【看護師の自己分析】強み・弱み見つけるための4ステップ

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この記事では「看護師さんが自己分析をする方法」について解説します。

看護師さんが自己分析をする際の具体的な方法を、これまで1,000人以上の自己分析をサポートしてきたタイプ診断のプロフェッショナルが詳しく教えます。

もし、あなたが

看護師さん
  • 看護師に向いているか?自己分析する方法を知りたい。
  • どうすればもっと人の役に立てるのか知りたい!
  • 自分の力を100%活かせる仕事をしたい!

という場合は、この記事を最後まで読んで頂くことで

  • 自己分析の具体的な方法
  • 自己分析の活かし方
  • 自己分析ツール

について理解できるので、現状のモヤモヤを脱却して気持ちよく仕事をすることができるようになるでしょう。

この記事を書いた人
スモールビジネス構築の専門家:岩下知史

岩下 知史(イワシタ トモフミ)

会社員時代はホテルや看護師・ドクターの派遣営業に従事。上場企業でマネジメント→躁鬱病を経験→起業〜物販・コーチ・講師業で年商1,000万ビジネスを複数構築。

現在は、看護師などの資格業向けに「資格スキル×AIで年商1,000万ビジネスを作る方法」を発信中。人を支援するスキルを持った人が、自己犠牲ではない本当の「支援力」を身につけるサポートを行う。

【顧客実績】経験ゼロ→3カ月で15万の案件獲得、最高月商15万→2ヶ月で100万達成、2回のプロモーションで1,000万円達成など。
好きなものはギターと娘。

→詳しいプロフィールはこちらから

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1.看護師こそ必要不可欠な自己分析の方法

看護師さんは多様な人と関わり、様々な場面で判断を求められる職業ですよね。

そのため、自分自身の強みや弱みを理解し、客観的に自己分析することが非常に重要です。

自己分析を行うことで、以下のようなメリットがあります。

  • 自分に合った職場環境がわかりやすくなる
  • 転職の際の志望動機や自己PRが作成しやすくなる
  • 中長期的なキャリアプランを立てやすくなる

つまり、自己分析は看護師が自分の適性を見つけ、よりよい職場環境を選択する上で欠かせないプロセスなのです。

これから看護師が自己分析を行う4つのステップと、その活かし方、役立つツールなどを解説していきます。

岩下

自己分析は時間がかかる作業ですが、その先に待っている「理想の働き方」を見据えて、ぜひ取り組んでみてくださいね。

2.看護師の自己分析のメリット

では続いて、自己分析を行うことで得られる3つのメリットについて補足しておきます。

自分に合った職場が見つけやすくなる

職場を選ぶ際には、以下のような点を意識することが多いと思います。

自分に合った職場を見つけるためのポイント
  • 忙しさの程度(勤務時間、オンコール呼び出し頻度など)
  • 職場の雰囲気(年齢層、人間関係のスタイルなど)
  • 業務の性質(外来、病棟、専門分野など)
  • 福利厚生(時短勤務制度、産休・育休の取りやすさなど)

しかし、全てのポイントで納得いくような職場を見つけることは、なかなか難しいですよね。

そんな時に、自己分析を通して自分の強み・弱み、やりがい、価値観などを把握することで、自分に合った職場環境がわかりやすくなります。

また、面接時の質問にも自信を持って答えられるでしょう。

自分に合わない職場に就職してしまうと、早期離職にもつながりかねません。

看護師の離職率が高い現状を考えると、しっかりと自己分析を行い、自分に合った職場を選ぶことが大切です。

以上のように、自己分析を行うことで自分に合った職場が見つけやすくなり、よりマッチした就職活動ができるようになります。

志望動機や自己PRが作りやすくなる

自己分析を行うことで、自身の強みや経験を整理することができます。

看護師として大切にしている価値観や、得意な業務内容を明確にできれば、志望動機や自己PRをより具体的に説明しやすくなります。

例えば、以下のような表を作成し、自分の強みを視覚化することで、志望動機や自己PRの材料を見つけやすくなります。

強み具体例
コミュニケーション力・患者さんへの説明が丁寧だと言われる
倫理観・プライバシーに細心の注意を払う
チームワーク力・多職種と協調して業務にあたれる
表:自分の強みについて

