これから個人ビジネスを始めたい人向け!インバウンド・アウトバウンドマーケティングの活用法

個人事業者向け!インバウンド・アウトバウンドマーケティングの活用法

この記事は、特に個人が行うスモールビジネスの基礎知識として「インバウンドマーケティングは何か?」についてお伝えします。

この記事でわかること
  • インバウンドマーケティングとアウトバウンドマーケティングの違い
  • それぞれの成功事例
  • スモールビジネスにおける活用法

もし、あなたが

  • ビジネスってどうやって始めれば良いの?
  • マーケティングって何すれば良いの?
  • お客さんってどうやって集めればいいの?

と感じていたら、この記事を読むことでマーケティングの基礎が分かります。

現代のビジネスにおいて、一言でマーケティングと言ってもさまざまな手法があります。

  • コンテンツマーケティング
  • 動画マーケティング
  • SNSマーケティング
  • ビジュアルマーケティング
  • リストマーケティング などなど・・・

これらのマーケティング手法は、これまでの市場の歴史によって生みだされてきました。

そして結論からお伝えすると、最近主流のマーケティングは「インバウンドマーケティング」の考え方が基盤にあります。(逆の考え方として「アウトバウンドマーケティング」があります)

いずれにせよ、これらの手法を適切に活用するためには、それぞれの特性と適用範囲を正確に理解し、ビジネスの目的や市場環境に合わせて選択することが重要です。

今回は、そんなインバウンドマーケティングとアウトバウンドマーケティングの基本的な特性から、その効果的な活用方法について詳しく解説します。

インバウンドマーケティングとアウトバウンドマーケティングの基本理解

岩下

では、早速インバウンドマーケティングとアウトバウンドマーケティングの基礎についてお伝えします。

(1) インバウンドマーケティングとは?

インバウンドマーケティングとは、顧客自身が自発的に情報を求める形のマーケティング手法です。

以下のようなものは、全てインバウンドマーケティングと言えます。

  • ブログ記事
  • ホワイトペーパー(資料ダウンロード)
  • SNS(X、Instagram、Facebook)
  • YouTube
  • ポッドキャスト、stand.fmなどの音声メディア

これらは各媒体で有益な情報を提供し、その情報に興味を持つ人々を自社のウェブサイトなどへと引き寄せるという戦略です。

普段、あなたもSNSやYouTubeでお気に入りのインフルエンサーの発信を見て、オンラインサロンに入ったり、グッズを買ったりしませんか?

実は、これらは全てインバウンドマーケティングの流れの中で起きていることなんです。

岩下

インバウンドマーケティングは、もはや僕らの身の回りに、当たり前のように存在しています。

(2) アウトバウンドマーケティングとは?

一方、アウトバウンドマーケティングとは、企業から積極的に訴求していく形の伝統的なマーケティング手法を指します。

一般的に「営業」と聞くと、こちらのやり方をイメージする人が多いかもしれません。

  • テレビや新聞広告
  • ネット広告(リスティング、ディスプレイ広告)
  • SNS広告(X広告、インスタ広告、Facebook広告)
  • ダイレクトメール
  • テレアポ飛び込み営業、など。

情報を一方的に送り出すことで、商品やサービスの認知度を高めていきます。

最近では、アウトバウンドマーケティングのような一方的な訴求方法は、ユーザーから敬遠されがちです。

そのため「自然に商品を知ってもらう方法」として、インバウンドマーケティングが主流になっています。

これらの違いを理解することで、自社のビジネス戦略にどちらのマーケティング手法が適しているかを判断することが可能となります。

岩下

こういった背景を知っておくと、ご自身のビジネスへの取り組み方が大きく変わるはずです。

では、続いて両者の大きな違いについてお伝えします。

インバウンドマーケティングとアウトバウンドマーケティングの違い

インバウンドマーケティングとアウトバウンドマーケティングは、相違点が多く存在します。

それらは期間、コスト、ターゲット、商品の特性といった側面を見ると分かりやすいでしょう。

(1)効果が表れるまでの期間

インバウンドマーケティングは、顧客が自発的にアクセスしてくる形式なので、効果が出るまでに時間がかかることが一般的です。

例えばブログであれば、どんなに早くても3ヶ月、通常は半年〜1年以上の期間が必要です。

比較的効果が早いSNSであっても、最低限のフォロワー獲得(1,000人ほど)を達成するのに、早くても3〜4ヶ月はかかるでしょう。

一方、アウトバウンドマーケティングは、企業から顧客へ積極的にアプローチするため、効果が現れるのが早いです。

例えば広告などであれば、ユーザーがその内容を気に入れば、すぐに行動を起こす(商品を購入したり、メルマガに登録すること)こともあります。

(2)必要なコスト (費用)

