人付き合いが苦手な人がビジネスで成功するための人脈づくりとは?

人付き合いが苦手な人がビジネスで成功するための人脈づくりとは?

この記事では「人付き合いが苦手な人が、スムーズに人脈を作る方法」をお伝えします。

ある人が毎日のように異業種交流会やイベントに出かけ、楽しそうに次々と新しい人脈を作っている中、もしあなたが・・・

相談者さん
  • 人付き合いが億劫でしかたない。
  • 人脈作りとかホントに苦手
  • なんであの人は、あんなに人脈が広いわけ?

と思っていたら、それには明確な理由があります。

ちなみに、人脈づくりという言葉を聞くと「異業種交流会で名刺を配る」みたいな方法をイメージされるかもしれませんが、結論から言うと異業種交流会はムダ!です。

人付き合いが苦手な人は、異業種交流会に行く必要はありません。(というか、行かないでください)

  • 人付き合いが苦手な人は、なぜ苦手なのか?
  • なぜ、異業種交流会がムダなのか?
  • じゃあ、どうやって人脈を作れば良いのか?

それらの理由と共に、人脈作りの本質的な考え方と具体的な対策方法をお伝えしますので、是非続きを読んでくださいね。

この記事でわかること
  • 人脈づくりが苦手な人と得意な人の違い
  • 人脈づくりで繋がるべき人・繋がってはいけない人
  • 異業種交流会がムダな理由
  • 人脈作りの注意点
この記事を書いた人
スモールビジネス構築の専門家:岩下知史

岩下 知史(イワシタ トモフミ)

会社員時代に躁鬱病を経験〜独立後は物販・コーチング・ライティングで売上1,000万〜2,500万円のスモールビジネスを複数立ち上げ。 これまで1,000人以上の起業家、個人事業主に研修・コーチング・コンサルティングを提供。

→詳しいプロフィールはこちらから

岩下

僕自身、昔は人付き合いや人脈作りが苦手で、すごく面倒だと思っていました。

でも“ある考え方”を身につけてからは、色んな方と出会えるようになりました。そんな経験談から「人付き合いが苦手な人の人脈作り」についてお伝えします。

人付き合い・人脈作りが苦手な理由

なぜ、人付き合いや、人脈を作ることが苦手な人がいるのか?

それは「生まれ持った特性だから」です。

相談者さん

え、それだけ!?

と思ったかもしれませんが、これが真実です。

逆に、人付き合いが得意で、いつも誰かと楽しそうに話をしていて、どんどん人脈を広げることができる人も「その人の特性」が影響しています。

ちなみに、あなたにはこんな特徴ありませんか?

  • 普段あまり自己主張をしない
  • なるべく目立ちたくない。
  • 作業は1人でじっくり取り組みたい。
  • 細かいことが気になる。
  • 自分の内面について考える(内省)することが多い。

実は、これらは「内向的」な人によく見られる特徴なんです。

内向的な人ほど、人付き合いや人脈作りを苦手とする傾向があります。

もう少し詳しく解説しましょう。

人付き合いが苦手な“内向的な人”の特性

まず内向とは「内に向く」と書きますよね。

これはそのまま「日常的に意識が自分の内側に向きやすい」という意味です。

つまり、内向的な人はそもそも外側(他人)に意識が向きづらく、1人で考えたり、行動することに重きを置いているわけです。

人付き合いや人脈作りは「外向的」な活動なので、内向的な人にとっては苦手な作業なんですね。

その上で、内向的な人には、他にも以下のような特性があります。

内向的な人の特性
  • 調和やルールを大切にする。
  • 他の人が気づかないリスクに気づける。
  • 集中力があり物事を完了させることが得意。
  • あまり自分のことを語らないので誤解されやすい。
  • 新しい事を始めるのが苦手。
  • 考えすぎて行動に移せない、など。

人脈作りが得意な人

逆に、人脈作りが得意なのは「外向的な人」に多いです。

外向的な人は、外側(他人)に意識が向きやすいので、常に「誰か」に目が向いています。

そもそも生まれ持った特性として、とても他人に興味がある人たちなんですね。

だからこそ、頑張らなくても他人と繋がることができます。

これは内向的な人にとっては、まるで理解が出来ないことかもしれません。

そんな外向的な人には、以下のような特性があります。

外向的な人の特性
  • コミュニケーション能力が高い。
  • いつも明るく周りを元気にすることができる。
  • 考える前に行動できる。
  • 集中力がなくジっとしていられない。
  • 事務作業など細かいことが苦手。
  • 八方美人になりやすい、など。

改めて、あなたは内向・外向どちらのタイプだと思いますか?

