起業1年目から確実に利益を上げる3つの法則|赤字脱却のヒントとは?

起業1年目から利益を生み出す3つの法則

あなたは「起業して最初の1年目は利益が出ない」なんて話を聞いたことありませんか?

実はこれ、個人ビジネスでは、必ずしも当てはまらないんです。

この記事では、これまで様々なスモールビジネス(物販、コーチ・コンサルティング、ライティング、企業研修講師など)で収益を上げてきたブログ著者が「個人ビジネスで起業して1年目から利益を出すまでにすべきこと」をまとめました。

もしあなたが

相談者さん
  • 起業して失敗しない方法を知りたい。
  • 最短最速で収益を生み出して、自分のやりたい事に集中したい!
  • ビジネスの利益率をUPさせて、経済基盤を安定させたい!

と考えている場合は、利益を上げるためのシンプル且つ明確なルールをお伝えします。

これを読むと、あなたのビジネスの売上はもちろん、利益率も大きくアップするでしょう。

この記事でわかること
  • ビジネスの利益をUPさせる方法
  • 商品・サービスが売れる仕組みの作り方
  • 高単価サービスでも買ってくれるターゲットの選び方
  • 個人ビジネスでやってはいけないこと
この記事を書いた人
スモールビジネス構築の専門家:岩下知史

岩下 知史(イワシタ トモフミ)

会社員時代に躁鬱病を経験〜独立後は物販・コーチング・ライティングで売上1,000万〜2,500万円のスモールビジネスを複数立ち上げ。 これまで1,000人以上の起業家、個人事業主に研修・コーチング・コンサルティングを提供。

→詳しいプロフィールはこちらから

起業して確実に利益を生み出す3つの法則

岩下

早速ですが、あなたが確実に利益をUPさせたいなら、絶対に守るべきルールをお伝えしますね。

それが起業して確実に利益を生み出すための3つの法則」です

具体的な内容は以下の通りです。

利益を生み出す3つの法則
  1. 売り込みしなくても売れる仕組みを作ること
  2. 100人が抱える悩みではなく、10人の深い悩みに注目すること
  3. 質が高いサービスを高単価で提供すること
スモールビジネスの利益をUPさせる3つの法則

それぞれ、詳しく解説しますね。

1.売り込みしなくても売れる仕組みを作ること

1つ目は「売り込みをしなくても、売れる仕組みをつくること」です。

これは、あなたが積極的に営業をしなくても、顧客自らあなたの商品・サービスを見つけてもらい購入してもらう仕組みを作るという意味です。

個人でビジネスをするなら、あなたの労働時間は全てコストになります。

1時間動いても利益はゼロ、1時間動いただけで利益100万・・・なんてことがザラに起こるのが起業の世界です。

であれば、個人起業家がまず考えなくてはいけないのは「いかにして、自分が動かなくても良い仕組みを作るか?」なんです。

その上で、結論からお伝えします。

個人ビジネスで確実に利益を上げたければ、以下の流れを仕組み化してください。

  1. ブログに人が集まるようにする
  2. SNSで認知と影響力を広げる
  3. ブログやSNSに集まった人にメルマガ登録をしてもらう
  4. メルマガでサービスを販売する

正確にはもっと細かいステップがありますが、大枠としてこの流れを作ることができれば、起業後の利益を大きくUPさせることが可能です。

それぞれ具体的に説明しますね。

1.ブログに人が集まるようにする

ブログは、ユーザーが自分が欲しい情報をWebで検索した結果、自らアクセスしてくれるものです。

このように顧客が自らやってきてくれるような導線を整える営業を、マーケティング用語で「プル型営業」と言います。

もし、あなたのブログにアクセスしてくれたユーザーが

ユーザー

このブログすごい!欲しかった情報を全部教えてくれるじゃん!!

といったように、あなたの提供している情報によってニーズが満たされれば、自然とその先にある情報(商品・サービス)に興味を持ってくれます。

ブログの構築には時間がかかりますが、GoogleやYahooなどの検索エンジンに評価され始めると、とても強力な集客ツールとして機能します。

そのため、本講座ではブログで集客できる仕組みを作ることを最大の目的として設定しています。

ブログのメリット・デメリット
  • メリット:検索エンジンに評価されると、集客が安定し営業にかける労力が削減できる。
  • デメリット:結果が出るまでに時間がかかる。

