ENFP看護師の特徴と物事が続かない理由｜活発で柔軟なタイプの働き方

この記事では、ENFPの主機能・補助機能の視点から、「なぜアイデアが続かないのか?」「なぜルーティンで疲れるのか?」を紐解きながら、自分らしい働き方を見つけるヒントをまとめました。

あなたは、ふとした瞬間にこんな気持ちになることはありませんか。

「アイデアは浮かぶけど、続かなくていつも中途半端…」
「ルーティン業務が苦痛で、気持ちが持たない」
「色々やりたくて手を広げすぎて、結局何も完成しない」

そんなあなたは、もしかするとENFP（外向・直観・感情・柔軟）の気質を持つ看護師かもしれません。

ENFPはMBTIの中でも「最も創造的で人を巻き込む力が強いタイプ」と言われ、看護の世界では患者さんを励ます・チームを活性化する・創造的なケアを生み出すという点で、唯一無二の強みを発揮します。

一方で、ルーティンや単調な業務に苦痛を感じやすく、「自分は看護師に向いていないのでは?」と感じやすい側面も持っています。

これらには、ちゃんと理由があります。

この記事を読み終える頃には、「自分は看護師に向いていないのではなく、特性の使い方にコツがあるだけだった」という実感とともに、ENFPらしい強みを活かしたキャリアの手がかりが見えてくるはずです。