岩下

僕は思いっきり内向的なタイプなので、できるだけ他人と関わらず、ビジネスも1人で黙々とやっていたいです・・・。

↓自分のタイプについて、より詳しく知りたい場合はこちらを参考にしてください。

あなたの性格は次のどれ?診断テストで分かる4タイプ

人付き合いが苦手な場合の人脈作りとは?

内向的な人は「人脈」という言葉を聞いただけで、既に疲れるかもしれません(笑)

その1つの理由が「繋がるべき人脈を分けていないから」です。

本来は繋がるべき人とだけ繋がれば良いのですが、異業種交流会に通ったり、SNS上で積極的に他人と交流しなくてはならない・・・と考えてしまう人が多いのです。

そういったプロセスをイメージすることで、人脈作りに対する苦手意識が生まれます。

それを避けるために、まずは人脈を以下のように「3つのカテゴリー」に切り分けて考える必要があります。

  1. アドバイザー:自分を導いてくれる人
  2. 同志:それぞれの目標に向かって一緒に頑張れる仲間
  3. チーム:自分の作業を手伝ってくれる人

人脈を作る際には「①アドバイザー」から繋がっていきましょう。

そうすれば、②〜③と自然に良い人脈を築いていくことができます。

それぞれのカテゴリーについて、詳しく説明しておきます。

1.アドバイザー:自分を導いてくれる人

例えば、あなたが自分のビジネスを成功させたい!と思うのであれば「既にそのビジネスで成功しているアドバイザー」と繋がってください。

アドバイザーとは、つまりこんな人のことを指します。

  • あなたより経験豊富
  • 成功体験も失敗体験も持っている
  • あなたがやってしまいそうな失敗について、具体的なアドバイスをくれる

あなたにとって、そんなアドバイザーにあたる人は誰でしょうか?

岩下

こういう人は必ず存在しますので、まずは理想のアドバイザーをイメージして、リサーチを始めてみてください。

2.同志:それぞれの目標に向かって一緒に頑張れる仲間

ビジネスにおいて、共に頑張れる仲間の存在は大きいです。

成功体験を共有したり、心が折れそうな時に励ましあったりする仲間がいることで、大きな困難を乗り越えることができます。

仲間と繋がることには、アドバイザーとはまた異なる大切な意味があります。

3.チーム:自分の作業を手伝ってくれる人

この「チーム」に関しては必要な人と、そうでない人がいます。

ある程度、あなたがビジネスにおいてやることが明確であれば、具体的に作業を手伝ってくれるチームが必要でしょう。

これは誰かを雇用する、という意味だけではありません。

例えば、あなたのビジネスに関するホームページ作成を依頼したり、あなたの商品・サービスを代わりに販売してくれるような、営業代行を依頼することも含まれます。

もし、あなたのビジネスがまだその段階ではない場合は、まず「①アドバイザーと繋がること」を最優先にしてみてください。

なぜならアドバイザーの周りには、あなたと同じような目的を持った仲間がいるからです。

アドバイザーと繋がることで、必然的に必要な仲間と繋がることができます。

これが、あなたの人脈づくりをスムーズにしてくれる「3つの人脈カテゴリー」です。

異業種交流会がムダ!な理由

多くの人は、上記の3つの人脈カテゴリーをごちゃ混ぜに考えています。

アドバイザーが欲しいのか?仲間が欲しいのか?チームが欲しいのか?を明確にしないまま

相談者さん

誰か良い人と出会えないかな・・・

と考え、明確な目的もなく異業種交流会などに参加します。

この時点で、理想の目的が達成しづらいことはお分かり頂けると思います。

その上で、異業種交流会には「自分のビジネスを広めたい人」が集まりやすい傾向にあります。

もちろん例外はありますが、交流会に参加している多くの人が、自分のお客さんになってくれる人を探して、参加していることがとても多いんですね。

となると・・・当然、あなたにとって理想の人脈と出会う可能性は低くなります。(もちろんゼロではありませんが、すごく効率が悪いです)

もし、あなたが交流会に参加するのであれば、代わりに人脈を作ってくれそうな知人と一緒に参加するか、繋がりたい人がいると分かっている場合に絞ることをオススメします。

岩下

僕も昔、何の目的もなく異業種交流会に参加して、何百枚と名刺を配ったことがありますが、そのあと1人も連絡を取っていません(笑)

↓独立・開業する際に絶対に避けておきたい致命的なミスとは?

内向的な人が人脈を作るオススメの方法

では、内向的な人は一体どうやって人脈を作れば良いのでしょうか?