↓ブログの始め方はこちらで解説しました。

初心者必見!WordPressを使ったブログのはじめかた

↓ブログを沢山の人に読んでもらうための「SEO対策」についてはこちらへどうぞ。

ブログのSEO対策って何?|初心者がWEB集客に強くなれる方法

2.SNSで認知と影響力を広げる

ブログは時間をかけて育てることで、将来的に強力な集客ツールとして機能します。

しかし、どうしても時間はかかるので、同時にSNSを使って、ビジネスの認知や影響力を広げる必要があります。

ブログと違い、SNSはリアルタイムでコミュニケーションが取れることが最大の強みです。

またSNSの利用者は非常に多く、上手に活用できれば一気に情報を拡散することができます。

各種SNSの月間アクティブユーザー数
  • X(旧Twitter):4,500万人
  • Instagram:3,300万人
  • Facebook:2,600万人
  • TikTok:1,700万人

参考:Gaiax

岩下

中でも「X(旧Twitter)」はビジネスとの相性が非常に良いのでオススメです。

最近ではSNSだけで集客を行い、ビジネスを展開する人も多いです。

ただし、SNSは情報がどんどん流れていくため、ブログのように資産として貯めることができません。

また、場合によってはアカウントの凍結といったリスクもあります。

SNSのメリット・デメリット
  • メリット:利用者が多く情報が拡散されやすい。一気に大きな売上を上げることも可能。
  • デメリット:情報が貯まらない。アカウント凍結のリスクがある。ビジネス上の信用度に欠ける。

そのため、本講座では「短期〜中期的にSNSを活用しながら、長期的にブログ構築を目指す」という戦略をオススメしています。

SNSをうまく活用すれば、起業1年目からでも大きな利益を得ることができます。

↓コンテンツマーケティングについてはこちらで詳しく解説しています。

コンテンツマーケティングを使って“売れる個人ブログ”を作る方法

3.ブログやSNSに集まった人にメルマガ登録をしてもらう

メルマガ(メールマガジン)も、スモールビジネスを成功させるために欠かせないツールです。

ただし、メルマガを配信するには事前登録をしてもらう必要があります。

そのため、まずは

  • ブログ→メルマガへ登録
  • SNS→メルマガへ登録

というプロセスを作りましょう。

登録までのプロセスを整える必要がある代わりに、ブログやSNSでは伝えることが出来ない情報を配信できるため、読者との関係性をグッと深めることができます。

メルマガのメリット・デメリット
  • メリット:ブログやSNSで伝えられない情報を伝えられる。サービスを販売しやすい。
  • デメリット:読者を増やすための工夫が必要。

↓すぐにメルマガを始めたい人のために、3日でメルマガを始める方法をお伝えしています。

4.メルマガでサービスを販売する

1人でも読者が増えたら、メルマガを配信することができます。

メルマガはあなたと読者だけの空間なので、ブログやSNSでは伝えれらない情報はもちろん、あなたのキャラクターや最新の話題などを、どんどん公開していきましょう!

そうすることで読者は、よりあなたのファンになってくれて、あなたのサービスを購入してくれる可能性がグッと高まります。

とは言え、ただ単に「サービスを買ってください」では、読者の心を動かすことは出来ません。

サービスが売れるかどうかは、実は販売する前にほぼ決まっているからです。

あなたのサービスを売れやすくするには?

サービスが売れやすい状態にするための、1番のコツは「ストーリー性」です。

  • なぜ、そのサービスが必要なのか?
  • サービスを受けるとどうなるのか?
  • なぜ、あなたがそのサービスを販売しているのか?
  • あなたの1番の目的が何なのか?

といったことを、ストーリーにしてお伝えする必要があります。

やり方は様々ですが、今回のテーマは仕組み化なので、最も簡単で誰でもできる「ステップメール」という方法をオススメします。

↓ステップメールって何?どうやって作るの?という疑問はこちらで解消します。

個人ビジネスで売れるステップメールのシナリオ&例文を徹底解説!

番外編:広告で利益を出す

もし手元の資金に余裕がある場合、広告は最短で結果を出すツールとなります。

ブログは検索上位に表示させるために、検索エンジンから評価されるよう様々な施策を考える必要があります。

その点、広告はお金を出せば、顧客が最も目のつくところにすぐ情報を掲載することができます。

ただし、たとえ目のつく場所に表示されたとしても、コンテンツの内容が顧客のニーズを捉えていなければ、理想の反応を得ることができません。

そのため、コンテンツの質を高めることはもちろん

  • 広告を出す媒体の選定
  • キーワード選び
  • 効果的なタイトル作成
  • 視覚的に興味をひくようなビジュアル作成
  • 欲しいリアクション(認知拡大、リスト獲得、商品購入など)

を細かくテストしながら、調整する必要があります。

広告のメリット・デメリット
  • メリット:お金をかければかけるだけ、マーケティングに有利な条件が得られる。
  • デメリット:欲しい結果を得るためには、様々なテストによる検証が必要。
岩下

売れる仕組みをつくることで、結果的にあなたの労力が減り、利益として反映されます!

