この記事では、ブログ初級編として「読まれるブログの書き方」について解説します。
という悩みを解消するために、記事を書く準備〜投稿時の具体的な書き方をお伝えします。。
- 記事を書くための7つの事前準備
- 8ステップで読まれる記事を書く方法
- 検索エンジンで上位表示されるポイント
- 読みやすい文章を書く5つの秘訣
- ブログを継続させる5つのコツ
あなたのブログを「読まれるブログ」にするためには、いくつかのコツがあります。
それらのコツを守るだけで、読みやすさが大きく変わりますので、本記事に書いてあることを繰り返し読んで実践してみてください。
基礎を理解しておくだけで、読者に読まれる記事が書けることはもちろん、文章がかなりラクに書けるようになりますよ!
目次
そもそも「読まれるブログ」とは?
そもそも、あなたが読まれるブログを書きたいと思ったら、絶対に知っておかなければならないことがあります。
それが以下の「読者が持っている3つの思考」です。
- 読まない
- 信じない
- 行動しない
これは文章を書く上で、とても大事なので1つずつ解説しておきます。
1.読者は「読まない」
読者は、基本的に記事を読みません。
あなたもこの記事を読んでくださっているわけですが、おそらく隅々まで読むわけではなく、自分に必要なことを選びながら、ざっくり読んでいるのではないでしょうか?
これは他の読者も同じです。
ブログを始めたばかりの頃は
一生懸命良いブログを書いたから、きっとみんな読んでくれるよね!
と、思いたくなりますが、残念ながらそうではないのです・・・。
矛盾しているように聞こえますが、読まれるブログを書くには「読者は読まない」ことを前提に記事を書く必要があります。
2.読者は「信じない」
また、読者は1回読んだだけで記事の内容を、全て信じるわけではありません。
本人が意識しているか・していないかに関わらず、半信半疑で読んでいます。
あなたもいま「読者は信じない」と言われて「ホントにそうなのかな?」と思わなかったですか?
だからこそ、大事なことは分かりやすく、根拠を交えながらお伝えする必要があります。
3.読者は「行動しない」
仮にあなたが、ブログを通じて何かを販売したり、自分のメルマガ登録を促したいと思ったとしても、読者はすぐに行動しません。
どれだけ良い記事を書いたとしても、実際に行動してくれるのは全体の1〜2%でしょう。
とはいえ、残りの98%が全く行動しないか?と言うと、そうではありません。
具体的には
など、いくつかの状態が入り混じっていると言えます。
だからこそ、あなたが読者に行動してほしいと思ったら、大事なことを何度も繰り返し訴えかけなければいけません。
これら3つの思考に対して「じゃあ、どうやってアプローチすれば読んでくれるのか?」を考えることが、読まれるブログを書く最大のコツとなるでしょう。
この3つの思考を知った上で対処するだけでも、文章力はかなり上がりますので必ず覚えておいてくださいね。
では続いて、読まれるブログを書くための具体的な方法に移ります。
読まれるブログを書くためのチェックリスト
そもそも文章がうまく書けない人は、事前の準備ができてないことがとても多いです。
まずは読まれる文章を書くために、最低限準備しておきたいポイントをお伝えします。
ご自身の記事を読み返して、抜けている部分がないか?チェックしてみてください。
1.ターゲット(ペルソナ)を明確にしているか?
読まれるブログを書くために、最も大切なのは「誰に対して書くか?」です。
あなたが「この人にブログを読んでほしい!」と思っている理想の人物像が明確でないと、書いているうちに記事の内容が曖昧になるでしょう。
ちょっとした事でも読者は読むのを止めてしまうので、必ずあなたがブログを届けたい人をイメージしておいてください。
ちなみに、この「誰?」の部分を、マーケティングの専門用語で「ターゲット」と呼びます。
さらに、このターゲットをより詳細にしたものを「ペルソナ(人物像)」と言います。
結論、ブログ記事を書くために必要なのはこのペルソナの部分です。
- あなたがメッセージを届けたい人は誰でしょうか?
- あなたが助けたい人は誰でしょうか?
- あなたの情報を求めている人は誰でしょうか?
ある程度ペルソナの顔が思い浮かぶまで、イメージを掘り下げてみましょう。
↓ペルソナについてはこちらの記事に詳しくまとめています。
2.ゴールを明確にしているか?
メッセージを届けたい人が決まったら、ブログの最終的なゴールを考えます。
ゴールとは、ブログを書くことで何を達成するのか?と言う目的地のことです。
自分だけではなく、ペルソナ視点のゴールもあわせて考えてみましょう。
自分のゴールを明確にする
まずは自分のゴールを考えてみます。
あなたは、ブログを書いて最終的にどうなりたいですか?
