スモールビジネスでも可能!社会貢献を活かすマーケティング戦略

この記事では「ビジネスを社会貢献につなげる方法」を解説します。

とはいえ・・・

社会貢献だけを目的にしてしまうと、ビジネスが成り立たないのは間違いありません。

熱心な思いだけでビジネスを始めて、社会貢献はしているけれど、お金がなくて続けられない・・・という方は沢山います。

そうならないためにも、もしあなたが

  • 自分のスキルを人の役に立てたい。
  • どうせビジネスをするなら社会貢献したい。
  • 社会貢献につながるような人の課題を解決したい。

と思っていたら、この記事を読むことで「お金を稼いで自分が満たされることを大前提に、人の役に立って社会の問題を解決するビジネス」を始めることができるようになります。

是非、最後まで読んでくださいね!

この記事でわかること
  • 社会貢献を基盤としたビジネスの始め方
  • 社会貢献を活かした具体的なPR方法
  • ビジネスと社会貢献を両立するための注意点
この記事を書いた人
スモールビジネス構築の専門家:岩下知史

岩下 知史(イワシタ トモフミ)

看護師などの資格業向けに「資格スキル×AIで年商1,000万ビジネスを作る方法」を発信中。人を支援するスキルを持った人が、自己犠牲ではない本当の「支援力」を身につけるサポートを行う。

会社員時代は上場企業でマネジメント→躁鬱病を経験→起業〜物販・コーチ・講師業で年商1,000万ビジネスを複数構築。

【顧客実績】経験ゼロ→3カ月で15万の案件獲得、最高月商15万→2ヶ月で100万達成、2回のプロモーションで1,000万円達成など。
好きなものはギターと娘。

→詳しいプロフィールはこちらから

起業家タイプ診断

1.スモールビジネスでも社会貢献は可能

ビジネスにおける「社会貢献」は、大企業だけが行うものではありません。

むしろ、個人でも始められるようなスモールビジネスこそが、地域密着型のサービスや製品、親密な顧客との関係性を活かし、社会貢献の取り組みを行う絶好の舞台と言えるでしょう。

スモールビジネスとは?

この記事では、お金をかけずに1人でも始められるビジネスのことを指します。

スモールビジネスの特性を生かした社会貢献は、顧客の信頼やリピート率を高めるだけでなく、地域との絆を深める効果も期待できます。

社会貢献を組み込んだビジネスの重要性

あなたはなぜ、ビジネスを社会貢献に組み込みたいと思いましたか?

もしかしたら「ただ、なんとなく・・・」かもしれませんが、実はビジネス構築のためにも社会貢献は重要な指標となります。

なぜなら社会貢献は、個人のブランドイメージを高め、長期的な信頼を築くための重要な戦略となるからです。

消費者の中には、自身の行動が社会へ何らかのプラスになることを望む人々が増えています。

特に若い世代では、商品やサービスの購入を通じて社会問題の解決を支援したいという動向が見受けられます。

参考:ニッセイ基礎研究所「サステナビリティに関わる意識と消費行動」

このような顧客のニーズに応える形で社会貢献を行うビジネスは、顧客創出と同時に社会的価値も生む「二重の利益」を実現できます。

また、スモールビジネスにおいては、地元コミュニティへの貢献が特に重要となります。

その活動を通じて地域との繋がりを深め、顧客との信頼関係を築くことが可能となるでしょう。

続いて、具体的にスモールビジネスがどのように社会貢献を行うことができるのか?についてご紹介します。

2.スモールビジネスにおける社会貢献の形態

社会貢献と聞くと、何か大きなことをしなくてはならない・・・と感じるかもしれませんが、規模の大小は関係ありません。

ここから、あなたのビジネスがどのように社会貢献できるか?考えてみましょう。

スモールビジネスで可能な社会貢献の3つの型

まず、社会貢献には以下の3つの型が存在します。

  1. 地域貢献型:例えば、地元のイベントを支援したり、地域資源を活用した商品開発を行うことで、地元経済の活性化に貢献します。
  2. 環境貢献型:エコフレンドリーな製品の生産や、廃棄物の減量などで地球環境の保全に努めることも可能です。
  3. 教育貢献型:これは本記事で最もおすすめしている、社会貢献の型です。具体的には自社の専門知識を活用し、講演会やワークショップを開催することで、社会への教育的貢献が期待できます。