この記事でお伝えするのは、「タイプ別の心の機能から推測される傾向」であり、特性を断定するものではありません。

ENFP看護師が持つ5つの強み

まず最初に、ENFPの「すでに持っている力」を確認しましょう。

ENFPは、外向性（E）× 直観（N）× 感情（F）× 柔軟性（P）の組み合わせを持ち、看護現場では「患者さんに希望を与える天才」として活躍しやすいタイプです。

ここでは、一般的なイメージではなく、ENFPならではの”専門性としての強み”を掘り下げていきます。

① 患者さんに希望と可能性を伝える力

ENFPは、「この人にはどんな可能性があるか?」を自然に見つけ出す力があります。

これは、知識や経験に関係なく発揮される「ENFPの生得的な強み」です。

特に、リハビリ期や退院支援において、患者さんの「やってみよう」という気持ちを引き出す力は、看護において極めて貴重な役割を担います。

② 創造的なケアアイデアを次々生み出す

ENFPは、既存の方法にとらわれず、「こうしたらどうだろう?」と新しいアプローチを考える力があります。

これはN型の中でも、外の世界から刺激を受けて発想する創造性です。

そのため、ENFPは「患者さんのモチベーションを引き出せるタイプ」とも言えます。

単なる「明るさ」ではなく、患者さんの可能性を信じて、創造的なケアを提供できる力がENFPの強みです。

③ チームを活性化し、雰囲気を明るくする

ENFPは、「場の空気を読む」だけでなく、「場の空気を作る」力に優れています。

そのため、次のようなシーンで力を発揮しやすい傾向があります。

ENFPは、「マニュアル通りのチームワーク」よりも「人と人の繋がり」を大切にする力があり、これは画一的になりがちな医療現場において、非常に大きな強みです。

④ 変化や予想外の事態に柔軟に対応する

ENFPは、計画通りに進まないことを、ストレスではなく「チャンス」として捉えられます。

これは一見軽く見えますが、看護現場では次のような形で現れます。

これは、看護現場の「変化への対応力」を支える非常に重要な役割です。

ENFPの柔軟性は評価されにくいこともありますが、「この人がいると安心できる」という価値は、チームにとってかけがえのないものです。

⑤ 人との繋がりを作り、信頼関係を築く速さ

ENFPは、初対面の人とも、「すぐに打ち解けられる」力があります。

そのため、次のような場面で強い動機づけを得やすい傾向があります。

「効率」や「業務量」だけで動くのではなく、“人との繋がり”に深くコミットできるのがENFPの強みです。

ただし、人間関係に深入りしすぎると疲れるため、境界線を保つことが重要になります。

ENFP看護師の強みは「可能性 × 繋がり」の高度スキル

ここまでの内容をまとめると、ENFP看護師は次のような能力を持つと言えます。

ENFPは、ルーティンや単調な業務よりも、“変化があり人と関わる現場”で最も力を発揮できるタイプです。

「努力で身につけた能力」ではなく、生得的な強みとして備わっているという点が、ENFPの価値と言えるでしょう。

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ENFP看護師がつまずきやすいポイント

ENFPは「創造性 × 柔軟性 × 人との繋がり」をあわせ持つ、とても魅力的で活動的なタイプです。

しかし、看護という「ルーティン・継続・深い専門性」が求められる職場では、特性ゆえの葛藤も起きやすくなります。

ここでは MBTI の傾向から推測される“ENFPがつまずきやすい典型パターン”を整理していきます。

① アイデアは浮かぶが、続かず中途半端になる

ENFPは、「こうしたら面白い！」というアイデアが次々浮かびます。

それは大きな強みである一方、以下のように継続できずに終わりやすい傾向があります。

よくあるつまずき

• 「これやりたい！」と始めるが、すぐに飽きてしまう
• 新しいアイデアに飛びついて、前のことを忘れる
• 「いつか形にしたい」と思いながら、結局何も完成しない
• 周りから「また始めたの？」と呆れられる

これは、継続力がないのではなく「可能性を探す力 × 飽きやすさのバランス」の問題です。

② ルーティンや単調な業務に耐えられない

ENFPは、毎日同じことを繰り返すことに、強い苦痛を感じます。

そのため、看護現場では次のような疲れ方をしやすくなります。

• 記録や書類作業が「無意味」に感じて、後回しにしてしまう
• 同じ手順を繰り返すだけの業務に、気持ちが持たない
• 「毎日同じことの繰り返し」と感じると、急にやる気を失う
• ルーティンを「こなす」ことに、意味を見出せない

これは、怠けているのではなく「新しい刺激を求める脳の働き」によるものです。

③ 手を広げすぎて、結局何も完成しない

ENFPは、「あれもやりたい、これもやりたい」と、複数のことに同時に興味を持ちます。

そのため、次のような場面で混乱しやすい傾向があります。

• 複数のプロジェクトに手を出して、どれも中途半端
• 「全部できる！」と引き受けて、結局パンクする
• 優先順位がつけられず、締め切りギリギリになる
• 「やりたいこと」が多すぎて、何から手をつけていいか分からない

これは「計画性がない」のではなく、外向的直観（Ne）の特性によるものです。

④ 深く考えずに行動して、後悔する

ENFPは、思いついたらすぐに行動したくなります。

しかし、看護現場では次のように、後から困ることも多くなります。

• 「いいアイデアだ！」と即実行して、上司に怒られる
• リスクを考えずに行動して、トラブルになる
• 「なんでそうしたの？」と聞かれて、答えられない
• 後から「ちゃんと考えればよかった」と後悔する

これは「軽率」なのではなく、Ne（外向的直観）とP（柔軟性）の組み合わせによるものです。

⑤ 人に合わせすぎて、自分を見失う

ENFPは、相手の期待に応えたいと強く感じます。

そのため、次のように自分を後回しにしやすい傾向があります。

• 「頼まれたら断れない」性格で、限界まで引き受ける
• 相手に合わせすぎて、自分が何をしたいのか分からなくなる
• 「みんなを喜ばせたい」と頑張りすぎて、疲れる
• 気づいたら、自分のやりたいことを全部諦めていた

これは「優しすぎる」のではなく、外向的感情（Fe的な振る舞い）とFiのバランスによるものです。

⑥ 批判されると、すぐに落ち込む

ENFPは、人からの評価を気にします。

そのため、次のような業務では急激にモチベーションが下がりやすい傾向があります。

• 上司から注意されると、深く落ち込む
• 患者さんから拒絶されると、自分を責める
• 「ダメだった」と言われると、もう何もできなくなる
• 批判的な人がいると、その場にいたくなくなる

反対に、褒められると驚くほど力を発揮します。

⑦ 飽きやすく、同じ環境に留まれない

ENFPは、変化や刺激を求めます。

そのため、次のように環境を変えたくなりやすい傾向があります。

• 「ここは合わない」と感じると、すぐに転職を考える
• 数年で「飽きた」と感じて、別の分野に興味が移る
• 「もっと面白い仕事があるはず」と探し続ける
• 長く同じ場所にいると、息苦しくなる

これは「継続力がない」のではなく、新しい刺激を求めるNeの働きです。

ENFPのつまずきは、環境との相性で大きく変わる

ENFPのつまずきは、性格の問題ではなく、環境との相性によるものがほとんどです。

実際、ENFPは看護現場においてこんな価値を自然に提供できます。

• 患者さんに希望と可能性を伝える
• 創造的なケアアイデアを生み出す
• チームを活性化し雰囲気を明るくする
• 変化に柔軟に対応する
• 人との繋がりを素早く築く