- 今よりも収入を増やしたい。
- 自分のビジネスをもっと大きくしたい。
- 自分の考えていることを文章にして誰かに読んでもらいたい。
- 好きなときに好きな場所で好きな人たちと仕事をしたい。
- 海外や自然の多いところで暮らしたい、など。
いずれにせよ、ブログを書くこと自体があなたの目的では無いはずです。
最終的に自分がどうなりたいのか?ここでしっかり確認しておいてください。
ペルソナのゴールを明確にする
では次に、ペルソナはどうなりたくて、あなたのブログを読むのでしょうか?
- 職場のストレスを何とかしたい。
- 転職したい
- 起業して収入を増やしたい。
- ブログの始め方を知りたい。
- 自分の夢を叶える方法が知りたい、など。
ペルソナにも目的があるはずです。
そんなペルソナの目的を叶えるために、あなたにできる事は何でしょうか?
最初は想像で良いので、出来る限りペルソナの立場に立って考えてみましょう。
ゴール設定の事例
ちなみに僕のゴールはこんな感じで設定しています。
・売上は〇〇円以上。
・自然の多いところで住む。
・家で全ての仕事が完結する状態にする。
・家族で世界を回る。
・10年後に学校をつくる。
・日々のストレスを自分で解消できる。
・ブログで発信を始めることができる。
・スモールビジネスを始めることができる。
・年間売り上げが1,000万円に到達する。
・自分のやりたいことが実現できる。
ちなみに・・・
こんなの絶対無理だよ・・・
と、思えるようなゴールを設定することが、良いゴール設定のコツです。
↓どうやってペルソナの気持ちを考えればいいのか?リサーチする方法はこちらで解説しています。
3.書くことに慣れているか?
なかなかブログが書けない・・・という方は、そもそも文章を書くことに慣れていません。
そういった方は、頭の中でこんなことを考えていたりします。
誤字脱字がないように、正しい情報を使って、良い文章を書かなきゃ・・・
確かに良いブログには、正しい情報や、読みやすい文章が必要です。
ただ、最初からそれだけを考えてしまうと、すぐに記事を書く手が止まってしまうはずです。
まずは文章を書くことのハードルを下げましょう。
そのためには「日記から始めること」をオススメします。
ちなみに厚生労働省では“書くこと”について、このように説明しています。
書くことの効果はおもに2つ。1つは今抱えている悩みと距離をとって、客観的に見られるようになること。その結果、あせりがやわらぐので、落ち着いて物事を考えることができるようになります。もう1つは、それまで思いつかなかった選択肢に、自分で気づけるようになること。これは、書いた文章を読み直すことで得られる効果です。
引用:厚生労働省「心もメンテしよう」
日記を書くことで、頭の中を整理したり、記事のネタを見つけることもできるかもしれません。
↓プロコーチが教える!“書く思考整理術”とは?
4.音声入力を試しているか?
キーボードが入力がそもそも苦手と言う場合は、音声入力を試してみてはどうでしょうか?
音声入力の仕方は、使うパソコンやツールによって変わります。
また音声の認識精度もツールによってかなり差がありますので、使いやすいツールを探してみてください。
ワードプレスも音声入力が可能ですが、下書きをしてからワードプレスに貼り付けたいという場合は、以下のようなツールを使うと良いでしょう。
音声入力が使えるおすすめ無料ツール
- Googleドキュメント
無料ツールの中ではGoogleの音声入力が優秀です。Googleアカウントを持っていれば無料で使える「Googleドキュメント」を記事の下書きとして使うと良いでしょう。
- Macのメモ機能
もしiPhoneやMacパソコンを使っている場合は、「メモ機能」の精度が非常に高いです。
音声入力を使う場合の記事の投稿の仕方
とは言え、文章をすべて音声で完成させる事は難しいので、手入力と合わせて調整していきます。
(例)Googleドキュメントで音声入力→手入力で修正→ワードプレスに貼り付ける、など。
実は、この記事もかなりの部分を音声入力で書いています。うまく使えば記事を書くスピードが一気に上がりますよ。
5.文章のルールは考えてあるか?
文章を書くときに以下の点も迷いやすい部分です。
- 主語をどうするのか?(私、僕、俺、自分の名前など)
- どのくらいの文字数にするのか?(段落)
- 太文字やマーカーをどこで使うか?