インバウンドマーケティングは、コンテンツ作成やSEO対策などの作業時間が必要ですが、一度設定してしまえば長期的な効果が期待できます。

費用面で言えば、ブログやSNSの場合、ほとんどお金をかけずに始めることができます。

ブログ:開設に必要なサーバー、ドメインの費用など(数千円〜)
SNS:基本無料、X(旧Twitter)は月額制のプレミアムプランあり(月額980円)

それに対し、アウトバウンドマーケティングは広告費などの継続的な出費が必要です。

広告にも様々な方法があり、1,000円ほどから始めることも可能です。

※ただし、実際には少なくとも数万円ほどの予算がないと、なかなか効果が得られないという実情があります。

(3)対象となる顧客層

インバウンドマーケティングは、自社の商品やサービスに興味を持つ可能性のある顧客を対象にします。

一方、アウトバウンドマーケティングは広範な顧客層をターゲットにします。

ただし、どちらを選ぶにせよ「ターゲットの明確化」は絶対に必要です。

広告の場合などは、明確なターゲット設定をせずに行ってしまうと、誰にも届けることができず、かけた費用が全て無駄に終わってしまうことになります。

↓ターゲットの設定方法はこちらで解説しています。

ペルソナ設定の具体的な方法は?売れる商品づくりに必要な考え方

(4)商品やサービスの特性による適用

商品やサービスの特性により、どちらのマーケティング手法が適しているかは変わります。

例えば、ニッチな商品はインバウンドマーケティング、一般的な商品はアウトバウンドマーケティングが適していることが多いです。

ニッチな商品、一般的な商品イメージは以下の通りです。

ニッチな商品の例
  • 趣味に特化した商品(例:レアな切手コレクション、高級ペン回し用ペン)
  • 健康に特化した商品(例:グルテンフリー食品、植物由来のサプリメント)
  • 高級者向け商品(例:超高級時計、ハンドメイドの高級革製品)
  • 業界特化の専門機器(例:研究用遠心分離機、プロ用DJ機材)

ニッチな商品の場合は、ユーザー側から情報を探しに来るので、インバウンドマーケティングの方が合っています。

一般的な商品の例
  • 食料品(例:パン、米、野菜、缶詰)
  • 日用品(例:石鹸、ティッシュペーパー、ゴミ袋)
  • 家電製品(例:テレビ、冷蔵庫、洗濯機)
  • 衣類(例:Tシャツ、ジーンズ、靴下)
  • 家具(例:ソファー、ダイニングテーブル、ベッド)

一般的な商品(類似品が多い)場合にもインバウンドマーケティングは使えますが、ある程度は広告などで訴求をしないと、ユーザーに選んでもらいにくいと言えるでしょう。

岩下

個人でビジネスを行う場合、ニッチな商品を扱う必要があるため、絶対にインバウンドマーケティングを取り入れる必要があります。

インバウンドマーケティングとアウトバウンドマーケティングの成功事例

続いて、インバウンドマーケティングとアウトバウンドマーケティングにおける、有名な成功事例をご紹介します。

企業のアプローチですが、個人ビジネスにおいても、その発想は大いに参考になるでしょう。

今回は分かりやすく「飲料業界」で比較しますね。

(1)インバウンドマーケティング成功事例

<キリンレシピノート>

「カンタン・おいしい・楽しい」をテーマに、様々なレシピを紹介しているサイト。

キリンレシピノートTOPページ

単に製品を紹介するのではなく、それぞれのレシピに合う飲み物が紹介することで、ユーザーの興味を引いている好事例です。

キリンレシピノートのレシピ画面

引用:キリンレシピノート

(2)アウトバウンドマーケティング成功事例

<レッドブル>

レッドブルは「翼をさずける」というキャッチフレーズが話題となり、エナジードリンクという新しいカテゴリーで業界トップのシェアを獲得しています。

2023年には世界で合計121億3,800万本のレッドブルを販売し、大きな成功を収めた2022年に比べて4.8%増加しました。 グループの売上高は9%増加し、9兆6,840億ユーロから10兆5,540億ユーロに上がりました。