リスト50人で売上100万円を達成するロードマップ

こちらは無料で受けられる7日間の動画講座です。起業1年目から売込みせずに利益を上げるテクニックをお伝えします。

2.「100人が抱える悩み」ではなく「10人の深い悩み」に注目すること

仕組み化と共に重要なのが、顧客の深い悩みに注目することです。

これはつまり「100人が抱える悩み」ではなく「10人の深い悩み」を扱う必要があるということです。

100人が抱えている悩みとは、悩んでいる人は多いが、解消方法も多岐にわたるという状態を指します。

これは一見すると悩んでいる人が多いことから、ビジネスチャンスも大きいように見えますが、同時にライバルが多いことを指します。

しかも、悩みが一般的であればあるほど、大きな企業が参入してくるので、商品やサービスは安価になる傾向にあります。

それに対して「10人の深い悩み」とは悩んでいる人が少なく、解消方法が限定されるという状態です。

悩んでいる人は少ないかもしれませんが、解消方法が限定される分だけ、商品やサービスの価値が高まります。

なぜなら、悩みが深ければ深いほど「高いお金を出してでも解決したい!」と思うからです。

こういった市場では大企業よりも、スモールビジネスを専門とする個人起業家の方が立ち回りやすくなります。

以下に具体例を挙げておきます。

具体的な事例

例えば「不眠症(睡眠障害)」を例に挙げて考えてみます。

厚生労働省によると、一般成人の30〜40%が何らかの不眠症状を持っていると言われています。

そのためWeb上には、不眠症をテーマに扱っているサイトを沢山見つけることができます。

↓ちなみに「不眠症」とググると、33,000,000件がヒットしました。

深い悩みに注目する例「不眠症」検索結果-1

ではこれを「看護師の不眠症」に変えると、何が起きるでしょうか?

看護師さんは、夜勤や日々の緊急性の高い業務のプレッシャーから、不眠症になる方も多いのではないかと思います。

日々患者さんの命を扱う看護師にとっては、不眠によって業務に大きな支障があるため、深い悩みとなりそうですよね。

↓「不眠症 看護師」とググってみたら、2,820,000件がヒットしました。「不眠症」だけの時と比べて、情報量は10分の1以下です。

深い悩みに注目する「不眠症 看護師」検索結果

では、そんな背景から「看護師専門の不眠症治療」があったら、どうでしょうか?

看護師さんにとっては、心強いサービスだと思いませんか??

看護師さん特有の仕事の悩みをよく理解していて、本当に不眠症を解決できるサービスであれば、多少高くてもお金を支払うと思います。

ちなみに、これは「対象者」で絞った場合ですが、以下のような絞り方もあります。

  • 「不眠症 音楽療法」(対処法で絞る)
  • 「不眠症 10年以上」(年月で絞る)
  • 「不眠症 20代女性」(年齢や性別で絞る)など。

これが「10人が抱える深い悩み」の意味です。

岩下

個人起業家がしっかり利益を出すためにも、サービスを提供するターゲットを徹底的に絞り込む必要があります。

↓売れる商品をつくるためのリサーチ方法については、こちらを参考にしてください。

売れる商品を作るためのマーケティングリサーチ

3.質が高いサービスを高単価で提供すること

ここまでは

  • 売れる仕組みを作る
  • サービスを提供する対象を絞る

とお伝えしました。

その上で重要なのが3つ目の「高単価サービスの提供」です。

どれだけ仕組みを作ってサービスが売れたとしても、安すぎる金額で提供してしまっては、当然利益は下がります。

個人起業家で、忙しく動いている割には利益が少ないという場合は、サービスの単価設定に問題があることが多いです。

ちなみに大企業が、沢山の商品を安く販売して利益を得ることを「薄利多売」と呼ぶのに対し、スモールビジネスで行うべきなのは「厚利少売(こうりしょうばい)」です。

厚利少売とは、少なく販売する分、単価を高くして利益を得る方法です。

例えば、大手のアパレル会社が大量販売する服と、個人デザイナーが手作業で作ったこの世に1点しかない服では、どちらが高く売れるでしょうか?