このように、自己分析を通して自身の強みや価値観を明確にできれば、志望動機や自己PRを作成する際にも、自分の魅力を的確に伝えられるでしょう。

岩下

過去のクライアントさんにも、自己分析をサポートしただけで、転職やキャリアアップに成功した方が沢山いらっしゃいます。

キャリアプランを立てやすくなる

看護師として自己分析を行うことで、自分の強みや弱み、やりがいを明確にできます。

その上で、理想の働き方や条件を具体化することができれば、キャリアプランを立てる際の大きな糧となります。

例えば、自分の強みが「コミュニケーション力」だと分かれば、患者対応に長けた分野で活躍できそうです。

一方で弱みが「夜勤」なら、日勤常勤の職場を探すなどの条件が決まります。

自分に合った条件理想の働き方・職場
コミュニケーション力患者対応が多い病棟
夜勤が苦手日勤常勤

このように、自己分析で明らかになった自分の適性と希望を踏まえれば、次のキャリアステップが見えてくるはずです。

看護師として今後どのようにスキルを伸ばし、どの領域で活躍したいかなど、具体的な目標を設定しやすくなるでしょう。

自己分析は、看護師個人の強みや希望を最大限に活かせるキャリアプランを描くための、重要な第一歩なのです。

↓自分のタイプを知ると、自己分析がかなりラクになりますよ。

あなたの性格は次のどれ?診断テストで分かる4タイプ

3.看護師の自己分析の4ステップ

では、具体的に自己分析はどのようにすれば良いのでしょうか?

ここでは、以下の4ステップを踏むことをおすすめします。

ステップ1:経験・スキルの振り返り

看護師として働く中で培ってきた経験やスキルを振り返ることが、自己分析の第一歩となります。

まずは看護師としての経験を振り返ってみましょう。

以下の表を参考に、これまでの勤務先や経験年数、担当した領域などを整理します。

<経験の振り返り表>

勤務先勤務期間担当領域など
A病院3年4ヶ月外来・病棟(内科系)
B病院1年8ヶ月救急外来

次に、看護師としての実務で身につけたスキルを振り返ります。

例えば、以下のようなスキルがあげられます。

  1. 患者への対応力(コミュニケーション力、傾聴力など)
  2. 医療知識(疾患、治療法、検査値の見方など)
  3. チーム医療への対応力(カンファレンス、申し送りなど)
  4. マネジメント力(優先順位の判断、業務の割り振りなど)

このように、自身の経験とスキルを振り返ることで、看護師としての強みや弱みを把握することができます。

ステップ2:強み・弱み・やりがいの整理

このステップでは、自分の強みと弱み、そしてやりがいを整理します。

まず、経験やスキルを振り返ったうえで、以下の3点を明確にしていきましょう。

  1. 強み:看護師として優れている点や得意分野を列挙します。
    ・コミュニケーション能力が高い
    ・判断力がある
    ・チームワークを大切にできる、など。
  2. 弱み:看護師として課題があると感じている点を洗い出します。
    ・緊急時の対応力が不足
    ・ストレス耐性が低い
    ・記録の書き方が雑、など。
  3. やりがい:看護師として働く上で「やりがいを感じる」ことは何かを考えます。
    ・患者さんに喜ばれること
    ・チームで協力して課題を乗り越えること
    ・新しい知識やスキルを身につけること、など。

強み・弱み・やりがいをしっかり意識することで、自分に合った環境で活躍できる職場を見つけやすくなります。

↓強み・弱み・やりがいを見つける「72個」の質問を集めました。

起業準備という名の自己分析を確実に終わらせる72個の質問

ステップ3:現在の職場環境の評価

現在の職場環境を客観的に評価することは、自分に合った職場かどうかを判断するうえで重要なステップです。

以下の観点から見直してみましょう。

労働環境は?
  • 勤務時間(交代制や残業の有無など)
  • 給与水準
  • 福利厚生(休暇取得しやすさ、資格取得支援制度など)
  • 人間関係(上司や同僚との関係性)
業務内容は?
  • 担当業務の範囲
  • 勤務体制(病棟や外来など)
  • ストレス度
  • キャリアアップの機会
自身の適正は?
  • 職場の雰囲気に合っているか
  • 働きがいを感じられるか
  • 自身の強みを発揮できるか

これらの項目を一つひとつ評価し、プラスとマイナスを整理します。

そうすることで、自分に合った職場かどうかが見えてきます。

岩下

マイナス点が多ければ転職を検討しても良いかもしれません。

↓看護師さんの理想的なセカンドキャリアとは?