- 太文字やマーカーの色。
- 句読点の位置、など。
ルールを決めないまま、迷いながら書くと、余計なエネルギーを使ってしまいます。
最低限のルールを決めておき、迷う時間を少なくしておきましょう。
文字数や色などは、後述の「読みやすい文章を書くポイント」でお伝えします。
6.キーワード選びの方法を知っているか?
ブログ記事は、ただやみくもに書けば良いというわけではありません。
基本的に読者があなたのブログに辿り着くには、Googleで何かしらの検索キーワード入力するはずです。(例:「ブログ 書き方」など)
ブログを読者(ペルソナ)に届けるためには、読者がどんなキーワードを使って検索をするか?を考え、そのキーワードに沿った記事を書く必要があります。
キーワードを選ぶ方法
じゃあ、どんなキーワードを使えば良いのか?を調べる方法はいくつかありますが、最も簡単なのはキーワード分析ツールを使う方法です。
「Googleプランナー」や「ラッコキーワード」といったツールを使えば、検索されているキーワードや検索ボリューム(どれくらい検索されているか?)が簡単に調べられます。
Googleプランナーは、Google広告アカウントがないとほぼ使えないため、ここではラッコキーワードをオススメしておきます。
画像:ラッコキーワード
ラッコキーワードも無料で使える範囲に制限がありますが、有料でも月額数百円から使えますので、初期投資のつもりで申し込んでおくと便利です。
キーワードリストを作っておく
分析ツールでキーワードを調べた際は、専用のリストを作っておくと良いでしょう。
ExcelやGoogleスプレッドシートなどを使って、以下のような項目をザックリまとめておきます。
- 選んだキーワード
- 検索ボリューム(どれくらい検索されているか?)
- CPC(どれくらい収益性があるか?数字が大きいほど価値が高い)
キーワード選びは専門性の高い部分なので、最初は難しく考えすぎないようにしましょう。
7.行き詰まったらどうするかを決めてあるか?
どれだけ記事を書き慣れた人でも、行き詰まる事はよくあります。
であれば、先に行き詰まったときにどうするか?を、あらかじめ決めておくことで、すぐに気持ちを切り替えることができるでしょう。
行き詰まった・集中力が切れた?と思ったらやってみる5つのこと
- 休憩してリラックスする
5分休憩を取るだけで、アイデアが生まれるスピードは大きく変わります。60分続けたら10分休むなど、休憩タイミングを考えておきましょう。 - 作業をやめる
無駄に続けて疲れるくらいなら、すぐにやめるのも大いにアリです。 - できる事だけ済ませておく
例えば、残りの文章を箇条書きで書き留めておくなど、出来ることを済ませれば、作業を再開した時に少しラクになります。 - 画像を先に準備しておく
記事内に使う写真や図解、アイキャッチ(ブログのTOP画像)を先に作るのも良いでしょう。結構気分転換になります。 - あと10分頑張ってみる
これは意外に効果的なのでオススメです。集中力が切れたと思ったら「あと10分!」と心の中で叫ぶと、最後まで力を使い切れて、達成感が生まれることもあります。
読まれるブログを書くためのチェックリスト
以上、あなたはどれくらい文章を書く準備を進めていましたか?
ここまでの流れをまとめておきますね。
これらは全て、僕がブログを始めた時にやっていたことです。
読まれるブログの書き方 〜8ステップの徹底解説〜
準備が終わったら、いよいよ記事を書いていきます。
ここでは、記事構成の作り方〜記事の投稿まで8ステップで解説しますね。
ステップ1:キーワードを決める
準備段階でお伝えした通り、キーワード分析ツールを使ってキーワードを決めます。
どんな人にブログを読んで欲しいか?を考えながらキーワードを選びつつ、 読んでくれた人の悩みをどうやって解消するか?を考えます。
最初はよく分からないかもしれませんが、記事を書き続けるうちに意図していたキーワードと、実際の検索結果の関係性が少しずつ分かってきます。
特に最初のうちはキーワードを気にし過ぎず、とにかく記事作成を優先しましょう。
ステップ2:着地点を考えながら内容を決める
キーワードを決めたら、記事の着地点を決めます。
着地点とは、読者が記事を読んだ後に、どんな行動を起こしてほしいか?です。
例えば、以下のようなものが考えられます。
読者の悩みを解決する事はもちろんですが、記事の目的を決めることで、内容に一貫性が生まれ、読者の興味を惹きつけることができます。
着地点を意識するがあまり、文章が不自然にならないように注意してください。
ステップ3:記事のタイトルと見出しを考える
次に記事のタイトルと見出しを考えます。
特にタイトルは、記事を読んでもらえるかどうか?において最も重要なポイントです。
どれだけ良いことを書いても、記事リンクを開いてもらえないことには何も始まりません。
また、見出しは読者がこの記事を読み進めるかどうか?に大きく関係してきます。
この記事には、私がほしい情報が書いてありそうだ!