ENFPの「しんどさ」は、適切な自己理解と“エネルギーと集中力の使い方”を身につけるだけで、ぐっと軽くすることができます。

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ENFPは「可能性を探すこと」が得意なタイプ。だからこそ、次々とアイデアが浮かび、手を広げすぎて中途半端になりがち…そんな時は、4Aメソッドで「エネルギーをどこに注ぐか？」を整理することができます。

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ENFP看護師がラクになるためのセルフコーチング

ENFPは、アイデアが次々浮かび、人を巻き込む力があるタイプです。

そのため、疲れの正体は「頑張りすぎ」ではなく、“アイデアの発散”と”継続の困難さ”によるエネルギー消耗であることが多いと言えます。

ここでは、4Aメソッド（気づく→ゆるす→軸をそろえる→行動する）をENFPに最適化して紹介します。

Step1「気づく」── エネルギーが分散している場所を可視化する

ENFPは無意識のうちに、複数のことに同時に興味を持ち、エネルギーを分散させてしまう傾向があります。

まずは、自分がどこでエネルギーを消耗しているのかを可視化します。

今日の疲れポイント（当てはまるものにチェック）

□ アイデアが浮かんだけど、続かなかった
□ ルーティン業務が苦痛で、気持ちが持たなかった
□ 複数のことに手を出して、どれも中途半端になった
□ 深く考えずに行動して、後悔した
□ 人に合わせすぎて、自分を見失った
□ 批判されて、深く落ち込んだ

これらが重なると、ENFPは一気に心が疲弊しやすくなります。

Step2「ゆるす」── “続かない自分”を責めない

ENFPは「新しい可能性を探す」「アイデアを生み出す」ことが自然とできるタイプです。

しかしその分、

・アイデアが多すぎて「飽きっぽい」と言われる
・継続できずに「中途半端」と評価される
・ルーティンが苦手で「計画性がない」と誤解される

といった誤解に巻き込まれやすいのも事実です。

でもこれは”能力不足”ではありません。

あなたは本来、患者さんに希望を与え、チームを活性化できる力を持っているタイプです。

Step3「軸をそろえる」── ENFPならではの”力の発揮の仕方”を言語化する

ENFPは、創造的なケアや人との繋がりの場面で大きな力を発揮します。

しかし同時に、ルーティンや単調な環境ではエネルギーを失いやすくなります。

だからこそ、自分の”心地よい力の発揮の仕方”を言語化することが大切です。

ミニワーク：あなたの得意な力の発揮スタイルは？

1. 自分はどんなときに「患者さんの役に立てた」と感じる？
2. アイデアを活かせて、飽きずに働けるのは、どんな環境？
3. どんな関わり方なら”自分らしさ”を保ったまま力を発揮できる？

この3つを書き出すだけで、ENFPの「軸」は整い始めます。

Step4「行動する」── 今日からできる”2分アクション”

ENFPは行動力があるタイプなので、「小さく具体的に始める」ことが継続のカギになります。

2分でできる行動リスト

□ 今日浮かんだ「アイデア」を1つだけメモする（全部やろうとしない）
□ 患者さんとの関わりで「楽しかったこと」を1つ書き出す
□ 「やりたいこと」を3つに絞って、1つだけ実行する
□ 「これは後でやる」と決めて、今やることに集中する
□ 「自分はどんな環境で力を発揮できるか?」を静かに問いかける

