケティング

  • 売れる商品
    効果的なマーケティング戦略とプロモーションが行われ、ターゲットとなる消費者に適切にアプローチされています。
  • 売れない商品
    不十分なマーケティングや誤ったプロモーション方法により、商品の魅力が十分に伝わっていません。

5. アフターサポートと信頼性

  • 売れる商品
    購入後のサポートや対応が充実しており、消費者からの信頼を獲得しています。こういった信頼は口コミとして、更に新しい顧客を引き寄せます。
  • 売れない商品
    不十分なアフターサポートや商品の不具合に対する対応の遅さなどが問題視される場合、一時的な売上はあるかもしれませんが、長期的な信頼を失う可能性があります。

これらをまとめると、売れる商品とは・・・

売れる商品のポイント
  • ニーズに忠実である
  • 納得できる価格である
  • 独自性がある
  • 適切なマーケティングがされている
  • 信頼できるサポート体制がある

です。

売れる商品を作るための最重要ポイント!

売れる商品の要素は理解できたでしょうか?

でも、正直・・・

相談者さん

そんな商品、ホントに作れるの?

と思ったのではないでしょうか?

確かに、これから起業を考えている人が、いきなりこの全てを兼ね備えた商品を作るのは難しいでしょう。

なので、ここでは売れる商品づくりの要点を「ニーズに忠実である」だけに絞っておきます。

なぜならニーズからズレると、商品・サービスを試してもうこともできず、その後の改善が何一つできないからです。

逆に言えば、極端な話、ニーズさえあれば商品・サービスをすぐに提供することも可能なんです。

具体例を見てみましょう。

ニーズが優先されるシチュエーション

例えば、あなたの身近に

お友達

最近、体重が増え過ぎて困ってるのよ・・・でもジムとかいきたくない

という方がいたとして・・・

あなた

じゃあ、運動しなくても痩せられて、美味しく食べられる食事メニュー考えてあげようか?

という提案ができたらどうでしょうか?すぐにでも「お願い!」となる可能性は高いですよね。

大事なのは、まずこの「提供できる状態をつくること」で、他の4つは以下のように、商品・サービス提供後でも対応ができます。

商品・サービス提供後でも対応ができる理由
・納得できる価格である:提供をしながらどの価格帯が良いか?見極めれば良いから。
・独自性がある:動く中で少しずつ、自分の強みが見えてくるから。
・適切なマーケティングがされている:ある程度の知識がないと判断できないので、少しずつ覚えていけば良いから。
・信頼できるサポート体制がある:顧客アンケートで必要なサポートを確認すればOK!

岩下

とにかく最初は、ニーズをしっかりおさえることで、成功の確率を大きく上げることができます!

マーケティングリサーチの具体的な方法は?

新しい商品やサービスの成功を追求するには、適切なマーケティングリサーチが不可欠であることは理解できたと思います。

特に、個人ビジネスにおいては、ターゲットの深い悩みに注目する必要があります。

となると、表面的なリサーチだけでは顧客の本当の悩みにたどり着けないことも多いでしょう。

では、具体的にどのようなリサーチ方法を選択すればいいのでしょうか?

ここで売れる商品をつくるために、特に効果的なリサーチ方法を紹介します。

1.アンケート調査

忙しい日常の中で手軽にリサーチしたい!と思ったら、オンラインアンケートは効果的です。

Googleフォームなら、Googleアカウントを持っていれば無料で使えるのでおすすめです。

Googleフォームのページへ

マーケティングリサーチ方法:Googleフォーム
アンケートのメリット・デメリット

メリット:多くの人々に手軽にアクセス可能。回答の収集や分析が迅速。
デメリット:調査の深度が浅くなり、回答の質が低下するリスクあり。

2.個別インタビューを行う

実際に想定される顧客像(ペルソナ)に近い方に、直接インタビューを行うことで、リアルな意見や反応を直接得られる方法です。

ZOOMを使えば、時間と場所を問わず、簡単に行うことができますね。

インタビューのメリット・デメリット

メリット:現場の実態やユーザーの生の声を直接捉えることが可能。
デメリット:時間と労力がかかる。そもそも参加者を見つけるのが難しい場合もあり。

3.Webを使った競合分析

市場に存在する競合商品やサービスの分析も、非常に重要なリサーチ方法です。

これにより、自社の商品が市場でどのような位置づけになるのか、どのような差別化を図るべきかが明確になります。

Webリサーチのメリット・デメリット

メリット:自社の強みや弱みを明確に認識できる。市場のトレンドや動向を把握可能。
デメリット:情報が古くなる速度が速く、定期的な更新が必要。どんな情報に注目するか?ある程度リサーチスキルも必要。