と、感じさせるようなタイトルや見出しを考えましょう。
タイトルと見出しにはキーワードを入れる
SEOの観点から、タイトルと見出しには、事前に選んだキーワードを入れておきます。
そうすることで、Googleが
この記事には、読者から検索されたキーワードに関する内容が書かれている。
と認識して、記事を検索上位にあげてくれる要素となります。
だからといって、全ての見出しに不自然な流れでキーワードを入れると逆効果です。
そもそも、不自然な箇所がある時点で、読者はそれ以上読まなくなります。
読みづらさを感じると、無意識のうちに違うページへ行ってしまうのです。
あくまで読者に必要な情報を、キーワードを絡めてお届けする・・・という意識を持って下さい。
ステップ4:見出しごとに本文を書く
タイトルと見出しが決まったら、いよいよ本文を書き始めます。
ここで重要なのは「書くことを止めないこと」です。
最初は細かい表現を気にせず、多少の誤字脱字があっても、そのまま書き進めます。
これは絵を描くときのデッサンと一緒で、仕上げは後から、まとめて行うためです。
いちいち修正しながら書くのではなく、まずは全体を書き上げることが大切です。
補足:文章は規定のフォーマット通りに書く
文章を書く上では、既に存在するフォーマット(形式)通りに書いておきましょう。
例えば、作曲にもルールがあるように、文章にも読みやすい流れがあります。
オリジナル感を出そうとして、流れを無視するのではなく、慣れるまでは決まった形に沿って書くクセをつけます。
今回は、その代表例として「PREP法」を上げておきます。
PREP法とは?
PREP(プレップ)法は以下の頭文字から成る言葉です。
- P=Point(結論)
- R=Reason(理由)
- E=Example(具体例)
- P=Point(結論の繰り返し)
「結論は〇〇!なぜなら・・・」という流れで書く方法ですね。
最初は書いているうちに、文章がまとまらなくなることがよくあります。
そうならないためにも、まずはPREP法に当てはめて書きましょう。
オリジナル感は文章の流れではなく、あくまで「経験」で表現します。(詳しくは後述します)
それでも迷い始めたら・・・
もしそれでも迷い始めたら、以下の方法を試してみてください。
- 書けそうな見出しから書く。
- 他のブログを読んで情報をインプットする。
- ChatGPTに聞いてみる。
特にChatGPTは、まとまらない文章をまとめたり、新しい表現アイデアを得るためにとても便利です。
ステップ5:本文を修正する
本文の下書きが完成したら、内容や誤字脱字の修正に入ります。
ここでは主に「文章を削ること」を意識してください。
これと、あれを追加しておこう・・・あっ、 あの情報も入れなきゃ!
という気持ちは分かりますが、過度な加筆は記事を読みにくくする可能性があります。
無駄な文字や表現を削ることで、シンプルな文章に仕上げることができます。
僕の経験上、わずかな違いで読者は読むことをやめます。最初のうちは「シンプルすぎるかな?」くらいで丁度良いですね。
ステップ6:最後のまとめを書く
最後に「まとめ」を書きます。
まとめとしてよくあるのは、記事内容の要約などですが、ここではあなたが本当に伝えたいメッセージを書きます。
また、このタイミングで記事の冒頭も見直しておきましょう。
冒頭の導入部分(リード)は読者に読まれるかどうか?非常に大切な部分ですので、全体を読み返したこのタイミングで書き直すのが効果的です。
補足:読者の心理を理解しておこう!
何度も言いますが、「人は文章を読まない」ことを理解しておいてください。
一生懸命書けば読んでもらえる!と考えているのは、残念ながら書き手だけなんです・・・。
そういった意味で、最後まで読んでくれた読者はとてもありがたい存在です。
そんな読者には、あなたが最も伝えたいことを伝えていきましょう。
ステップ7:画像や図を挿入する
本文を書いたら、必要な画像や図(グラフや表など)を入れます。
画像って絶対に必要なの・・・?