どれも短時間ででき、ENFPの心の回復を大きく助けます。

ENFPは、続かないから弱いのではありません。

“可能性を探し、人を巻き込めるからこそ、患者さんに希望を与えられるタイプ”です。

少しずつ「自分のエネルギーを整える行動」を加えるだけで、働き方が大きく変わっていきます。

主機能Ne／補助機能Fiとは？（理論編・飛ばしてOK）

タイプの特徴が分かったところで、ここからはMBTIの理論と共に「ENFPの仕組み」についてお伝えします。

理論が苦手な方は、このセクションを飛ばしてOKです。次の「人間関係のコツ」から読み進めてください。

MBTIの「主機能」と「補助機能」を理解する

まず、MBTIは以下のような”心の働き方”で構成されています。

さらに、それぞれが

• 外向きに働く（E）
• 内向きに働く（I）

ことによって性質が変わります。

なので、例えば同じ「直観（N）」でも

• 外向的直観（Ne）＝外の世界から可能性を見つける
• 内向的直観（Ni）＝内側で本質を見抜く

という違いが出てくるわけです。

その上で、MBTIではタイプごとに

• 主機能（メインで使う心のエンジン・その人らしさ）
• 補助機能（主機能の偏りを支えるサブエンジン）

があるとされています。

これらの「主機能」と「補助機能」を知ると、

• どんな場面で力を発揮しやすいか
• どんな職場で疲れやすいか
• ストレスの原因がどこにあるか

が、とても分かりやすくなります。

ENFPの主機能Ne／補助機能Fiが現場でどう出るか

ENFPの心の働きは、次の4つの機能で構成されます。

• 主機能：外向的直観（Ne）
• 補助機能：内向的感情（Fi）
• 第三機能：外向的思考（Te）
• 劣勢機能：内向的感覚（Si）

この中でも、とくに現場の行動やストレス傾向に影響するのが、主機能のNeと補助機能のFiです。

▶ 主機能：外向的直観（Ne）

＝「外の世界から可能性を見つけ、創造的に発想する」

ENFP看護師は、「こうしたらどうだろう?」「別の方法はないか?」と外の世界から刺激を受けて発想する力が非常に高いと言えます。

これは、看護現場で大きな強みになります。

Neは、「外の世界から刺激を受けて、可能性を探す」ような機能です。

そのため、特にリハビリ期や退院支援などの場面では大きく力を発揮します。

▶ Neのデメリット（＝疲れポイント）

強みとして働く一方で、Neは次のような疲れ方を生みます。

これはENFPの「弱点」ではなく、Neの活発さゆえに起きる自然な反応です。

▶ 補助機能：内向的感情（Fi）

＝「自分の内側で価値観を深め、それに従って生きる」

ENFPのFiは、「自分は何を大切にしたいか?」「これは自分にとって正しいか?」を内側で確認する力として現れます。

そのため、ENFPは外向的でありながら、深い価値観を持つタイプです。

ENFPのFiは、「自分の価値観に従って動く」だけでなく“相手の価値観も尊重する”力として現れることが多いです。

▶ Fiのデメリット（＝しんどさの正体）

Fiは深い機能ですが、ENFPが疲れやすい理由の多くはここにもあります。

外から見ると社交的に見えても、内側では深く考えているのがENFPの特徴です。

Ne × Fi がつくる ENFP看護師の”あるある傾向”

この2つの機能が組み合わさることで、ENFPには次のような行動傾向が推測されます。

• アイデアは浮かぶが、続かず中途半端になる
• ルーティンや単調な業務に耐えられない
• 手を広げすぎて、結局何も完成しない
• 人に合わせすぎて、自分を見失う
• 意味のある仕事には深くコミットできる