これらは一例であり、ビジネスの特性により、得意とする社会貢献の形は異なります。

そのため、自社の強みを生かした形での社会貢献が効果的ですね。

↓自分の強みについては、こちらの記事で自己分析ができます。

起業準備という名の自己分析を確実に終わらせる72個の質問

個々のビジネスが社会に与えるインパクト

スモールビジネスが社会に与えるインパクトは、一見小さな影響に見えても積み重ねることで大きな変化を生み出します。

例えば、地元に密着したカフェがフェアトレードのコーヒー豆を使用することで、遠くの生産者に対する支援となります。

また、医療・介護関係など、地域で不足しているサービスを提供することで、地元コミュニティの生活改善に繋がります。

さらに、スモールビジネスが地元の団体やNPOと連携し、社会貢献活動を行うことも可能ですね。

これらの活動は、地域の課題解決に貢献するだけでなく、ビジネス自体の信頼性向上にも繋がります。

難しく聞こえるかもしれませんが、「地域の課題は何か?」に焦点を当てることで見えてくるものがあるはずです。

岩下

僕は人材育成のスキルを活かして、とある地域で行政と一緒に、地元への移住を呼びかける仕事をしていたことがあります。

行政からの依頼で行ったSNSワークショップ
行政からの依頼で行ったSNSワークショップの様子

↓「個人ではじめるニーズリサーチ」について、具体的な方法をまとめました。

売れる商品を作るためのマーケティングリサーチ

3.社会貢献を活かしたマーケティング戦略

社会貢献は人の役に立って終わりではありませんし、逆に表面だけ社会貢献を謳ってもビジネスはうまくいかないでしょう。

ここで、重要なのは「マーケティング」です。

社会貢献をうまくマーケティング戦略に組み込むことで、ビジネスの成長につながる可能性があります。

以下では、その具体的な方法について解説します。

社会貢献をビジネスの強みとして利用する方法

岩下

では続いて、社会貢献をビジネスの強みとして利用する方法について詳しく見ていきましょう。

まず最初に重要なのは、社会的課題の解決を直接的なビジネスの目的に位置づけることです。

たとえば、地元の環境問題に取り組むスモールビジネスは、その活動を商品やサービスの開発に結びつけることで、社会的価値とビジネスの収益性を同時に追求できます。

その上で、社会貢献活動をPRの一環として扱っていきます。

社会貢献に対する活動は、一朝一夕で結果が出るものではありません。

時に数年単位で課題と向き合い、一貫して社会貢献と結びつける必要があります。

特に最近の消費者は、企業の社会的責任を重視する傾向にあります。

そのため、社会貢献活動を通じてブランドイメージを高めることは、顧客の信頼を得る重要な手段となります。

これらの方法を用いて、スモールビジネスでも社会貢献を強みに変え、ビジネスの成長を促進することが可能です。

社会貢献をブランディングやPRに活かす戦略

社会貢献活動は、スモールビジネスのブランディングやPRにとって、非常に有効な手段です。

まずは、自社が取り組む社会貢献活動を明確にしましょう。

例えば、「地元の子どもたちに無料でプログラミング教室を開く」や「商品の一部売上を特定のNGOに寄付する」など具体的な社会貢献活動を設定します。

ここでよくある「売上の一部を寄付します」という文言は控えましょう。例えば「5%を寄付します」など、具体的に示さないと逆に不信感につながることがあるので注意が必要です。

次に、その活動をどのようにブランディングやPRに活用するかを考えます。

商品パッケージやWebサイトにその活動をアピールする文言を入れたり、SNSでの投稿やブログ記事で具体的な取り組みを定期的に報告するなど、消費者に対する情報発信は欠かせません。

メディアの取材を受けるちょっとしたテクニック

またPR活動としては、メディアの取材を受ける方法も得策です。

TVや新聞、地元で刊行されている情報誌などに活動を取り上げてもらうことで、より多くの方にビジネスを認知してもらったり、実績と信頼につながります。

では、どうすればメディアに取り上げてもらえるのか?