と思われるかもしれませんが、画像や図は以下の目的で必要不可欠です。
1.読みやすくするため
そもそも、テキストのみで書かれたブログは非常に読みづらいですよね。
画像で視覚的な変化を加えることで、記事全体を読みやすくします。
2.情報を分かりやすくするため
表やグラフを入れることで、文字だけでは伝えづらいことを補足することができます。
3.根拠を示して信頼性を高めるため
根拠のあるデータを使うことで、読者から信頼を高めることができます。
また情報の引用元として、信頼のあるサイトへ外部リンク(発リンク)を貼ることで、SEOの観点からも効果が見込めます。
別サイトのリンクのことです。特に自サイト→他サイトのリンクを「発リンク」、他サイト→自サイトのリンクを「被リンク」と言います。
図解を入れることで、読者に少しでも読み進めてもらう可能性を高めておきます。
ブログではよく「イメージ画像」が使われているのを見かけると思います。抽象的な画像も無いよりは良いですが、表やグラフなど、オリジナルの図解を入れた方がベストです。
図を作るときにはCanvaがとても便利ですね!このブログの図解も、ほぼCanva(無料版)で作っています。
ステップ8:投稿前の最終チェックポイント
全てが完了したら記事を投稿する前に最終チェックを行います。
ちなみに、チェックは一晩寝てから行うことをお勧めします。
一生懸命書いている間は、疲労と共にどんどん視野が狭くなりがちです。
翌日のすっきりした頭で客観的に見返しましょう。
チェックする項目は、以下を参考にしてください。
読者の検索意図に合っているか?
そもそも記事内容は、読者の検索意図に合っているでしょうか?
記事を書いている間に読者の検索意図とズレてしまい、自分の書きたいことばかり書いてしまうことはよくあります。
今一度、冒頭で設定したペルソナの立場に立って、文章を読み返してみましょう。
自分の経験を入れているか?
あなたの経験こそが、読者に唯一無二のオリジナル感を与えます。
ブログを書いていると、他の人の記事と同じようなテーマで書かなければいけないことがよくあります。
だからこそ、あなたの記事が、同じテーマで書かれた他の記事から一歩抜け出すために、あなたが実際に現場で経験し感じたことが武器になります。
また、SEOの観点からも、自分の経験談やお客さまの声などは、検索エンジンに良い評価をしてもらいやすいです。(理由は「経験談など独自の視点を入れる」の項目へ)
逆に、検索エンジンが最も嫌がるのは、コピーされたコンテンツです。
あなただけのオリジナルな経験や知識を盛り込むことで、記事の質を 上げましょう。
図解は内容を補足するものになっているか?
いくら読みやすくするためとは言え、内容とは関係のない画像や図を使うのは逆効果です。
イメージ画像や写真を使うのも良いのですが、あまりに抽象的過ぎると読者が内容を受け取れず、読むのをやめてしまうことにつながります。
例えば、見出しの要点をおさえた画像を自分で作ったり、表やグラフで分かりやすく表現してみてください。
読者の理解が、より深められるような図解になっているか?客観的に見直せると良いですね。
根拠やデータの引用には、信頼できるサイト(行政や大企業など)を使いましょう。ニュースサイトの記事は、削除されてリンク切れになることがあります。
自分でも読みたい内容になっているか?
自分が読みたいと思わない記事は、他の人も読みたいとは思いません。
もし、書き終えた時点でそうなっていないのであれば、何を追加すると良さそうでしょうか?
他サイトの情報も参考にしながら、客観的に眺めてみてください。
コピペチェックツールを使う
コピペチェックツールとは、作成した記事がウェブ上にある他の記事と、どれぐらい似ているか?をチェックするツールです。
例えば「ブログ 書き方」など、検索ボリュームが多い記事を書く場合は特にそうなのですが、他のサイトと内容が似通ってしまうこともよくあります。
意図していないとは言え、検索エンジンからするとコピーされた文章はマイナスポイントです。
そうならないためにも、コピペチェックツールを使って記事内容をチェックしておきましょう。
無料で使えるツールとして、ここでは「CopyContentDetector」をオススメします。
下記のようにチェックすると結果が出ます。
チェックできる文字数に制限(4,000文字まで)はありますが、分けて検索にかければ十分に使えるでしょう。
↓記事を投稿したら考えたい「ブログの収益化」についてはこちらで解説しています。
ブログ記事をGoogleで上位表示するためのコツ
続いて最低限知っておきたい、ブログの記事を検索エンジンで上位表示させるポイント(SEO)をいくつかお伝えします。
ここでは、Googleをベースに考えていきましょう。
1.記事内容の質を上げる
まずは何より、記事内容の質を上げることに全力を尽くしましょう!