レッドブル公式サイト

「元気になる」ではなく「翼をさずける」というフレーズが、顧客のベネフィット(良い変化)をうまく喚起しています。

レッドブルの、このCMシリーズはとても有名ですね。

岩下

ご紹介した例は、個人ビジネスでは出来ない規模ではあるものの、こういった成功事例は非常に参考になりますね。

5. 個人ビジネスに活用するための戦略

では最後に、個人ビジネスにおいて、インバウンドマーケティングとアウトバウンドマーケティングをどのように活用すれば良いか?お伝えしておきましょう。

(1)インバウンドマーケティングの戦略

インバウンドマーケティングでは、顧客が自ら情報を求めてアクセスすることを前提に、魅力的なコンテンツの提供が必要です。

具体的には、ブログ記事の作成、SNSでの情報発信などが考えられます。

以下は、起業初期におすすめのインバウンドマーケティング戦略です。

起業初期のおすすめ戦略
  1. ブログやSNSで価値のある情報を発信する。
  2. 興味を持ってくれた人にメルマガやLINEの登録を促す。
  3. 登録者に相談会やセミナーなどを告知する。
  4. 相談会やセミナーで商品・サービスを販売する。

↓「日常をビジネスに変える」コンテンツビジネスのはじめかた

ゼロから始める!コンテンツビジネス立ち上げの手順とその仕組みを解説します

(2)アウトバウンドマーケティングの戦略

アウトバウンドマーケティングは積極的な訴求が特徴です。

TVCMや新聞広告、ダイレクトメールなどを通じて商品やサービスを紹介します。

また、営業活動やイベントの開催なども効果的でしょう。

起業初期においては、全てをSNSなどの発信に頼るのではなく、地道な営業活動も必要となります。

とはいえ、営業活動が苦手な場合は、以下の「ゴリ押しの営業や広告を使わないアウトバウンドマーケティング戦略」を参考にしてください。

起業初期のおすすめ戦略
  1. 自分のビジネスと関連のあるコミュニティに参加する
  2. コミュニティで学びながら、有益な情報をシェアするなど場に価値提供を行う。
  3. コミュニティ運営に関わったり、お手伝いをさせてもらう。
  4. コミュニティ内で影響力を持つ。
  5. コミュニティ運営者とコラボをしたり、自分の商品を販売させてもらう機会を作る。
岩下

コミュニティでの戦略は、僕自身が起業初期に実際にやっていたことです。

(3)両者を組み合わせた戦略

とはいえ、どちらのやり方もいずれは限界を迎える時がきます。

その際に最大の効果を得るためには、インバウンドとアウトバウンドの両方を適切に組み合わせることが必要です。

市場や顧客の属性、自社の商品やサービスの特性によって、どちらを主体とするか、またはどのように組み合わせるかを考えます。

具体的な戦略の構築には、データ分析と市場調査が重要になります。

↓市場リサーチはどうやってやるの?についてお答えしています。

売れる商品を作るためのマーケティングリサーチ
【初心者向け】マーケティングの競合分析フレームワークを学ぼう!簡単3ステップで理解する方法

まとめ:自分にあったマーケティング方法を見極める!

今回は、ビジネスに活用するためのインバウンドマーケティングとアウトバウンドマーケティングの基本理解と特性について解説しました。

インバウンドマーケティングは、顧客が自ら商品やサービスを求めてくるような情報を発信し、信頼関係を築くことを重視します。

一方、アウトバウンドマーケティングは積極的に商品やサービスをPRし、顧客の関心を引くアプローチが特徴です。

両者は相反する手法のように思えますが、適切に組み合わせることで効果的なマーケティング戦略を構築できます。

岩下

最新のマーケティングトレンドと併せて、ビジネス成功のためにこれらのマーケティング手法を活用しましょう。

この記事を書いた人
スモールビジネス構築の専門家:岩下知史

岩下 知史(イワシタ トモフミ)
ビジネスコーチ/才能診断の専門家

看護師などの資格業向けに「資格スキル×才能×コンテンツを使って年商1,000万ビジネスを作る方法」を発信中。人を支援するスキルを持った人が、自己犠牲ではない本当の「支援力」を身につけるサポートを行う。

【顧客実績】経験ゼロ→副業3カ月で15万の案件獲得、最高月商15万→2ヶ月で100万達成、1回のプロモーションで売上1,000万円達成など。好きなものはギターと娘。

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