ステップ4:理想の働き方・条件の明確化

自分の強みや価値観、これまでの経験を振り返ったうえで、最後に理想の働き方や就業条件を明確化します。

以下の3点を意識して、自分に合った職場環境を具体的にイメージしてみましょう。

  1. 理想の勤務形態:常勤か非常勤か、日勤のみか交代制勤務も可か、残業の有無など。
  2. 求める職場環境:立ち仕事が多い職場か座り仕事か、人間関係のストレスが少ない職場か、教育体制が整っている職場かなど。
  3. 重視する福利厚生:育児・介護休暇の有無、各種手当の有無、住宅支援制度の有無など。
理想の職場環境をイメージする際の例
  • 常勤正看護師(日勤のみ)
  • 人間関係が良好で教育体制の整った病院
  • 育児休暇取得可、住宅手当あり

このように、自分の理想を明確にしておくことで、応募する求人を的確に絞り込むことができます。

理想と現実のギャップを認識し、妥協点を見極めることも重要です。

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4.自己分析の活かし方

これらの自己分析を行うことで、自身の強み・弱みや価値観、理想の働き方などが明確になると思います。

この結果を活かすことで、先に挙げたメリットを享受することができます。

志望動機・自己PRの作成

自己分析を行うと、自身の強みや価値観、理想の働き方などがはっきりと見えてきます。

(もし見えていなかったら、まだ掘り下げる余地が残っているのかもしれません)

それらを踏まえて、自分なりの志望動機や自己PRを作成することができます。

その際は自己分析で明らかになった、以下のような項目を盛り込むと、より説得力のある志望動機が作れます。

志望動機に盛り込む項目の例
  • 自身の強み(コミュニケーション力、チーム医療への貢献など)
  • 理想の職場環境(人間関係、教育体制、キャリアアップの可能性など)
  • その病院を選んだ理由(理念や施設の特色との共感など)

一方、自己PRは面接時に自身のアピールポイントをわかりやすく伝えるものです。

自己分析で見つけた、以下のようなポイントを盛り込むことで、魅力的な自己PRになります。

  • 看護師としての実績や経験 ・強みとなる性格や価値観
  • 今後のキャリアビジョン

このように自己分析は、志望動機や自己PRを作る際の重要な土台となります。

自分自身をしっかり見つめ直すことで、説得力のある内容を作り上げることができるのです。

求人の絞り込み

自己分析を行うことで、自分に合った求人を絞り込むことができます。

自分の強みや弱み、理想の働き方や条件を明確にしておけば、その基準に合致する求人を効率的に探すことができるためです。

例えば、あなたの強みが「コミュニケーション能力が高い」ということであれば、コミュニケーション力が求められるフロア業務の求人に注目するとよいでしょう。

一方で、弱みが「夜勤が苦手」ということであれば、夜勤がない求人を探すなどと、自分に合わない条件の求人は避けるようにします。

また、理想の働き方が「プリセプター業務をしたい」「育児と両立したい」などであれば、それに合った求人を選びます。

このように、自己分析で明らかになった自分の特性と希望を踏まえて、求人を絞り込むことが重要です。

↓もし夜勤がきつい・・・」と感じていたら、こちらを読んでみてください。

Hard night shift for nurses.