自分自身の特性や、繋がりたい人脈を理解した上で、今回は以下の3つの方法をオススメしておきます。

  1. 外向的な人とつながること
  2. アドバイザーがいるコミュニティに参加する
  3. SNSなどで投稿しておく

1.外向的な人とつながること

内向的な人が人脈を作りたいと思ったら、外向的な人と繋がるのが1番早いです。

なぜなら、外向的な人に人脈を紹介してもらったり、一緒に探してもらえば良いからです。

外向的な人は、生まれながらにコミュニケーションのプロフェッショナルです。

あなたが困っていること、どんな人と繋がりたいのか?なぜ繋がりたいのか?を、丁寧にお伝えすれば、外向的な人たちは喜んで協力してくれるでしょう。

また、共通の知人から紹介してもらうことで、その後の繋がりがより深めやすくなります。

2.アドバイザーがいるコミュニティに参加する

先ほどお伝えしたように、人脈作りは「アドバイザーを見つけること」から始まります。

であれば、理想のアドバイザーがいる場所へ、直接出向くのが早いでしょう。

まずは、事前に会いたいアドバイザーのことをよく調べてください。

そのためには

  • 男性?女性?
  • 何歳?
  • どんな仕事をしているのか?
  • どんな人脈を持っているのか?
  • 周りからどんな評判を得ているのか?

など、理想のアドバイザー像を明確にイメージすることが重要です。

影響力のある人なら、何かしらのコミュニティを運営していることも多いので、そういった場所に参加しましょう。

もしくは、その方が提供しているサービスを、直接受けてみるのもアリです。

その際は、サービスの感想を報告するなど、自分自身が相手の理想のクライアントになってください。

3.SNSなどで投稿しておく

もし、あなたが

相談者さん

外向的な知り合いもいないし、今のところ思いつくアドバイザーもいません・・・

という場合には、SNSなど人目のつく所でアピールすることから始めてください。

「いま〇〇な人を探しています!」「□□というチャンスが欲しい!」といった事を、SNSで繋がっている人や、友人・知人に投げかけてみましょう。

特に内向的な人の場合、自分が考えている事を周りに言わな過ぎる傾向があります。

まずは考えている事を言葉にすることで、周りに気づいてもらう必要があります。

岩下

僕も新しい人脈を作る時は、いたる所で「誰か良い人いませんか?」と声をかけています。すると誰かしらが反応してくれることが多いです。

注意!繋がってはいけない人脈とは?

ここまでは、人と繋がる方法についてお伝えしましたが、中には「繋がってはいけない人脈」も存在します。

代表的な例として、こんな人とは繋がるべきではありません。

  • 何の根拠もなく疑いをかけてくる人
  • 悪気なく妨害をしてくる人
  • 自分からは何も与えずに奪う人

それぞれの特徴を説明しておきます。

何の根拠もなく疑いをかけてくる人

これは、何か新しい事を始めようと思った時に

疑う人

え、それ大丈夫?怪しいからやめておいた方がいいよ!!

といった具合に、いらぬ心配をかけてくる人のことです。

実は、友達など身近な人、特に家族に多いケースだったりします。

こういった人たちに流されてしまうと、いつまで経っても現状を脱却することができません。

「気にしてくれてありがとう!」という気持ちで、そっと側を離れるのが賢明です。

悪気なく妨害をしてくる人

これは

妨害する人

あ、仕事終わったら飲みにいこーよ!

といった形で、本人に悪気は無いのですが、結果的にあなたの時間を奪ってしまう人のことです。

特に起業や副業したばかりの頃など、集中して行動しなくてはならない時期に、こういった人たちに捕まってしまうと、思ったように行動ができなくなってしまいます。

罪悪感から従うのではなく、自分のやりたい事・すべき事を優先してください。

自分からは何も与えずに奪う人

これは、普段は自分から何かを与えようとはしないのに、本人にとって都合が良い時だけアプローチしてくる人のことです。

特に影響力がある人の周りなどでよく見られるのですが、大きなものにくっついている様子から「コバンザメ」と呼ばれたりします。

コバンザメには、その人の純粋なファンもいますが、余計なエネルギーを奪われないように意識する必要があります。

以上が「繋がってはいけない人脈」でした。

特に起業初期など、頑張って人脈作りをしている時ほど、このような人脈に振り回されることが多いので注意しておきたいところです。

岩下

念のため補足しますが、自分自身がこういった人脈にならないよう注意しましょう。

なぜビジネスに人脈が必要なのか?

ここまで

  • 人脈づくりが苦手な人の特性
  • 人脈づくりをスムーズにする3つのカテゴリー
  • 具体的な人脈作りの方法

についてお伝えしてきました。

特にビジネスにおいては、人脈づくりは絶対に欠かせません。

では、そもそもなぜ、人脈を作る必要があるのでしょうか?

