有名企業のロゴから分かる!人の心を動かすブログカラーの決め方

有名企業のロゴから分かる!人の心を動かすブログカラーの決め方

本記事では「ブログのテーマカラーの決め方」についてお伝えします。

ブロガーさん

サーバーとブログテーマは準備したけど、ページカラーが決められない・・・

といった場合は、是非最後までお読みください。

この記事でわかること
  • ビジネスにおける色と心理の関係
  • 有名ブランドのロゴから分かる色の力
  • ブログにおける色の選び方
この記事を書いた人
スモールビジネス構築の専門家:岩下知史

岩下 知史(イワシタ トモフミ)

会社員時代に躁鬱病を経験〜独立後は物販・コーチング・ライティングで売上1,000万〜2,500万円のスモールビジネスを複数立ち上げ。 これまで1,000人以上の起業家、個人事業主に研修・コーチング・コンサルティングを提供。

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ビジネスにおける色の心理学とその力

もし、あなたが

相談者さん

えっ、色なんて好きな色で、適当に決めればいいんじゃないの?

と思っていたら、ちょっと待ってほしいです。

なぜなら、ビジネスの世界では、色は単なる装飾ではないからです。

色は感情を喚起し、ブランドのアイデンティティを形成し、ユーザーの購入決定に影響を及ぼす強力なツールです。

だからこそ、世の中の企業が自社ロゴにこだわっているんですね(大きな企業になると、ロゴ制作にウン千万円を投下します)。

色の選択は、ブランドが持つメッセージを非言語として伝え、潜在的な顧客の心理的反応を引き出すことにより、ビジネスの成功に不可欠な要素となります。

ブログカラーが、ビジネスや読者に与える、具体的な影響は以下の通りです。

1.感情と心理への影響

色は本能的に特定の感情を引き起こす能力を持っています。

例えば、青は安心感や信頼を、赤は興奮や緊張を誘発します。

また、緑は持続可能性や環境に優しいことを示し、黄色は食欲を刺激すると言われています。

ブログを作る時は、これらの感情的な反応を理解し、目的に応じて色を選択することで、望む反応を読者から引き出すことができます。

2.ブランド認知度の向上

一貫した色の使用は、ブランド認知度を高める大切なポイントです。

例えば、Facebookの青やコカ・コーラの赤のように、特定の色をブランドと強く関連付けることで、消費者の心に長く残ります。

また、とある研究によると、色によってブランド認知度が最大80%向上するとされています。

これはブランド構築において極めて価値のある戦略となるでしょう。

3.ユーザーの購入決定への効果

色はユーザーの購入決定にも大きな影響を与えます。

例えば、安心感や信頼を表現したい時に、赤や黄色といった色をむやみに使ってしまうと、それだけで購入率が落ちることもあるでしょう。

これらの色を使ってブランドや製品の特性を伝えることで、消費者の心理を利用し購入へと導くことが可能です。

結論として、色はビジネスとマーケティングにおける強力なツールです。

色の心理学を理解し適用することで、より説得力のあるブランドストーリーを作成し、読者との深い繋がりを築くことができます。

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有名ブランドと色の関連性

岩下

では続いて、実際の企業におけるブランドロゴと色の関係性を見てみましょう。

下の画像は、それぞれの色が持つ意味合いと、企業ごとのカラーテーマを表したものです。

参考:Psychology Of Color In Logo Design

有名ブランドの色使いは、そのブランドのイメージやアイデンティティを強化するための重要な要素です。

先ほどもお伝えした通り、ここでもファーストフード業界では赤と黄色がよく使われていますよね。

これは活動的で楽しい雰囲気を作り出し、食欲を刺激するとされているためです。

ブログを作る際には

ブロガーさん

緑が好きだから、メインカラーは緑にしよう!

といったように、感覚的に決めてしまいがちです。

しかし、特定の業界やブランドに最適な色の選択は、市場調査や競合他社の分析に基づいて行われるべきです。

これによって顧客とのつながりを深めることができるでしょう。

岩下

テーマカラーをしっかり決めることで、例えば「緑を見たら〇〇さんを思い出す」といったような印象をつけることができます。

ブランドにマッチするブログカラーの選定

このように、あなたのブログに適したメインカラーを選ぶことは、ビジネスのアイデンティティと市場での位置づけを視覚的に伝える上で非常に重要です。

色ごとの印象と、企業ロゴの関係性を以下にまとめておきます。

読者に与えるイメージ代表的な企業
黄色楽観的・明確・温かい・親しみやすいNikon、マクドナルド、サブウェイなど
オレンジ明るさ・自信・目に留まりやすいAmazon、フーターズ、ファンタなど
エネルギー・情熱・行動(購買意欲)を促す効果任天堂、コカ・コーラ、Netflix など
豪華さ・神秘的・威厳・品質の高さFedEx、Welch、Hallmarkなど
安定感・信頼・落ち着き・頼りになるDELL、IBM、Facebookなど
穏やか・平和・成長・環境への配慮Starbucks、伊藤園、ニトリなど
黒・白高級感・優雅・洗練・シンプルかつエレガントApple、Mercedes、NIKEなど
色のイメージと企業ロゴの関係性