なぜならGoogle自体が、顧客ファーストを大切にしているからです。
最終的にはキーワードで検索してきた人に対して、他のページへ行かなくても良いと思わせるほどの価値を生み出す必要があります。(そのためには一定の記事数も必要)
では、質の高い記事とはどういうことか?補足しておきます。
読者の検索意図に見合った内容
記事の投稿前チェックでもお伝えした通り、記事の内容が読者が使った検索キーワードの意図に、的確に答えているか?が重要です、
例えば、似たような検索キーワードでも「ブログ 始め方」と「ブログ 書き方」では、読者の状況と悩みが異なるはずです。
状況:ブログをこれから立ち上げる段階。
悩み:ブログの作り方が分からない、ワードプレスやサーバーの意味が分からない、など。
状況:ブログは作ってある。(記事も数記事は書いてあるかも)
悩み:記事がうまく書けない、記事を書いているが時間がかかりすぎる、など。
このように検索キーワードから読み取れる意図を予測し、読者の心に突き刺さるような記事を書きます。
経験談など独自の視点を入れる
Googleは「E-E-A-T」という基準をもとに、ウェブ上の記事を上位に表示させるかどうか?を判断しています。
E-E-A-Tとは、以下の頭文字を取ったものです。(ダブルイーエーティーとか、イーイーエーティーと読みます)
- Experience:経験
- Expertise:専門性
- Authoritativeness:権威性
- Trust:信頼
画像引用:Google検索セントラル
記事の中でE-E-A-Tが示されているかどうか?がGoogleの評価基準になっているわけです。
これが、あなた自身が経験したことや、あなたの顧客が経験した事を記事に盛り込むと、評価が高くなる理由です。
特に初期段階は、専門性や権威性を示すことが難しいこともあります。そのため「経験・体験」をしっかりと表現しておきましょう。
検索上位のページを調べる
それでも、どうしたら良い記事が書けるのか分かりません・・・
というケースも多いと思います。
そんな時は意図している検索キーワードで、上位に表示されているサイトを見にいきましょう。
上位表示サイトは既に結果が出ている・・・つまり、そこにSEOの答えがあるのと一緒です。
上位10記事ほどの内容をチェックし、参考にできるところを探しましょう。
参考にしたいポイントは以下の通りです。
実はこれらのリサーチは、先にご紹介したラッコキーワードでも行うことができます。
以上を参考にしながら、記事の質向上に努めましょう!
2.Googleに記事をインデックスしてもらう
インデックスとは、検索エンジン(Google)のデータベースにページが登録されることです。
そもそも、Googleで検索順位が決まる仕組みは、以下のようになっています。
- Googleの検索エンジンロボット(クローラー)がページを見て回る。
- ページがGoogleのデータベースにインデックス(登録)される。
- Google独自のルールによってページが評価され、検索結果に表示される。
つまりクローラーにあなたの記事を認識してもらい、データベースにインデックスされないことには、いつまでも検索結果に表示されないということです。
クローラーにインデックスしてもらう方法
インデックスしてもらう方法はいくつかありますが、ここでは「Googleサーチコンソール」というツール(無料)を使って、記事ごとにインデックスを依頼する方法をオススメしておきます。
少し手間がかかる方法なのですが、理由としては確実にクローラーの巡回を促すことができるからです。(巡回頻度はサイト全体の質によっても変わるとされています)
詳しくは以下を参考にしてください。
参考:Google検索セントラル「URL の再クロールを Google にリクエストする」
最初は全ての記事に内部リンク(サイト内の別記事リンクなど)を貼りましょう。そうすることで、クローラーがサイト内を巡回しやすくなり、結果インデックスが促されます。
3.メタディスクリプションを書いておく
メタディスクリプションとは、記事の内容を説明する文章のことです。
下図の赤枠の部分ですね。
ちなみにこれを書くこと自体が、SEOに直接関係するわけではありません。
しかし、メタディスクリプションを書くことで記事がクリックされやすくなり、アクセスが増えた結果としてSEOに好影響与えることがあります。
メタディスクリプションを書くポイントは以下の通りです。
- 文字数はスマホ画面に合わせて70文字程度で書く。
- 記事の概要を分かりやすく書く。
- ChatGPTを使ってもOK。(完璧な文にはなりませんが、構成を固めやすいです)
あまり時間をかけ過ぎず、10分くらいで書いておきましょう。
4.SNSで投稿しておく
SNSで記事を案内することで、知人やその先にいる人にアプローチしてアクセスを促します。
これもSEOに直接関係するものではありませんが、特にブログを始めたばかりの頃は、なかなかアクセスが増えずにモチベーションが下がることがよくあります。
リアクションを増やし、結果的にSEOに好影響を与えるためにもSNSは効果的です。
SNSは「X(旧Twitter)」がオススメです。Instagramも良いのですが、投稿にリンクを貼れないため、最初のうちは読者を引き寄せることが難しいです。
5.記事を書き直す(リライト)
投稿後に様子を見て反応が良くないようであれば、記事の内容を書き直すことを考えます。
具体的には、タイトルや見出しの修正、内容の追加・削除を行うことで記事の質を高めます。
場合によっては、記事を非公開にしてしまう方が良いケースもあります。
番外編:記事を沢山書くことで検索順位は上がるのか??