取材を受けるには、発信している媒体に「取材問い合わせ」の項目を置きましょう。

これは通常の「問い合わせ」とは別に作ります。

メディア側も常に情報ネタを探しており、SNSやブログをリサーチしています。

そんな時にあなたの活動が目に止まったとして、問い合わせ方法が無いと連絡ができません。

是非、各種ページに取材専用の問い合わせ方法を明記しておきましょう。

地元新聞の取材を受けて実際に掲載された紙面
地元新聞から受けた取材 「MGプレス
情報誌の取材を受けて実際に掲載された紙面
情報誌から受けた取材 「B.S.TIMES

社会貢献活動は大々的に行うべし

世間的に「社会貢献は誰にも気づかれずにひっそり行うもの・・・」というイメージがありますが、ビジネスの場合は大々的に活動内容を公開します。

こうすることで、よりオープンで透明性のある活動を示すことができ、顧客の信頼につながります。

以上が、スモールビジネスが社会貢献をブランディングやPRに活かす戦略の一つと言えるでしょう。

顧客とのエンゲージメントを深めるための社会貢献活動

社会貢献活動は、スモールビジネスが顧客とのエンゲージメントを深める絶好の機会です。

具体的には、以下のような活動が考えられます。

  1. ボランティア活動への参加:お店や会社のスタッフと顧客が一緒に地域の清掃活動や子供たちへの教育支援などに参加することで、共通の目標に向かって働く経験を共有します。これは顧客との信頼関係を深めるだけでなく、ビジネスの社会的価値も高めます。
  2. 寄付や募金活動:商品の一部を特定の社会活動団体に寄付するか、あるいは顧客が募金できるようにすることも効果的です。これにより、顧客は自分の購入が直接的に社会貢献につながると感じ、より深くビジネスに関与することができます。
  3. コミュニティイベントの開催:社会貢献をテーマにした地元のイベントを開催することで、顧客とのつながりを深め、同時に地元のコミュニティとビジネスの関係も強化します。

これらの活動を通じて、企業は顧客との強い絆を築き、その結果、ビジネスの成功につながるでしょう。

4.スモールビジネスが社会貢献を行う際の注意点と課題

社会貢献を取り入れたビジネス運営は、社会に与える影響が大きい一方で注意点があります。

社会貢献活動が、同時にビジネスとしての利益を生む取り組みであり続けるためには、注意すべきポイントを理解し、適切に対処することが重要です。

以下では、スモールビジネスが社会貢献を行う際の注意点と課題、そしてそれらをどのように乗り越えるかについて考えましょう。

社会貢献とビジネスのバランスを保つためのポイント

スモールビジネスが社会貢献を行う際には、そのバランスを適切に保つことが求められます。

今回は、そのための具体的なポイントを3つにまとめます。

  1. 目的の明確化:どのような形で社会貢献を行うのか、その目的と意義を明確に設定します。
  2. ビジネスとの連携:社会貢献活動はビジネスの一部として位置づけ、ビジネス戦略と連携させます。
  3. コミュニケーション:社会貢献の取り組みを顧客やパートナーと共有し、理解と支持を得ます。

まず、何より目的の明確化が必要です。

何のために、どのような社会貢献活動を行うのかを明確にした上で、それをビジネスとの連携に活かしていきましょう。

また、社会貢献活動はビジネスと切り離すべきではなく、ビジネスの一部として位置づけ、ビジネス戦略と連携させることが大切です。

そして、それらの取り組みは積極的にコミュニケーションとして外部に発信し、顧客やパートナーからの理解と支持を得ることで、より一層のビジネスの発展を促すことができます。