その理由を理解しておくことで、あなたのビジネスをより加速させることが出来るでしょう。

1.お金を動かすため

ほとんどの場合において、ビジネスの目的は「お金を稼ぐこと」です。

では「お金」がどこからやってくるか?と言えば・・・「人」ですよね。

どんな決済システムを使ったとしても、最終的にお金は人を通じて流れます。

つまり、ビジネスを通じてお金を動かすには、絶対に人を動かす必要があるわけです。

相談者さん

お金のために人を動かすなんて、相手に失礼じゃないですか・・・

と思うかもしれませんが、これは逆です。

人に動いてもらうことが出来ないうちは、お金を動かすことは出来ないんですね。

だからこそ、普段のコミュニケーションを通じて、しっかりと信頼関係を築く必要があります。

2.チャンスを得るため

人脈を作る理由は、お金だけではありません。

ビジネスを成功させるには、様々な「チャンス」を掴む必要があります。

例えば

  • 商品・サービスの認知を広げるチャンス
  • 影響力のある人とコラボするチャンス
  • 優秀なチームメンバーと出会うチャンス

など。

こういったチャンスが掴めるかどうか?で、ビジネスの結果は大きく変わるでしょう。

ただし、いくらチャンスが重要とはいえ、自分の元にそのチャンスがやってこなければ意味がないですよね。

では、チャンスはどうやってやってくるでしょうか?

その答えもやはり「人を通じて」です。

人脈をつくることで、お金やそれまでに無かったチャンスと、巡り合うことが出来るようになります。

人脈作りにおける注意点

では人脈作りのポイントが理解できたところで、最後に「人脈作りの注意点」をお伝えします。

人脈作りが得意なのに、最低限のマナーが守れないばかりに、せっかく繋がった人脈が次々と途絶えてしまう人をたまに見かけます。

そうならないためにも、以下のポイントをおさえておきましょう。

1.無理な人脈作りをしない

人脈作りの3つのカテゴリーでもお伝えしましたが、人脈作りには明確な目的が必要です。

例えば、起業したばかりの方が、SoftBankの孫正義さんと会う機会があったとして、そのチャンスを活かすことが出来るでしょうか?

どれだけ大きなチャンスを呼び寄せてくれるような人脈であっても、受け取る側の準備が出来ていないと、その恩恵を受け取れませんよね。

無理に人脈を広げることには、何の意味もありません。

そう考えると、現時点で本当に必要な人脈を考えることがいかに大事か?が分かると思います。

2.相手から奪わない

せっかく人脈を広げたのに、そのご縁が維持できていない人の特徴として、自分は与えずに、何かを貰おうとばかりすることが挙げられます。

人と繋がる時の基本は「まず与えること」です。

  • 目の前の人は何に困っていますか?
  • どんなチャンスが欲しいのでしょうか?
  • どんな人と繋がりたいと思っているのでしょうか?

これらを考えた上で、あなたに出来ることは何でしょう?

まずはこちらから与えることで、はじめて相手から与えられるという循環が始まります。

3.奪う人と繋がらない

いくら「与えることが重要だ!」とは言え、与える人を選ぶ必要はあります。

あなたから何かを奪おうとする人に、自己犠牲の精神で与え続けてしまうと、どんどん疲弊します。

  • 繋がっておけば、いつか何か良いことがあるんじゃないか?
  • 相手からの申し出を断るのが申し訳ない・・・。
  • 与えることで自分の存在価値が大きくなった気がする。

といった感覚が芽生えたら要注意です!

先ほど「繋がってはいけない人脈に注意!」でお伝えしたような人とは、意識的に距離を置き、繋がらないようにすることが大切です。

岩下

僕も起業したての頃に自己犠牲の精神で人と繋がってしまい、疲弊しきっていたことがあります。人脈作りの目的を忘れないようにしてくださいね。

まとめ:人付き合いが苦手でも良い人脈は作れる!

今回は「人付き合いが苦手な人が、スムーズに人脈をつくる方法」についてお伝えしました。

最初は自分に自信が無かったり、何から始めて良いかわからず、なかなか理想的な人と出会うことが難しいかもしれません。

しかし、本当に良い人と出会うと、ビジネスはもちろんガラッと人生が変わります。

あなたに協力してくれる人は必ずいますので、自分の特性を理解しながら、決して無理をすることなく、コツコツと人脈を築いてくださいね。

是非、あなたの感想や気づきをコメント欄に残してくださいね。
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