Webを使う場合、具体的な方法はいくつかありますのでご紹介しておきます。

1.競合のホームページを見る

あなたがこれから参入する市場で、すでに活躍している人や会社のホームページからリサーチする方法です。

自分のライバルが分かっている場合は、この方法が最も簡単です。

特に以下のポイントをチェックしてみてください。

競合のHPでチェックしたいポイント

・商品やサービスの内容
・実績やお客さまの声
・運営者のプロフィールや、企業の理念

これらの情報から、考えるべきポイントは以下の通りです。

考えるべきポイント

・顧客はどんな悩みを抱えていそうか?
・どうやってその悩みを解消しているのか?
・選ばれている魅力的なポイントは?
・顧客が喜んでいそうなことは?
・商品、サービスがカバーできていない部分があるとしたら何?

Googleなどでリサーチをする時の注意点
Googleはユーザーのこれまでの検索履歴などから、検索意図に沿った結果を表示するため、「シークレットウィンドウ」(履歴が残らない検索)を使うようにしましょう。

Googleでマーケティングリサーチを行う時の注意

↓「競合分析の具体的なやり方」について、初心者向けに解説しました。

【初心者向け】マーケティングの競合分析フレームワークを学ぼう!簡単3ステップで理解する方法

2.Yahoo!知恵袋などで悩みを知る

みんながどんな悩みを持っているのか?を直接知ることができる方法です。

試しに質問検索で「職場 ストレス」で調べてみます。

Yahoo!知恵袋のページへ

マーケティングリサーチ方法:Yahoo!知恵袋

最初は広告が並ぶことが多いので、それより下が実際に投稿されている質問です。

Yahoo!知恵袋は、日常的でリアルな悩みに関する質問が多いため、より深いニーズを知る便利な方法です。

3.Amazonなどで書籍タイトルを眺めてみる

続いてはAmazonの売れ筋ランキング(本)を使ったリサーチ方法です。

楽天ブックスが調査したアンケートによると、第2位が「タイトルに興味があったから(54.8 %)」だったそうです。

だからこそ、本のタイトルは世の中のニーズが盛り込まれていると言えます。

では、実際にリサーチしてみましょう。

STEP

Amazonの本ランキングページを開いて、カテゴリーを選ぶ

今回ジャンルは「ビジネス」で調べてみます。※リサーチ:2023.9.18

Amazon本ランキングTOP
STEP

タイトルのキーワードを見ながら、ニーズを予測してみる

出てきた本のタイトルから、どんなニーズやトレンドなのか?を予測します。

ビジネス本売れ筋ランキング

この画面には、売れる要素が沢山詰まっているはずです。

まず、ビジネスにおける3大ニーズは「人間関係・健康・お金」と言われていますが、パッと見ても、その3つが強いのが分かりますね。

STEP

それぞれのタイトルを詳しく確認する

では、1位と2位の中身を見てみましょう。

世界の一流は「雑談」で何を話しているのか?

この本のタイトルからは、こんなことが読み取れるかもしれません。

予測できそうなことの例

・「人間関係」を円滑にしたい(コミュニケーション)
・多様性の時代に「異文化の価値観」に触れたい(リーダー・意識が高い)
・「孤独感」を感じている人が増えている?(安心を得たい)

続いて2位の本はどうでしょう?

最高の体調
予測の例

・お金やビジネスより「健康」が求められる時代(健康・癒し)
・情報過多の時代に「信頼できるソース」の情報を求めている(知性・安心感)
・個々のライフスタイルに合わせてカスタマイズされた情報が求められている?(個別化・自己実現)など。

本のタイトルからリサーチする場合の注意点
有名人が書いた本は、タイトルに関わらず売れる傾向にあります。そのため、その本が売れているのは、著者の知名度なのか?キーワードの強さ?なのかを、考えながらリサーチする必要があります。

STEP

実際にそのキーワードを使って検索してみる

  • Googleの場合
    先ほどの「雑談」を例に検索すると、出てくるサイトの情報に加えて、以下のような関連キーワードが出てきました。
Googleの関連キーワード

関連キーワードからも、新たな予測が立てられそうです。

予測の例

・雑談が苦手なことを、個人の特性(HSP・ADHD)と絡めている人が多い。
・男性より、女性の方が雑談に悩んでいるのかも。
・職場(仕事)で、雑談を求められる機会が多いのかも。