少し前まで「検索順位を上げたければ100記事書け!」といった事をよく聞きましたが、これは本当なのでしょうか?
結論から言うと、優先されるのは記事数ではなく記事の質です。
内容の薄い記事を10個書くよりも、1つの記事内容を磨く方が圧倒的に効果があります。
ただし、ブログを立ち上げたばかりであまりにも記事が少ない場合は、いくつかの意味でGoogleの評価が受けづらいのは間違いません。
記事数と記事の質のバランスが重要です。
僕もひたすら記事数を増やすことだけを目的に、3ヶ月毎日記事を書いたことがありますが、全くアクセスが増えませんでした・・・。
↓初心者でもすぐに実践できるSEO対策については、こちらも参考にしてください。
読みやすい文章を書く5つの秘訣
読者に少しでも記事を読み進めてもらうためには、文章の読みやすさも大切です。
以下に文章を読みやすくするポイントを、いくつかお伝えしましょう。
1.「1行あたり」の文字数と段落を整える
1文あたりの文字数が多過ぎたり、段落がない文章は非常に読みづらいです。
スマホで読まれることを考慮して、1行あたりの文字数は40〜60文字ほど。
基本的には1文・1段落で書くと、読みやすい文章になります。
具体例を挙げておきます。
<悪い例>
ブログの読みやすさについて語るとき、文字数や行の長さは非常に大切で、例えば、ブログの1行あたりの文字数が多すぎると、読むのが非常に大変になりますし、逆に少なすぎると情報が断片的になりがちで、特にスマートフォンやタブレットでの閲覧時には、このバランスが非常に重要となってきますので、ブログを書く際には、行の長さや文章の流れをしっかりと考慮して、読者がストレスなく文章を読むことができるような配慮が不可欠です。
ぱっと見るだけでも、読みづらいことがよく分かりますね。
<良い例>
ブログの読みやすさについて語るとき、文字数や行の長さは非常に大切です。
例えば、ブログの1行あたりの文字数が多すぎると、読むのが非常に大変になります。
逆に少なすぎると情報が断片的になりがちです。
特にスマートフォンやタブレットでの閲覧時には、このバランスが非常に重要となってきます。
ブログを書く際には、行の長さや文章の流れをしっかりと考慮して、読者がストレスなく文章を読むことができるような配慮が不可欠です。
文字数を意識し、段落を加えることでスッキリした印象になりました。
2.文字装飾の色を絞る
特に慣れないうちは強調したいことが多過ぎて、沢山の色を使いたくなるものです。
文章に使う色は多くても3色以内に留めると良いでしょう。
3.同じ言葉を使う(表記の揺れ)
文章を書いていると、つい同じ意味の言葉でも違う表現を使ってしまうことがあります。
同じ意味の言葉は同じ言葉で表現することで、読者の混乱を防ぐことができます。
具体的には以下のようなイメージです。
数字:「3つ、三つ」「1週間、一週間」
漢字:「今日、きょう」「簡単、カンタン」
用語:「パソコン、PC」「スマホ、スマートフォン」
単位:「キロ、kg」「ミリ、mm」
省略形:「インターネット、ネット」など。
ただし、漢字についてはケースによって意図的に変えることもあります。
詳しくは次の項目で説明します。
4.ひらがな・カタカナ・漢字のバランスを整える
ひらがな・カタカナ・漢字のバランスによっても、読みやすさや伝わる印象が変わります。
それぞれの具体例と、読者への影響をまとめておきます。
1. ひらがなが多すぎる事例
「きょうはとてもいいてんきで、こうえんであそびました」
- 特徴:子ども向けの文章で見られることが多いです。
- 影響:一般的な文章では幼稚に感じられ、情報量が低いと感じる場合があります。
2. カタカナが多すぎる事例:
「今日のカンファレンストピックはテクノロジーとイノベーションに関してです」
- 特徴:専門用語に多く、ビジネスシーンやIT分野などでよく使われます。
- 影響:一般の読者にとっては理解しづらく、専門的な内容に感じられることが多いです。
3. 漢字が多すぎる事例
「今日は東京都立上野恩賜公園で花や植木の観賞を楽しみました」
- 特徴:公式な文書や特定の状況での報告など、正確性が求められる場面に多いです。
- 影響:一般の読者にとって読みにくく、また堅苦しい印象を受けます。
4. バランスの良い事例
「手作り料理:誰でもカンタンに作れる美味しいスムージーのレシピをシェアします!」