↓社会貢献とビジネスのバランス感は「起業タイプ」によっても異なります。

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スモールビジネスが社会貢献を行う際の課題とそれを乗り越える方法

スモールビジネスが社会貢献を行う際、抱える可能性のある課題としては

  • 資金的な制約
  • 人員不足
  • 適切な社会貢献活動の選択
  • 活動の持続性の確保

などが挙げられます。

資金的な制約

一つ目の資金的な制約はビジネス規模に関わらず共通の課題ですね。

これに対する解決策としては、地域や業界団体が提供する助成金や補助金の活用があります。

また、クラウドファンディングなど新たな資金調達手段を探ることも有効でしょう。

岩下

僕のクライアントさんは、しっかり事業戦略を立てた上で銀行融資を受けている方もいます。ただし、最初はできるだけお金をかけずにスタートさせたいところですね。

人員不足

次に、人員不足の問題です。

スモールビジネスでは、基本的に1人で始めることも多く、そうなると人手が足りない中での社会貢献活動は大きな負担となり得ます。

この問題を解決する一つの方法は、パートナーシップの構築です。

同じ価値観を持つ他のスモールビジネスやNPOと協力することで、負担を分散させることが可能です。

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適切な社会貢献活動の選択

社会貢献と言っても、何をすれば良いのか?どんな団体と繋がれば良いのか?は迷うところですよね。

当たり前ですが、適切な社会貢献活動の選択には、自社のビジネスと活動が連動していることが重要です。

なんとなくのイメージで「恵まれない子どもたちに寄付しよう」みたいな結論は避け、自分の目指したい社会をつくるために必要な活動を探しましょう。

これにより、社会貢献活動をビジネスの一部として捉え、その活動を長期的に続けることが可能となります。

活動の持続性の確保

以上のように、各課題を乗り越えるための方法は存在します。

しかし、最も重要なのはビジネスの持続可能性です。

社会貢献にばかり目を向けてしまい

  • 売上が立たない
  • 利益が出ない
  • 常に資金繰りで一杯一杯

といった状態では、意味がありません。

自分に余裕がない状態では、社会貢献も自己犠牲になってしまいます。

ビジネスとしてのマーケティングをしっかり学び、社会貢献と結びつけていきましょう。

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6.まとめ:スモールビジネスによる社会貢献の可能性とその活かし方

さて、本記事を通じて、スモールビジネスが社会貢献を取り組む意義とその方法を解説してきましたがいかがだったでしょうか?

社会貢献はビジネスの成長を促進するだけでなく、ビジネスの価値を高め、社会全体にポジティブな影響を及ぼす力があります。

最後に、これまでの内容を振り返りつつ、スモールビジネスにおいて、これからどのように社会貢献を活かしていくべきかについてまとめます。

社会貢献を通じてビジネスも成長させる未来への展望

何はともあれ、社会貢献を通じたビジネスの未来について考えてみましょう。

これからの時代、ビジネスと社会貢献は一体となることで、より大きなインパクトを生み出すことが可能です。

次に、その社会貢献活動をどのようにマーケティング戦略に組み込むかを計画してみましょう。

例えば、SNSやブログでの情報発信、またメディアから取材を受ける機会を積極的に増やしましょう。

スモールビジネスが地元のコミュニティや環境に貢献することで、その活動は広く認識され、消費者からの信頼と支持を集めます。

最後に、社会貢献活動で得た結果を分析し、改善の余地があるかを見つけましょう。

反省と振り返りは次への一歩となります。

これからのビジネスは、単に「利益追求」だけでなく「社会貢献」も重視する時代へとシフトしていきます。

スモールビジネスにとって、社会貢献は選択肢ではなく、「必要条件」であると言えるでしょう。

岩下

スモールビジネスでも社会貢献は可能です。あなたのビジネスが社会に対してプラスの影響を与え、その結果自身のビジネスも向上することを願っています!

起業家タイプ診断

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