「よく似ている検索」(実際に他の人によって検索されたキーワード)にも注目すると、新たな視点が手に入ります。

  • Yahoo!知恵袋の場合
    先ほどと同様、Yahoo!知恵袋でも「雑談」について調べてみましょう。

表示される質問に加えて、注目したいのが広告の数です。

先の「職場 ストレス」に比べて、広告の数が多いですね。

これは、企業が「お金をかけて広告を出してもリターンがあると考えている」と推測できます。

つまりそれだけニーズがありそうだと、考えることができるわけです。

※Google検索結果のスポンサー(広告)でも同じことが言えます。

STEP

トレンドやキーワードの背景を考えてみる

なぜ「雑談」が求められるのでしょうか?その背景も考えてみましょう。

背景にありそうなニーズ
  • 収入が上がるビジネス力が欲しい
  • 新しい価値観に触れたい
  • 特に仕事場のコミュニケーションを円滑にしたい
  • 自分のことをよく知りたい
  • スマートな自分でいたい
  • 異性にモテたい
  • 人とつながることで安心感が欲しい
  • 他人から認められたい
  • 自分の存在価値を見出したい

このように調べたデータから深掘りしたり、仮説を立てることで、様々なニーズを予測することができますね。

4.SNSを使う

Facebook、Instagram、X(旧Twitter)を使って、リサーチする方法です。

SNSのメリットは、やはりリアルタイムで新鮮な情報が掴めることです。

これまでと同じく、自分が参入したい市場に関連したキーワードや、気になっている話題について調べてみましょう

ただし、調べ方によってはかなり狭く偏った回答ばかり集まる可能性もあります。

GoogleやAmazonなどでリサーチを行なってから、実際に使われている言葉や表現のチェックとして使うと良いです。

5.キーワード分析ツールを使う

キーワード分析ツールとは、SEO対策においておすすめのキーワードを提案してくれるツールです。

Googleキーワードプランナーラッコキーワードなど、様々なツールがあります。

ここでは無料の国産ツール「ラッコキーワード」を使ってみます。(無料版は機能制限あり)

1.キーワードを選ぶ

今度は「アレルギー」で検索してみます。

マーケティングリサーチ方法:ラッコキーワードを使う

2.サジェスト(キーワードの提案)を調べてみる

サジェストでリサーチする

サジェスト(キーワードの提案)一覧が出てきました。

この結果をもとに、GoogleやSNSで更にリサーチすることができます。

3.検索結果の上位サイトを見てみる

ラッコキーワードは、選んだキーワードに対して「上位20サイト」の情報まで教えてくれます。

上位20位のサイトをリサーチする

上位に出てくるサイトが、どんな情報を扱っているか?内容もチェックしてみましょう。

4.Q&Aサイトも検索可能

先ほどのYahoo!知恵袋など、Q&Aサイトの質問もピックアップしてくれます。

画像引用:ラッコキーワード

リサーチだけではなく、今後ブログを使って商品・サービスを展開する場合、SEO対策としてもキーワードツールの使用は欠かせません。

集まったデータや予測をもとに、ペルソナ(理想の顧客像)をイメージすることができるようになります。

岩下

リサーチ結果×あなたの情熱や得意なこと=独自性につながります!

↓初心者でもできるブログのSEO対策をこちらにまとめました。

ブログのSEO対策って何?|初心者がWEB集客に強くなれる方法

マーケティングリサーチの注意点

個人が限られたリソースの中で起業するなら、マーケティングリサーチは絶対に欠かせません。

しかし、リサーチを行う際には様々な罠が存在します。

これらの罠にハマると、誤った結果や判断を導く可能性がありますので、特に注意が必要な点を紹介します。

データの偏り

リサーチを行う際、データの偏りは非常によくある問題です。

例えば、アンケートを特定の年齢層や地域の人々にのみ配布すると、その結果は全体の意見を反映していない可能性があります。

対策:調査の対象者を選定する際には、性別・年齢など極力多様な属性を持つ人々を選ぶこと。また、得られたデータを分析する際には、その偏りを事前に理解しておくことが必要です。

リサーチばかりで先に進まない

リサーチはあくまで、売れる商品を作るまでのプロセスです。

しかしリサーチには終わりがありません。

そのため、中にはリサーチ自体に集中しすぎてしまい、いつまでもその先に進まない・・・という方がいますが、それでは本末転倒です。

対策:ある程度リサーチしたら、仮説〜検証のスピードを上げましょう。

↓リサーチだけではなく、ビジネスアイデアについても考えてみてください。

看護師が1人で始められるスモールビジネス起業のアイデア10選-2024最新版

まとめ

ビジネスで成功を収めるためには、適切なリサーチとその後の実践が不可欠です。

ただしリサーチのみに時間を割くあまり、行動しないのでは意味がありません。

リサーチを行う際にはその時期や期間、目的を明確にし、仮説を立てて検証するスピードを上げましょう。

岩下

ポイントを念頭に置きながら、柔軟かつ迅速な行動を取っていきましょう!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です