一般的には後者ですよね。

これと同じ理由で、スモールビジネスで扱う商品・サービスは質を高く・高単価に設定して然るべきなのです。

スモールビジネスは基本的に1人で行うため、時間内で出来ることは限られます。

であれば、限られた時間の中で、限られた人にだけ質の高いサービスを提供した方が、あなたも顧客サポートに集中できますし、顧客にも喜ばれますよね。

これは大企業にはできない、スモールビジネスならではのビジネスのやり方です。

以前は「とにかく高単価にして売れ!」と教える人がいて、実際に商品も売れていましたが、その時代は終わっています。今は顧客層や商品の質を考慮して値付けをする必要があるでしょう。

岩下

高単価のサービスを喜んで買ってくれるお客様を見つけることができると、起業1年目からでも十分な利益を出すことができます。

個人ビジネスで絶対にやってはいけないこと

では最後に、個人1年目からこれをしてしまうとビジネスがジリ貧になりますよ・・・というケースをお伝えしておきます。

これらはつまり利益を生み出すための3つの法則の逆パターンですね。

NG例①:全てを自分の力でやろうとする

相談者さん

うーん、よく分からないし、めんどくさそう・・・

という理由だけで、ブログもSNSもやらない人がいますが、これは絶対NGです。

ちなみに

営業一筋の人

本当の営業ってのは、足を使って地道にするもんなんだよ!

という方がたまにいますが、だとしてもブログとSNSをやらない理由にはなりません。

営業が出来る人は、起業1年目からブログとSNSをやれば、もっと利益が伸びます。

全てを自分の力(手足)で行おうとせず、ツールを使いながら効率よくビジネスを進めていきましょう。

↓独立・開業で絶対に避けたい致命的なミスとは?

NG例②:とにかく全員に届けようとする

岩下

あなたのお客さんは誰ですか?

相談者さん

20代〜60代くらいの男女です!

・・・それほぼ全員やんけ!とツッコミを入れたくなる方がたまにいらっしゃいますが、これも個人起業家にとってはNGな思考ですね。

全員に喜ばれるサービスはありません。

起業1年目では、なるべく多くの人にサービスを届けたいと思うがあまり、ターゲットが曖昧になりすぎて結果的に誰にも届かない・・・ということがよく起きます。

例えばブログの記事を書くにしても、誰に向けて書くのか?が明確でないと、使う言葉がどんどん曖昧になります。

すると読者は記事を読んでくれませんし、Googleから良い評価を受けられないのでSEOの効果が高まらないという、負の循環が始まるでしょう。

「お客さんをこんなに絞っていいの?」と、不安になる気持ちも分かります。

確かにニーズは確認しないといけませんが、起業1年目だからこそ思い切ってターゲットを絞ってみてください。

利益はもちろん、きっと相手から喜ばれることが増えるはずです。

NG例③:安い単価でサービスを提供し続ける

起業1年目の個人起業家が、最もやってしまうNG例が「安い単価でサービスを提供し続けること」です。

実は、ブログ著者である岩下も、この事例にどっぷりハマっていた1人です。

3ヶ月間のコンサルティングを3万円で販売し、動いても動いても一向に利益が上がらない・・・という状況になっていました。

冷静に考えれば当たり前ですが、こんな状態の人ってすごく多いんです。

原因は明確で、本人が

相談者さん

そんな高いお金を頂くほど、私のサービスに価値はありません。

と思っていることですね。

だからこそ先に伝えた「10人の深い悩み」を扱う必要があるのですが、本人はなかなかその事に気づけないんです。

例えば、サービスのモニターとして販売して、プログラムの改善やお客様の声を頂くといった明確な目的がない限り、サービス単価は必要以上に下げてはいけません。

岩下

安価でサービスを提供し続けてしまうと、本当にビジネスが立ち行かなくなるので注意してくださいね。

以上が、起業1年目で絶対にやってはいけないことでした。

↓あなたの独立準備レベルは?フリーランスがお金の不安を解消する7つの質問

あなたの独立準備レベルを診断!経済的不安を解消する7つの質問

まとめ:起業1年目から利益を出すために

今回は「個人ビジネスで起業して1年目から利益を出すまでにすべきこと」についてお伝えしました。

最後にこの記事の要点をまとめておきます。

今回の重要なポイント
  • 自分が動かなくても集客ができる仕組みをつくること
  • スモールビジネスでは顧客の深い悩みを扱うこと
  • 高品質・高単価のサービスを提供すること
  • 上記の3つと逆のパターンに陥らないこと
岩下

今回お伝えした3つの法則を守って、起業1年目からしっかり利益を出していきましょう!

↓起業1年目から利益を出す方法について、具体的なノウハウを動画でお伝えしています。

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