- 特徴::簡単→あえてカンタンにすることで文字のバランスを整えています。
- 影響: 読みやすく、内容をスムーズに理解できます。
細かい部分ですが、使う文字に意図を持つと伝わりやすが変わります。
5.分かりやすい言葉に変える
専門性の高い記事を書こうとすると、つい一般的ではない言葉を使いがちです。
誰向けの話なのか?で調整が必要ですが、基本的には子供でも理解できる表現にしましょう。
<専門的な表現>
「最近、ディープラーニング技術をベースにしたニューラルネットワークの進化により、AIは驚異的な精度向上を遂げています」
<子供でも理解できる表現>
「最近のAIは、沢山情報を学ぶことでドンドン賢くなっています」
どうすれば伝わりやすくなるか?を考え続けることが大切ですね。
ブログ記事を継続して書き続ける5つのコツ
記事の質を上げるために、集中して1つの記事に取り組むことは大切です。
しかし情報のアップデートや新しい話題などに対して、継続して記事を書き続ける力はもっと大切になるでしょう。
最後に「ブログ記事を継続して書き続けるコツ」を5つ紹介しておきます。
1.毎日少しずつ書く
どうしてもゆっくりブログを書く時間が取れないこともよくあります。
そんな時によくあるのは、ブログが書けないことに罪悪感を感じ、さらに書けなくなる・・・という負の連鎖が始まることです。
そうならないためにも、毎日10分ずつでも書く!という習慣を作っておきましょう。
2.「5秒ルール」でPCの前に座る
5秒ルールとは、テレビ司会者、作家、講演家として活躍しているメル・ロビンズさんが提唱しているテクニックです。
やり方はとてもカンタンで「5、4、3、2、1」と カウントダウンする間に、すぐに行動に移すだけなので、習慣をづくりにもってこいです。
とてもシンプルですが、どうしても動きたくない・・・という時に効果抜群。
興味がある場合は、メル・ロビンズさんの本も読んでみてください。
5秒ルール―直感的に行動するためのシンプルな法則
メル ロビンズ (著), 福井 久美子 (翻訳)
3.記事は「7割」で投稿する
ブログが継続して書けない方に多いのが「完璧主義な人」です。
完璧主義の人は、細かい事にこだわり過ぎてしまって、なかなか記事が書き終わりません。
そのため、1つの記事にものすごくエネルギーを使ってしまい「何とか書き終わったけど、もう次の記事は書きたくない・・・」という状態になっている方をよく見かけます。
これを避けるためには「7割投稿ルール」を作ってしまうのが早いです。
仮に完璧に書けたと思っても、投稿するまではどんな反応が返ってくるか分からないので、結局リライトをして修正する必要が出てきます。
だからこそ、あえて7割に留めて投稿してしまうのも、ブログを継続する1つのポイントです。
4.SNSを使う
最初は調子よく書いていた記事も、続けていればいずれ飽きます。
そんな時は気分転換として、SNSの投稿に力を入れてみるのもアリです。
例えば既に書いた記事の内容を要約して、Instagramに投稿することもできます。
これならあまり時間をかけずに行えますね。
SNSならリアクションも早いので、また違った刺激となるでしょう。
5.自分が動きやすい時間を知る
一般的には早寝早起きが良いとされていますが、人によっては夕方や夜の方が集中できる場合もあります。
また、働き方によっても行動の時間帯は変わりますよね。
例えば夜勤明けの看護師さんが、仕事終わりにブログを書くのは大変でしょう。
そんな時は夜に集中して書く方が、効率が良いかもしれません。
自分が最も集中できる時間帯、タイミングがいつなのか?固定観念にとらわれずに追求してみると、意外なことに気づけたりします。
結局のところ、自分に合った方法を探すことが、ブログを継続させる最も重要な秘訣です。
ちなみに僕が会社員の頃は、夜勤明けで一気に片付けてしまうタイプでした。今はもう眠くなってしまうので、朝型に切り替えています。
ブログ記事の書き方まとめ
今回は「初心者が継続して書けるブログ記事の書き方」をテーマにお伝えしましたが、いかがだったでしょうか?
内容のポイントを最後にまとめておきます。
ブログはコツコツ続けるほど、結果がドンドン大きくなっていきます。
最初は結果が出ずにツライ時もありますが、自分を信じて続けていきましょう。
今回のポイントをもとに、長く続けられる書き方をマスターしてくださいね!