キャリアプランの立案

看護師としての自己分析を行えば、今後のキャリアプランを立てやすくなります。

まず、自分の強みや長所を活かせる職場環境を探しましょう。

例えば、コミュニケーション能力が高ければ、患者対応の多い病棟や外来など。

一方、几帳面で細かい作業が得意な方は、手術室や検査技師補助などの職場が向いているかもしれません。

次に、興味や価値観に合う分野を検討します。

がん看護や小児看護、認知症ケアなど、特定の専門分野に特化するのも一つの選択肢ですね。

また、教育や研究、管理職といった多様なキャリアパスを考えることができます。

将来的な目標を立ててから、そこに至るための具体的な行動計画を立てましょう。

例:5年後の目標「がん専門看護師資格の取得」 に対する行動計画

  • 1年目:がん病棟で勤務し、基礎知識を身につける。
  • 3年目:がん看護専門看護師課程に入学
  • 5年目:資格取得、など。

このように、自己分析を通じて明確なキャリアプランを描くことで、看護師としての目標に向かって着実に歩を進めることができるのです。

↓看護師さんが自分のスキルを活かして、年収1,000万円を目指すロードマップ

5.自己分析に役立つツール

岩下

自己分析を行う際は、様々なツールを活用することで、より深い自己理解につながります。

性格診断テスト

性格診断テストは、自分の性格特性を客観的に把握するのに役立ちます。よく知られているのが「MBTI性格診断」です。

この診断では、4つの2種類ずつの性格タイプに分類され、自分の特性を16通りのタイプから知ることができます。

例えば、「ISTJ型」なら、 I(内向的)、S(現実的)、T(思考的)、J(判断的) という特徴を持つと分析されます。

特徴長所短所
内向的落ち着いている人付き合いが苦手
現実的現実的で合理的理想が見えにくい
思考的客観的で分析的感情的でない
判断的決断力がある柔軟性に欠ける

このように、自分の性格特性を客観的に把握することで、強みと弱みがわかり、それを活かしたり改善したりするヒントが得られます。

看護師として活かせる強みは何か、気をつけるべき弱みは何かを明確にすることで、より自分に合った職場選びやキャリア形成につなげることができるのです。

参考:16Personalities

価値観診断

価値観については、複数の設問に回答していくと見つけやすいでしょう。

例えば以下のような質問に答えてみます。

  • 質問1:仕事と家庭のどちらを優先しますか?
  • 設問2:安定した収入と高給与のどちらが大切ですか?
  • 設問3:人間関係を大切にしますか、それとも業務を優先しますか?

このように、さまざまな側面から自分の価値観を考えていきます。

看護師は、患者や家族、同僚など、多くの人々と関わる職種です。

自分の価値観を理解しておくことで、より良い人間関係を築くことができます。

また、自分に合った職場環境を選ぶ際の指針にもなりますので、自己分析の一環として価値観分析をしておくことをおすすめします。

↓看護師さんとして、自分の価値観は理解していますか?

自己分析で価値観を見直せ!誰も知らない新たな自分と出会う方法

クリフトンストレングス®

「クリフトンストレングス®」は、個人の強みを見つけるためのツールです。

自分の長所や得意分野を客観的に分析することができます。

具体的にはカテゴリーに分けられた34の資質について、自分に当てはまるものをチェックし、多角的な視点から自分の強みを捉えることで、新たな気づきを得ることができます。

例えば「コミュニケーション能力が高い」ということに加えて、「人と協調しながら物事を進める力がある」といった具体的な長所に気づくことができるでしょう。

クリフトンストレングス®を活用することで、自分自身を客観的に見つめ直すことができ、今後のキャリアにも活かすことが可能です。

参考:クリフトンストレングス®

↓自己分析ツールについては、こちらでも詳しくまとめています。

いまおすすめの起業適正診断テストを人材育成のプロが教えます!

6.まとめ:看護師が正しく自己分析を終わらせるために!

本記事では、看護師さんの自己分析の重要性と、具体的な方法を4ステップに分けて解説しました。

自己分析を通じて、自分の強み・弱み、やりがいを明確にすることができます。

また、理想の働き方や条件を明確化できるので、自分に合った職場選びや、キャリアプランの立案に役立ちます。

自己分析は、単に自分を知るだけでなく、看護師として更なるスキルアップやキャリア形成に役立つ重要なプロセスです。

定期的に見直しを行い、自己実現に向けて前進していきましょう。

起業家タイプ診断

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