また、上記のようなイメージに加え、読者の年齢層や性別、興味によって色の好みは変わる可能性があります。(若い世代は薄めの色〜年齢が上がるにつれて濃いめの色など)

このように、ブログの色選びは、読者の背景や好みに深く根ざしたものであるべきです。

これらの色の心理的影響を理解し、ブログの目的やメッセージに合わせて適切な色を選ぶことで、読者との関係を深め、望ましい反応を引き出すことが可能です。

色と文章の読みやすさ

また、色選びはイメージだけではなく、実際にブログの読みやすさにも大きく影響します。

場合によっては、色覚異常や視覚に障害のあるユーザーを考慮し、コントラストが高く読みやすい色の組み合わせを選ぶことも重要です。

例えば、背景とテキストの色は十分なコントラストがあるべきで、色盲のユーザーにも配慮したデザインを心がけることが望ましいでしょう。

岩下

ちなみにこのスモールビジネス講座は、優しさや調和をイメージしたかったので「緑」をテーマカラーに選んでいます。

調和の取れたサブカラーの使用

メインカラーを選んだら、追加となるサブカラー(またはアクセントカラー)を選ぶことで、ウェブサイト全体の印象をより豊かにすることができます。

サブカラーは、メインカラーとのバランスを取るために重要で、色彩理論に基づいて選ぶと効果的です。

参考:ウィキペディア「色相環」

例えば、補色(色相環において反対の位置にある色)を使うことで、視覚的な対比を生み出し、特定の要素を強調することができます。

また、類似色(隣接する色)を使用することで、より穏やかで統一感のあるデザインを作り出すことができます。

ブログカラーはテストを繰り返して決める!

ターゲットに与えたいイメージから、ある程度は色を選ぶことはできますが、選んだ色が実際に受け入れられるかどうかは、テストを行ってみなければわかりません。

また、季節やイベントに合わせて色を変えることで、新鮮な印象を与え、読者の関心を引きつけることもできます。

配色を定期的に見直し、A/Bテストやユーザー調査を通じて反応を評価することが重要です。

A/Bテスト

A/Bテストでは、異なる色の組み合わせを使用した複数のデザインバリエーションを作成し、どのデザインがより高い反応が得られるか?を評価します。

例えば、ボタンの色を変えて、どの色がより多くのクリックを生むかをテストすることができます。

A/Bテストは、少しハードルが高く感じるかもしれませんが、異なる色の組み合わせがウェブサイトのパフォーマンスにどのように影響するかを理解するための強力な方法です。

ユーザー調査

やりやすいのはこちらの方法だと思います。

ユーザー調査は、実際の読者から直接意見を得ることができ、色の選択がどのように受け止められているかを理解するのに役立ちます。

これらのプロセスを通じて、ユーザーの好みや行動に基づいて最適な色の選択を行うことが可能になります。

↓ビジネスには「ユーザー調査と競合分析」が欠かせません。

【初心者向け】マーケティングの競合分析フレームワークを学ぼう!簡単3ステップで理解する方法

各プラットフォーム間での一貫性を保つ

決まったテーマカラーはブログだけでなく、ソーシャルメディア、印刷物、広告など、あらゆるメディアで一貫性を持たせましょう。

この一貫性はブランド認知を高め、顧客に安定と信頼のイメージを与えます。

例えば、Facebookの青やStarbucksの緑は、どのプラットフォームでも同じ色が使われ、すぐに認識できるようになっていますよね。

このように、色彩の一貫性はブランドの視認性を高める重要な要素です。

↓ブランド認知を高めるために「コンテンツビジネス」の仕組みも知っておいてください。

ゼロから始める!コンテンツビジネス立ち上げの手順とその仕組みを解説します

まとめ: ブログのテーマカラーを決める際の最終チェックリスト

今回は、色の心理学の基礎から実際のブランド例、ブログにおける色の選び方までをお伝えしました。

最後に、ブログのテーマカラーを決定する前の、最終チェックリストをまとめておきますので、確認してみてくださいね。

  1. ブランドメッセージとの整合性: 選んだ色がブランドの価値観やメッセージと合致していますか?
  2. 目的に合った感情の喚起: その色は、あなたが望む読者の感情を引き出すことができますか?
  3. ターゲットの好み: 色の選択は、ターゲットとする読者の年齢層や好みを反映していますか?
  4. 競合との差別化: 選んだ色は、競合他社や業界内で一般的なものとは異なるユニークな選択ですか?
  5. 一貫性の確保: ブログだけでなく、ソーシャルメディアやその他のメディアにおいても色の一貫性を保つことができますか?
  6. ブログの読みやすさ: 色の組み合わせは、全てのユーザーにとって十分なコントラストと読みやすさを提供していますか?

これらのポイントを念頭に置きながら、ブログのテーマカラーを選ぶことで、より効果的にブランドを表現し、読者との強いつながりを築くことができるでしょう。

岩下

色の選択は、ブログの成功に大きく関係するため、慎重かつ創造的にアプローチすることが重要ですね!