ENFPは「可能性の探求者」であり「価値観の守り手」。

それが強みにも、疲れやすさにもつながります。

↓MBTIの仕組みについては、こちらで詳しく解説しています。

関連記事MBTI認知機能とは？看護師が知るべき8つの機能と活かし方

2025.12.03

ENFP看護師が人間関係で疲れないためのコツ

続いて、ENFPの人間関係についても見ておきましょう。

ENFPは人との関わりが好きで、誰とでもすぐに打ち解けられるタイプです。

ただし、

• 人に合わせすぎて疲れてしまう
• 批判されると深く傷つく
• 他のタイプと価値観が合わず、ストレスを感じる

といった悩みを抱えやすいのも事実です。

ここでは、ENFP看護師が職場で人間関係を築く際のコツを、タイプ別にお伝えします。

① 似たタイプ（NF系）との関わり方

NF系＝ENFP、INFP、ENFJ、INFJ（直観×感情タイプ）

NF系の同僚とは、「患者さんにとって何が大切か?」という視点を共有しやすく、深い話ができる相手です。

NF系同士は共感しやすい反面、「理想論で終わってしまう」こともあります。

実行力のあるタイプ（SJ系やNT系）とも協力すると、さらにうまくいきます。

② ルールや効率を重視するタイプ（SJ系）との関わり方

SJ系＝ESTJ、ISTJ、ESFJ、ISFJ（感覚×判断タイプ）

SJ系は、「ルールを守る」「手順通りに進める」ことを重視するタイプです。

ENFPとは正反対の価値観を持っているため、衝突しやすい相手でもあります。

SJ系は、ENFPが苦手な「ルーティンをきちんとこなす」ことが得意です。

お互いの強みを活かせば、最強のチームになります。

③ 論理や効率を重視するタイプ（NT系）との関わり方

NT系＝ENTJ、INTJ、ENTP、INTP（直観×思考タイプ）

NT系は、「論理的に正しいか?」「効率的か?」を重視するタイプです。

ENFPとは「直観（N）」を共有しているため、アイデアを出し合うのは得意ですが、価値観の違いで衝突することもあります。

NT系は、ENFPが見落としがちな「論理的な視点」を補ってくれます。

お互いの違いを活かせば、強力なパートナーになります。

④ 今を楽しむタイプ（SP系）との関わり方

SP系＝ESTP、ISTP、ESFP、ISFP（感覚×知覚タイプ）

SP系は、「今この瞬間を楽しむ」「臨機応変に対応する」ことが得意なタイプです。

ENFPとは「柔軟性」を共有しているため、一緒にいて楽な相手です。

SP系は、ENFPが悩みすぎているときに「今を楽しもう！」と引き戻してくれる存在です。

⑤ 上司や医師との関わり方

ENFPは、「自分らしく働きたい」という価値観が強いため、上司や医師との関係で悩むことも多いです。

上司や医師との関係で大切なのは、「自分の価値観を押し付けない」ことです。

ENFPは「こうしたい！」という想いが強いため、相手の価値観を軽視してしまうことがあります。

⑥ 後輩との関わり方

ENFPは、「人を励ます」「可能性を見出す」ことが得意なため、後輩指導に向いています。

ENFPは、「明るくて話しやすい先輩」として、後輩から慕われやすいタイプです。

ただし、「基本をきちんと教える」ことも忘れないようにしましょう。

よくある質問（ENFP看護師のお悩みQ&A）

アイデアは浮かぶけど続かない…どうすればいい？

ENFPは可能性を探すからこそ、患者さんに希望を与えられるタイプです。続かないのは弱点ではなく、主機能Neゆえの自然な反応。「小さく試すこと」を目標にし、「形にすること」が得意な人（SJ系やNT系）と組むことで、アイデアを現実にできます。

ルーティンや単調な業務に耐えられず、心が疲れてしまいます

ENFPは変化と可能性を探すことでエネルギーを得るタイプです。ルーティンは「苦手」ではなく「エネルギーが出ない」が正しい表現。記録や書類作業は最小限にし、創造的なケアや患者さんとの関わりにエネルギーを注ぐことで、バランスを取れます。

もう限界です。転職を考えるべきでしょうか？

「自分の価値観に合っていない」「可能性を感じられない」と感じるなら、転職は選択肢の一つです。ENFPに向いているのは、創造的なケアが認められる環境（訪問看護、リハビリ、退院支援など）や変化を楽しめる職場（新規立ち上げ、多職種連携など）。ただし転職前に「自分の軸」を整理することが大切です。

🎯 ここまで読んだあなたへ

ENFPの特性を理解しただけでは、アイデアが続かず中途半端になる毎日は変わりません

診断結果を活かすには、エネルギーをコントロールする具体的な方法が必要です。4Aメソッドを使えば、手を広げすぎず、自分の軸で可能性を活かせるようになります。

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まとめ｜ENFP看護師として”可能性の探求者”の力を活かす

ENFPは、「飽きっぽくて続かないタイプ」ではありません。

正しくは、

“創造的な可能性で、患者さんに希望を与えるタイプ”

です。

ENFPの強み

• 患者さんに希望と可能性を伝える力
• 創造的なケアアイデアを次々生み出す
• チームを活性化し雰囲気を明るくする
• 変化や予想外の事態に柔軟に対応できる
• 人との繋がりを作り信頼関係を築く速さ

ENFPのつまずき

• アイデアは浮かぶが続かず中途半端になる
• ルーティンや単調な業務に耐えられない
• 手を広げすぎて何も完成しない
• 人に合わせすぎて自分を見失う
• 批判されるとすぐ落ち込む

大切なのは、あなたが最も力を発揮できる”環境”と、”自分との向き合い方”を選び直すこと。

ENFPの創造性・柔軟性・人を励ます力は、正しく使えば現場にとってかけがえのない強みになります。

ぜひ、ご自身の特性を理解し、可能性を活かしていってくださいね！

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ABOUT US

トモさん／岩下 知史

エグゼクティブコーチとして2,000時間以上のセッションを実施し、企業向け研修講師として1,000人以上をサポートしてきました。 才能診断と、思い込みを手放すコーチング、個人起業のマーケティング支援を行っています。